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048. 追走劇
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「どうかしたのか?」
「……なんでもないよ。
さぁ、早く行こう…」
ジェシカとクリントは道具屋で緑色の宝石を売った。
宝石はとても上質のものらしく、思っていた以上の値で引き取られた。
「すごいじゃないか!
あれ1個でこんな高値になるとはなぁ…
あんたはやっぱり俺にとって最高のパートナーだ!」
「……最高のパートナーねぇ…」
「なんだよ、さっきからなんかおかしいぞ。
何かあったのか?」
「何もないよ。
ただ、ちょっと二日酔いなだけさ。
そういや、朝からまだ何も食べてなかったね。
宿で何か食べようよ。」
「そうだな。」
宿に戻った二人は、のんびりと昼食を採った。
「なぁ、今度はどこに行く?」
「そうだねぇ…特にあてはないんだけど、どうしようか?」
「俺も今はこれと言って、ネタはないんだよなぁ…」
そんな会話をしていると、宿の主人が二人に熱いコーヒーを運んで来た。
「あ、親父さん、このあたりでお宝の話を聞いたことはないかい?」
「お宝かい?
それならこの近くにあるにはあるんだが、誰も手掛かりさえみつけだしちゃいないから、ガセネタかもしれないけどね。」
「それはどんな話なんだい?
教えておくれよ!」
「この近くの山に虹の宝が埋まってるって話なんだ。
なんでも、虹をそのまま宝石にしたような7色の宝石が…」
「親父さん、それならもうないよ。」
ジェシカはにこりと微笑んだ。
「もうない?なんでそんなことがわかるんだい?」
「だって、そのお宝は昨日私達が掘り出したからね!」
「ま、まさか…!」
「本当さ!」
ジェシカは、懐から3つの宝石をとリ出して見せた。
「これが、虹の宝石…?」
「そうさ、あと3つはこの人が持ってる。
緑のはついさっき道具屋に売って来たよ。」
そう言って微笑むジェシカの前でクリントが苦々しい顔をしていることに、ジェシカは気付いていなかった。
「虹の宝石が本当にあったとは驚きだ!
しかし、すでにみつかったとなるとアーロンさんはがっかりするだろうなぁ…」
「誰なんだい?そのアーロンっていうのは…」
「長い間、虹の宝石を探してる人さ。
なんでも、その宝石は元はといえばアーロンさんの家の物で、盗まれたんだと。
で、最初はアーロンさんの親父さんが探していたが見つけられないまま死んでしまったらしく、アーロンさんはそのあとを継いだってことらしいんだ。」
「へぇ…そんな人がいたのか…」
その時、宿のカウンターの方に大きな声が響いた。
「……なんでもないよ。
さぁ、早く行こう…」
ジェシカとクリントは道具屋で緑色の宝石を売った。
宝石はとても上質のものらしく、思っていた以上の値で引き取られた。
「すごいじゃないか!
あれ1個でこんな高値になるとはなぁ…
あんたはやっぱり俺にとって最高のパートナーだ!」
「……最高のパートナーねぇ…」
「なんだよ、さっきからなんかおかしいぞ。
何かあったのか?」
「何もないよ。
ただ、ちょっと二日酔いなだけさ。
そういや、朝からまだ何も食べてなかったね。
宿で何か食べようよ。」
「そうだな。」
宿に戻った二人は、のんびりと昼食を採った。
「なぁ、今度はどこに行く?」
「そうだねぇ…特にあてはないんだけど、どうしようか?」
「俺も今はこれと言って、ネタはないんだよなぁ…」
そんな会話をしていると、宿の主人が二人に熱いコーヒーを運んで来た。
「あ、親父さん、このあたりでお宝の話を聞いたことはないかい?」
「お宝かい?
それならこの近くにあるにはあるんだが、誰も手掛かりさえみつけだしちゃいないから、ガセネタかもしれないけどね。」
「それはどんな話なんだい?
教えておくれよ!」
「この近くの山に虹の宝が埋まってるって話なんだ。
なんでも、虹をそのまま宝石にしたような7色の宝石が…」
「親父さん、それならもうないよ。」
ジェシカはにこりと微笑んだ。
「もうない?なんでそんなことがわかるんだい?」
「だって、そのお宝は昨日私達が掘り出したからね!」
「ま、まさか…!」
「本当さ!」
ジェシカは、懐から3つの宝石をとリ出して見せた。
「これが、虹の宝石…?」
「そうさ、あと3つはこの人が持ってる。
緑のはついさっき道具屋に売って来たよ。」
そう言って微笑むジェシカの前でクリントが苦々しい顔をしていることに、ジェシカは気付いていなかった。
「虹の宝石が本当にあったとは驚きだ!
しかし、すでにみつかったとなるとアーロンさんはがっかりするだろうなぁ…」
「誰なんだい?そのアーロンっていうのは…」
「長い間、虹の宝石を探してる人さ。
なんでも、その宝石は元はといえばアーロンさんの家の物で、盗まれたんだと。
で、最初はアーロンさんの親父さんが探していたが見つけられないまま死んでしまったらしく、アーロンさんはそのあとを継いだってことらしいんだ。」
「へぇ…そんな人がいたのか…」
その時、宿のカウンターの方に大きな声が響いた。
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