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キリーの店のチョコレート
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マリエはまるで吸い寄せられるように店に近付き、そのまま扉を押し開けた。
カランカラン
軽やかなドアベルがマリエを出迎えてくれた。
(……わぁ!なんだか、いろんなものがいっぱい。
ここって、何のお店なんだろう?)
さほど広くない店内には、壁にまで商品がディスプレイされている。
(あ…あれは……)
マリエの目を捉えたもの…それは、鮮やかなピンク色をしたハート型の箱に納められた一粒のチョコレートだった。
(季節柄ってことなのかな?
でも、たった1つだけ?
もっとたくさん売れば良いのに…
今の時期だったら売れるのにね。
ま、私には渡す相手もいないし関係ないけど…)
そうは思うものの、なぜだか妙にそのチョコレートのことが気にかかる。
(もしかしてこれって有名なパティシエの作ったチョコで非売品だったりするのかな?
だから、たった1つだけとか…
あ、それとも、この箱が値打ちのあるものだったりする?
いや、そんなことはないわ。
可愛いけど、ただの紙の箱だもん。
やっぱり、チョコよね!)
「そのチョコがお気に召しましたか?」
後ろから不意に声をかけられ、驚いたマリエがふりむくと、そこには背の高い男が微笑みながら立っていた。
「あ…!ごめんなさい。
そうじゃなくて…
あの…実は、私、ここのポイントカードを……」
マリエはあわててバッグの中からポイントカードを取り出すと、男の前に差し出した。
「ポイントが貯まったんですね!
どの商品とと交換なさいますか?」
「そうじゃないんです。
そのカードがいつのまにか私のお財布の中に入ってて…
多分、どこかで紛れ込んだんだと思うんですが…」
男はカードを見るとまたにっこりと微笑み、マリエの前にカードを差し出した。
「これはあなたのカードですよ。」
「でも、私、このお店に来たのは初めてだし…」
「このチョコレートはね…」
「え……?」
「とても人気があるんですよ。
入ってきてもすぐになくなってしまうんです。
お客さんは運が良いですね!」
「え…?」
そんな風に言われると、ますます気にはなってくる。
(でも、他の人のカードでポイント交換なんて…
あ……)
カランカラン
軽やかなドアベルがマリエを出迎えてくれた。
(……わぁ!なんだか、いろんなものがいっぱい。
ここって、何のお店なんだろう?)
さほど広くない店内には、壁にまで商品がディスプレイされている。
(あ…あれは……)
マリエの目を捉えたもの…それは、鮮やかなピンク色をしたハート型の箱に納められた一粒のチョコレートだった。
(季節柄ってことなのかな?
でも、たった1つだけ?
もっとたくさん売れば良いのに…
今の時期だったら売れるのにね。
ま、私には渡す相手もいないし関係ないけど…)
そうは思うものの、なぜだか妙にそのチョコレートのことが気にかかる。
(もしかしてこれって有名なパティシエの作ったチョコで非売品だったりするのかな?
だから、たった1つだけとか…
あ、それとも、この箱が値打ちのあるものだったりする?
いや、そんなことはないわ。
可愛いけど、ただの紙の箱だもん。
やっぱり、チョコよね!)
「そのチョコがお気に召しましたか?」
後ろから不意に声をかけられ、驚いたマリエがふりむくと、そこには背の高い男が微笑みながら立っていた。
「あ…!ごめんなさい。
そうじゃなくて…
あの…実は、私、ここのポイントカードを……」
マリエはあわててバッグの中からポイントカードを取り出すと、男の前に差し出した。
「ポイントが貯まったんですね!
どの商品とと交換なさいますか?」
「そうじゃないんです。
そのカードがいつのまにか私のお財布の中に入ってて…
多分、どこかで紛れ込んだんだと思うんですが…」
男はカードを見るとまたにっこりと微笑み、マリエの前にカードを差し出した。
「これはあなたのカードですよ。」
「でも、私、このお店に来たのは初めてだし…」
「このチョコレートはね…」
「え……?」
「とても人気があるんですよ。
入ってきてもすぐになくなってしまうんです。
お客さんは運が良いですね!」
「え…?」
そんな風に言われると、ますます気にはなってくる。
(でも、他の人のカードでポイント交換なんて…
あ……)
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