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璃愛とエミリー
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「次のライブはうちからちょっと遠いけど…望結ん家にお泊りっていうのは無理なんだよね?」
「う、うん…ごめんね…」
さゆみと知り合ったばかりの頃、家に遊びに行きたいって言われたことがあった。
その時はまだ瑠威はいなかったけど、ママがちょっと偏屈で、人を家にあげるのを嫌うからって言って断った。
そんなのは全くの嘘。
ママは別に人を呼ぶのは嫌いじゃないけど、私がいやなだけ。
昔から、うちに来た友達は決まって、私とママが似てないって言った。
おしゃれで若くて美人のママ…これといった特徴もなければ、雰囲気も地味で美人とは程遠い私…
そんなことはわかってるけど、みんながそういうから、半ばトラウマみたいになっちゃって、だんだんママを見られるのがいやになった。
だから、家にも友達を呼ばないし、お泊りなんてとんでもない。
でも、それが結果的には良かったんだけど。
今まで平気で呼んでたら、突然呼ばなくなったら、さゆみもおかしいって思うだろうし、かといって、瑠威が一緒に住んでるなんて言えるはずもないもん。
「う、うん…ごめんね…」
さゆみと知り合ったばかりの頃、家に遊びに行きたいって言われたことがあった。
その時はまだ瑠威はいなかったけど、ママがちょっと偏屈で、人を家にあげるのを嫌うからって言って断った。
そんなのは全くの嘘。
ママは別に人を呼ぶのは嫌いじゃないけど、私がいやなだけ。
昔から、うちに来た友達は決まって、私とママが似てないって言った。
おしゃれで若くて美人のママ…これといった特徴もなければ、雰囲気も地味で美人とは程遠い私…
そんなことはわかってるけど、みんながそういうから、半ばトラウマみたいになっちゃって、だんだんママを見られるのがいやになった。
だから、家にも友達を呼ばないし、お泊りなんてとんでもない。
でも、それが結果的には良かったんだけど。
今まで平気で呼んでたら、突然呼ばなくなったら、さゆみもおかしいって思うだろうし、かといって、瑠威が一緒に住んでるなんて言えるはずもないもん。
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