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075. 仮面
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ある日、ふと立ち寄ったキリーの店でマークはこの仮面をみつけた。
「違う自分になれる仮面」
そこにはそう書いてあった。
そんなものがこの世にあるわけがない。
あったら誰も苦労はしない…
そう思いながら、心の奥ではその仮面にとても気をひかれていた。
(もしも、本当に違う自分になれたら…)
そう考えるとすぐにでもほしいという気持ちになったが、それは売り物ではなくポイントでのみ交換出来る景品だとわかった。
とりあえず、店に置いてあったポイントカードを持ってきた。
しかし、どうやったらポイントがたまるのかはわからない…
説明らしきものもどこにも書いていない。
店で聞けば良かったのだが、つい、いつもの癖で聞かなかった。
そのうちに、ポイントカードのことも仮面のことも頭から離れていたのだが、数日前に、仮面と交換出来るだけのポイントがたまっていたことに気付き、マークは店に向かったのだ。
一体いつの間にスタンプが押されたのかもわからないが、そんなことはどうでも良い。
とにかくこれがあればあの仮面がもらえるのだから…
実は仮面の使い方は知らなかった。
でも、知らないというと店の者と話をすることになると思い、それが面倒で知っていると言ってしまったのだ。
しかし、幸いにも、使い方を記した紙が仮面の箱に同梱してあった。
「鏡の前でなりたい自分をなるべく詳細にイメージして顔に装着して下さい。」
はずす時は、鏡の前で両手を使ってそっとはずしてください。」
(たったこれだけ…?)
仮面をかぶったままで外出しろと言うことか?
こんな派手な仮面を…
……やっぱり騙された…
最初からわかっていたこととはいえ、マークはすっかり騙された気分になってイライラし、ベッドに潜り込んだ。
仮面は箱に入れたまま捨て置かれ、それからはいつの間にか仮面のことは忘れてしまっていた。
「違う自分になれる仮面」
そこにはそう書いてあった。
そんなものがこの世にあるわけがない。
あったら誰も苦労はしない…
そう思いながら、心の奥ではその仮面にとても気をひかれていた。
(もしも、本当に違う自分になれたら…)
そう考えるとすぐにでもほしいという気持ちになったが、それは売り物ではなくポイントでのみ交換出来る景品だとわかった。
とりあえず、店に置いてあったポイントカードを持ってきた。
しかし、どうやったらポイントがたまるのかはわからない…
説明らしきものもどこにも書いていない。
店で聞けば良かったのだが、つい、いつもの癖で聞かなかった。
そのうちに、ポイントカードのことも仮面のことも頭から離れていたのだが、数日前に、仮面と交換出来るだけのポイントがたまっていたことに気付き、マークは店に向かったのだ。
一体いつの間にスタンプが押されたのかもわからないが、そんなことはどうでも良い。
とにかくこれがあればあの仮面がもらえるのだから…
実は仮面の使い方は知らなかった。
でも、知らないというと店の者と話をすることになると思い、それが面倒で知っていると言ってしまったのだ。
しかし、幸いにも、使い方を記した紙が仮面の箱に同梱してあった。
「鏡の前でなりたい自分をなるべく詳細にイメージして顔に装着して下さい。」
はずす時は、鏡の前で両手を使ってそっとはずしてください。」
(たったこれだけ…?)
仮面をかぶったままで外出しろと言うことか?
こんな派手な仮面を…
……やっぱり騙された…
最初からわかっていたこととはいえ、マークはすっかり騙された気分になってイライラし、ベッドに潜り込んだ。
仮面は箱に入れたまま捨て置かれ、それからはいつの間にか仮面のことは忘れてしまっていた。
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