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side 香織
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「お、お邪魔します。」
入って来たのは、ご主人ではなく、意外にも翔君親子だった。
堤さんも翔君親子が来ることはご存じなかったらしく、驚かれたような顔をされていた。
「翔くーん」
小太郎ちゃんは両手を広げ、翔君の傍に駆け寄ってハグをする。
二人は本当に仲が良い。
「さてさて、ここをひっぱると~……」
夏美さんがテーブルの一部を引っ張ると、天板がスライドして四人掛けのテーブルが、その倍に広がった。
「じゃ、皆好きなとこに座って!
あ、私はここね。」
本心を言えば、翔君ママとは、あまり顔を合わせたくなかった。
最近は、翔君ママも私を避けているのか、お店の前を通らずに反対側の道を歩いて帰られることが多かった。
きっと、翔君ママも私と同じような気持ち何だと思う。
だけど、ここは堤さんのお宅だし、堤さんが誰を招かれようとそれは堤さんの自由なんだから、私がおかしな態度をとることは出来ない。
(気にしない、気にしない。)
私は自分にそう言い聞かせた。
テーブルいっぱいの料理をみんなでいただきながら、他愛ない会話が飛び交った。
「これを全部堤さんが……?すごいですね。」
「いえ、特に手の込んだものは作ってませんから……」
「それにしても、このゴーヤー、あんまり苦くないね。」
「わたの部分をしっかりとったら、そんなに苦くないよ。」
「ママ、ゴーヤーってゴーヤーマンがいつも食べてるやつだよね?」
「そうだよ。
ゴーヤーは栄養がいっぱいあるから、たくさん食べたらゴーヤーマンみたいに強くなれるよ。」
「じゃあ、僕、食べる!!」
大きな口を開けてゴーヤーを食べた小太郎ちゃんの顔がみるみるしかめっ面に変わっていって、泣きそうな顔になりながらも、小太郎ちゃんはそれを食べきった。
本当に可愛らしい。
おいしいお料理を食べて、皆でしゃべったり笑ったりしているうちに、ふと気が付けば翔君ママのこともあまり気にならないようになっていた。
入って来たのは、ご主人ではなく、意外にも翔君親子だった。
堤さんも翔君親子が来ることはご存じなかったらしく、驚かれたような顔をされていた。
「翔くーん」
小太郎ちゃんは両手を広げ、翔君の傍に駆け寄ってハグをする。
二人は本当に仲が良い。
「さてさて、ここをひっぱると~……」
夏美さんがテーブルの一部を引っ張ると、天板がスライドして四人掛けのテーブルが、その倍に広がった。
「じゃ、皆好きなとこに座って!
あ、私はここね。」
本心を言えば、翔君ママとは、あまり顔を合わせたくなかった。
最近は、翔君ママも私を避けているのか、お店の前を通らずに反対側の道を歩いて帰られることが多かった。
きっと、翔君ママも私と同じような気持ち何だと思う。
だけど、ここは堤さんのお宅だし、堤さんが誰を招かれようとそれは堤さんの自由なんだから、私がおかしな態度をとることは出来ない。
(気にしない、気にしない。)
私は自分にそう言い聞かせた。
テーブルいっぱいの料理をみんなでいただきながら、他愛ない会話が飛び交った。
「これを全部堤さんが……?すごいですね。」
「いえ、特に手の込んだものは作ってませんから……」
「それにしても、このゴーヤー、あんまり苦くないね。」
「わたの部分をしっかりとったら、そんなに苦くないよ。」
「ママ、ゴーヤーってゴーヤーマンがいつも食べてるやつだよね?」
「そうだよ。
ゴーヤーは栄養がいっぱいあるから、たくさん食べたらゴーヤーマンみたいに強くなれるよ。」
「じゃあ、僕、食べる!!」
大きな口を開けてゴーヤーを食べた小太郎ちゃんの顔がみるみるしかめっ面に変わっていって、泣きそうな顔になりながらも、小太郎ちゃんはそれを食べきった。
本当に可愛らしい。
おいしいお料理を食べて、皆でしゃべったり笑ったりしているうちに、ふと気が付けば翔君ママのこともあまり気にならないようになっていた。
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