ラッキーアイテムお題短編集1

ルカ(聖夜月ルカ)

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ボーダー柄のTシャツ(かに座)

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服が変わるだけでこんなに盛りあがれるなんて思ってもみなかった。
私達は、暗くなるまで靴やアクセサリーや髪飾りのことを話し合った。
それは、いつものゲームや小説の話よりももっと楽しい時間で、そのことが私には少し不思議なくらいだった。



私達が、おそろいの服を買うことになったのは、あさって行われる地元の花火大会のためだった。
別に私は行くつもりはなかったのだけど、この日、都会に出た同級生三人がお盆休みのためこっちに帰るから会わないかとのメールが届いたのだ。
その子達とは特に仲が良かったわけではないが、家は近所だし、一応、子供の頃から知ってるから、彼女達が都会に出てからもそれなりの付き合いはあった。



「確か、香苗達、昨年も帰って来たよね?
でも、会おうなんて言って来なかったし、帰ってたことさえずいぶん後になって知ったよね。
今年はなんでわざわざそんなこと言って来るんだろ?」

「さぁ…なんでか知らないけど…」

「ねぇ、ねぇ、もしかしたら、バリバリにおしゃれして来たりするんじゃない?
私達はまだ学生だからお金もないけど、香苗達は去年から働いてるからお金があるじゃない?
それに都会に行ったから、センスの良い服もたくさん売ってるだろうし。
そんなのを見せびらかしたいんじゃないかな?」

「そうかぁ…
私達を羨ましがらせようとしてるのかなぁ…
ま、どうせ適いっこないし、羨ましいもなにもないけどね。」

香苗達がとびきり美人ということではなかったが、体型では負けてるし、都会に住んでたら自然とセンスも良くなる。
私はそもそもファッションにも興味がないから、そういう勝ち負けにはあまり興味がなかった。



「なに言ってんのよ!私達だって大学の傍まで行けば、都会と変わらないような服が売ってるじゃない。
それに、たくさんは無理でもちょっとなら買えるよ。
香苗達がそのつもりなら、受けて立とうじゃないの!」

ヨシミもファッションには興味がないくせに、勝気な性格のせいか、意外な程に燃えていた。 
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