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キリーの店のチョコレート
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マリエは男がさっき口にした言葉を思い出していた。
「このカードはあなたのカードですよ。」
(つまり、それは、ポイントを無駄にしてはもったいないから、この際、カードをなくした人のふりをしてもらっちゃいなよ!ってこと?
店長には黙っとくから…ってことなのかな?
そんなことして、良いのかな?
でも、せっかくの好意だし…
うん、決めた!!もらっちゃおう!)
「あの…このチョコはなにか特別なチョコなんですか?」
「特別……どうでしょう?
これは『愛する人のチョコ』です。」
「愛する人…?」
(なに、それ…
彼氏がいない私に対するいやみ?
……でも、そんなの決められてるわけじゃないんだから。
別に私が食べたって良いんだもんね。)
「すみません…じゃ、これを下さい。」
「かしこまりました。
では、今すぐにお包みしますね。」
「いえ……あ、あ、そうですね。
お願いします。」
すぐに食べるのだから包装はいらないとマリエは思ったが、そんなことを言うと彼氏がいないことがバレてしまいそうな気がしたので、素直に包装してもらう事にした。
男は、ショーケースの中からチョコを取りだし、カウンターの奥へ持っていく。
しばらくするとそのチョコは綺麗にラッピングされて戻って来た。
「ありがとう!」
マリエはバッグにチョコをおさめると店を後にした。
(得しちゃった!
帰ったら、早速食べようっと!)
ミチルのおかげで最悪な日曜になったと思っていたが、思わぬ所で良いことがあった。
さっきまでの沈んだ気持ちが、少し明るいものに変わっているのをマリえは感じた。
家に戻ると、扉の前に見知らぬ男性が立っていた。
「あの…なにか…?」
「あ、もしかしたら藤本マリエさん?」
「え…私は藤木マリエですけど…」
「あ、本当だ…
実は、郵便が間違ってうちに届いてて…
あ、僕、藤本真人って言います。」
「そうだったんですか!
それはわざわざどうもありがとうございました。
でも、なんで…」
「住所が間違ってるみたい。
ここ、中本町でしょう?住所が本町になってる。」
「あ、本当!」
「それ以外はうちと同じ番地なんだね。
しかも、藤本と藤木じゃ、間違えるのも無理ないよね。」
「え!同じ番地なんですか?」
「このカードはあなたのカードですよ。」
(つまり、それは、ポイントを無駄にしてはもったいないから、この際、カードをなくした人のふりをしてもらっちゃいなよ!ってこと?
店長には黙っとくから…ってことなのかな?
そんなことして、良いのかな?
でも、せっかくの好意だし…
うん、決めた!!もらっちゃおう!)
「あの…このチョコはなにか特別なチョコなんですか?」
「特別……どうでしょう?
これは『愛する人のチョコ』です。」
「愛する人…?」
(なに、それ…
彼氏がいない私に対するいやみ?
……でも、そんなの決められてるわけじゃないんだから。
別に私が食べたって良いんだもんね。)
「すみません…じゃ、これを下さい。」
「かしこまりました。
では、今すぐにお包みしますね。」
「いえ……あ、あ、そうですね。
お願いします。」
すぐに食べるのだから包装はいらないとマリエは思ったが、そんなことを言うと彼氏がいないことがバレてしまいそうな気がしたので、素直に包装してもらう事にした。
男は、ショーケースの中からチョコを取りだし、カウンターの奥へ持っていく。
しばらくするとそのチョコは綺麗にラッピングされて戻って来た。
「ありがとう!」
マリエはバッグにチョコをおさめると店を後にした。
(得しちゃった!
帰ったら、早速食べようっと!)
ミチルのおかげで最悪な日曜になったと思っていたが、思わぬ所で良いことがあった。
さっきまでの沈んだ気持ちが、少し明るいものに変わっているのをマリえは感じた。
家に戻ると、扉の前に見知らぬ男性が立っていた。
「あの…なにか…?」
「あ、もしかしたら藤本マリエさん?」
「え…私は藤木マリエですけど…」
「あ、本当だ…
実は、郵便が間違ってうちに届いてて…
あ、僕、藤本真人って言います。」
「そうだったんですか!
それはわざわざどうもありがとうございました。
でも、なんで…」
「住所が間違ってるみたい。
ここ、中本町でしょう?住所が本町になってる。」
「あ、本当!」
「それ以外はうちと同じ番地なんだね。
しかも、藤本と藤木じゃ、間違えるのも無理ないよね。」
「え!同じ番地なんですか?」
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