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077. 破れた地図
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と、いうことは、小人が村を出た時をみつける方が良いのか?
でも、俺はいまだ1度しか出会ってはいないし、小人に出会ったことがある者自体多くはない。
そう考えると、小人の村を探すのと小人自体を探すのとではどちらが大変かなんてわからなくなってくる。
結局は、どっちも相当難しいってことだな。
薪拾いときのこ狩りの手伝いは一週間程やらせてもらった。
よく働いたという事で少し多めに金をもらえた。
次の日、俺はすぐに隣町には行かず山の奥の方まで足を伸ばした。
そのあたりにはめったに人が行かないとわかっていたから、きのこがたくさんあるはずだ。
それを採って、隣の村でちょっと小遣い稼ぎをしようと思ったんだ。
一週間働いた報酬は持ってはいたが、お金はいくらあっても邪魔にはならないからな。
思った通り、きのこはたくさん採れた。
さぁ、そろそろ戻ろうか…と、思った時、そこで俺は一軒の店をみつけた。
こんな山奥で店なんか開いてお客なんて来るんだろうか?
不自然さに気をひかれて俺はその店に入ってみることにした。
「いらっしゃい」
声をかけたきたのは、穏やかな笑顔を浮かべた老人だった。
店の中も特別おかしな所はない。
「こんな所に店があるなんて驚いたよ。
ここは何を売ってる店なんだ?」
「ここは道具屋ですよ。」
「道具屋?
どんなものがあるんだ?」
「どんなものをお探しですかな?」
「えっ?」
そんなことを聞かれるなんて思わなかった。
俺は少し考えてから、不意に思いついた事を言ってみた。
「そうだな。
小人の村の場所が描かれた地図なんてあったら、買うよ。」
「あぁ、ありますよ。」
老人は事も無げにさらりと答えた。
「まさか!そんなものがあるはずがない!」
「嘘ではありません。
本当にありますがお買い上げになりますか?」
「えっ?!」
俺は焦った。
そんなこと信じられるわけないけど、でも、もしも本当だったら…
こんな誰も来ないような山奥で店を開いてること自体、かなり胡散臭いのだけど、それが逆に普通の店とは違う何かがあっても不思議じゃないようなおかしな感覚を感じさせる。
どうしよう?
買うべきか、買わざるべきか?!
「…その地図は、間違いなく本物なんだな?
もし、偽物だったらどうするんだ?」
でも、俺はいまだ1度しか出会ってはいないし、小人に出会ったことがある者自体多くはない。
そう考えると、小人の村を探すのと小人自体を探すのとではどちらが大変かなんてわからなくなってくる。
結局は、どっちも相当難しいってことだな。
薪拾いときのこ狩りの手伝いは一週間程やらせてもらった。
よく働いたという事で少し多めに金をもらえた。
次の日、俺はすぐに隣町には行かず山の奥の方まで足を伸ばした。
そのあたりにはめったに人が行かないとわかっていたから、きのこがたくさんあるはずだ。
それを採って、隣の村でちょっと小遣い稼ぎをしようと思ったんだ。
一週間働いた報酬は持ってはいたが、お金はいくらあっても邪魔にはならないからな。
思った通り、きのこはたくさん採れた。
さぁ、そろそろ戻ろうか…と、思った時、そこで俺は一軒の店をみつけた。
こんな山奥で店なんか開いてお客なんて来るんだろうか?
不自然さに気をひかれて俺はその店に入ってみることにした。
「いらっしゃい」
声をかけたきたのは、穏やかな笑顔を浮かべた老人だった。
店の中も特別おかしな所はない。
「こんな所に店があるなんて驚いたよ。
ここは何を売ってる店なんだ?」
「ここは道具屋ですよ。」
「道具屋?
どんなものがあるんだ?」
「どんなものをお探しですかな?」
「えっ?」
そんなことを聞かれるなんて思わなかった。
俺は少し考えてから、不意に思いついた事を言ってみた。
「そうだな。
小人の村の場所が描かれた地図なんてあったら、買うよ。」
「あぁ、ありますよ。」
老人は事も無げにさらりと答えた。
「まさか!そんなものがあるはずがない!」
「嘘ではありません。
本当にありますがお買い上げになりますか?」
「えっ?!」
俺は焦った。
そんなこと信じられるわけないけど、でも、もしも本当だったら…
こんな誰も来ないような山奥で店を開いてること自体、かなり胡散臭いのだけど、それが逆に普通の店とは違う何かがあっても不思議じゃないようなおかしな感覚を感じさせる。
どうしよう?
買うべきか、買わざるべきか?!
「…その地図は、間違いなく本物なんだな?
もし、偽物だったらどうするんだ?」
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