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side カンナ
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「馬車のことは、頼んで来たからな。
あ、金なら俺が出すから。
それと、これ…」
ジョナサンさんが差し出したのは、お酒の瓶。
「今日は、楽しく飲み明かそうぜ!
あ、食べるものも頼んで来たからな。」
ジョナサンさんは、お酒の瓶を開け、それをグラスに注いだ。
「俺達の出会いに乾杯!」
なんだかよくわからないけど…
とりあえず、私達はグラスを合わせた。
そのうち、料理も運ばれて来て…
私達は、少し早めの夕食を口にした。
アルバートさんたちはまだ帰ってないから、なんだか申し訳ない気もしつつ、せっかくの料理が冷めてしまうのももったいないから。
「そういえば、ジョナサンさんは、モルドへは何で?」
「えっ!?」
何気なく訊いたことだったんだけど、ジョナサンさんの顔が一瞬、強張ったような気がした。
「……俺は、単にファーリンドでの暮らしが退屈に思えたから。
モルドは、ファーリンドより治安が悪いとかなんとか聞いてたが、そういうのも刺激があって面白いかな?なんて思ってさ。」
「これでも、ここんとこ、だいぶ良くなったんだ。
以前は、こんなもんじゃなかった。
乗合馬車が、強盗に襲われる…なんてこともざらにあったからな。」
そうなんだ…私は城下町しか知らないから、治安が悪いなんて全然思わなかったけど、以前はけっこう危険なところだったんだね。
あ、金なら俺が出すから。
それと、これ…」
ジョナサンさんが差し出したのは、お酒の瓶。
「今日は、楽しく飲み明かそうぜ!
あ、食べるものも頼んで来たからな。」
ジョナサンさんは、お酒の瓶を開け、それをグラスに注いだ。
「俺達の出会いに乾杯!」
なんだかよくわからないけど…
とりあえず、私達はグラスを合わせた。
そのうち、料理も運ばれて来て…
私達は、少し早めの夕食を口にした。
アルバートさんたちはまだ帰ってないから、なんだか申し訳ない気もしつつ、せっかくの料理が冷めてしまうのももったいないから。
「そういえば、ジョナサンさんは、モルドへは何で?」
「えっ!?」
何気なく訊いたことだったんだけど、ジョナサンさんの顔が一瞬、強張ったような気がした。
「……俺は、単にファーリンドでの暮らしが退屈に思えたから。
モルドは、ファーリンドより治安が悪いとかなんとか聞いてたが、そういうのも刺激があって面白いかな?なんて思ってさ。」
「これでも、ここんとこ、だいぶ良くなったんだ。
以前は、こんなもんじゃなかった。
乗合馬車が、強盗に襲われる…なんてこともざらにあったからな。」
そうなんだ…私は城下町しか知らないから、治安が悪いなんて全然思わなかったけど、以前はけっこう危険なところだったんだね。
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