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side 瑠威
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もしかしたら…俺が、親に紹介しないのは、かおりが年上で大きな子供までいるからだって思ってないだろうか?
気にはなるけど、そういうことをわざわざ聞くと、余計におかしな具合になりそうな気もする。
「かおり…滅多にあることじゃないんだし、一応、それなりの式はしないか?
一生の記念だぜ。
そういうとこは今から押さえとかないと…今からでも遅いくらいだけど、とにかく予約しとかないと取れないし…」
「瑠威…ごめんなさい。
私、今日は疲れてるの…
その話はまたにしましょう…」
かおりは、そう言って俺から離れて行った。
話し合う気はまるでなさそうだ。
本当に疲れているのかもしれない。
かおりはこのところ、ずっと忙しそうだったから。
気にはかかるが、まぁ、数日遅れるくらい大丈夫だろう。
「……わかったよ。
じゃあ、また今度な。」
俺はあきらめの良いふりをした。
「かおり、今夜は早めに寝た方が良いな。」
「うん…そうするわ。」
かおりは鏡台の前に座って、髪をとかし始めた。
気にはなるけど、そういうことをわざわざ聞くと、余計におかしな具合になりそうな気もする。
「かおり…滅多にあることじゃないんだし、一応、それなりの式はしないか?
一生の記念だぜ。
そういうとこは今から押さえとかないと…今からでも遅いくらいだけど、とにかく予約しとかないと取れないし…」
「瑠威…ごめんなさい。
私、今日は疲れてるの…
その話はまたにしましょう…」
かおりは、そう言って俺から離れて行った。
話し合う気はまるでなさそうだ。
本当に疲れているのかもしれない。
かおりはこのところ、ずっと忙しそうだったから。
気にはかかるが、まぁ、数日遅れるくらい大丈夫だろう。
「……わかったよ。
じゃあ、また今度な。」
俺はあきらめの良いふりをした。
「かおり、今夜は早めに寝た方が良いな。」
「うん…そうするわ。」
かおりは鏡台の前に座って、髪をとかし始めた。
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