お題小説2

ルカ(聖夜月ルカ)

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048 : 数珠つなぎ

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 「お帰り。
……それにしてもすごい荷物だな。」

 「俺もこんなにあるとは思ってなかったよ。
でも、考えてみりゃ、当然だ。
 町を離れた者もそれなりにいるが、それでもまだここには大勢の人間が住んでるんだからな。
 皆も忙しいし、買い物に行けない者も多いんだから。」

 「確かにその通りだが……
大変だっただろう?」

 「あぁ、買い出しなんてたいしたことないと思ってたが、片付けと変わらないくらいきついぜ。
あ、そんなことはともかく、ガラスは頼んで来た。
 早速、向かってくれるそうだ。」

 「そうか…それは良かった。」



リンゼイの屋敷のガラスの問題はこれで解決した。
まさかこんなことになっているとは考えていないだろうから、ガラスが遅いことを不審がっているかもしれないが、あと数日の辛抱だ。



 「先生達もきっとここに来てくれるよな?」

 「あぁ、ビルさんが事情を話してくれるだろうし、そうすれば私達がここにいることに気付いてくれるだろう。
もうじき着くんじゃないか?」

 「……かもしれないな。
ところで、俺、しばらくは買い出しの方を手伝うことにしたからな。
 今日はディヴィッドさんと一緒に行って来たんだが、あの人、ここ数日の買い出しで腰を痛めてるのに、我慢してるんだ。
だから、ジャックにでも代わってもらうように話すつもりだ。
やっぱりこういうことは、実際にやってみないとわからないんだな。
 俺もそうだが、やってみないと本当のきつさがわからない。
だから、ちょっと年配の人達にやらせてたんだな。」

そう言うと、リュックは疲れを振り払うかのようにゆっくりと肩を回す。



 「そうか、君も無理しないようにな。
 片付けが終わったら、今度は店を建てる作業が待ってる。
そうなればまた頑張らなきゃいけないんだから……
君のことだ。
もちろん、そういうこともやるつもりなんだろう?」

 「……まぁな。」

 彼の屈託のない笑顔に、私は思わず苦笑した。
 聞くまでもないことだ。
 彼がそんな仕事をほっぽり出したまま、先に進むはずがない。



こんなことをしていたら、旅が終わるのに何年かかるかわからない。
そもそも、どこでこの旅を「終わり」とするのかもわからないのだが……
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