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001.星の砂
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「あ~、良いんだ、そんなもん、片付けなくて…」
「あんまりひどいから見てられなかっただけさ。
あんた、まだ良い人はいないのかい?」
「いたら、こんなことにはなってないさ。」
「そりゃ、そうだね。」
二人は、ジャンの煎れたお茶を飲みながら、お互いの近況について話し始めた。
ジネットとの出会い、そして魔石のこと、ジネットの死、レヴの結婚…
しゃべっているのはサリーの方ばかりで、ジャンはすっかり聞き役だった。
「そうか…
いろいろと大変だったんだな。」
「大変か…そうだね。
周りから見たらそうなのかもしれないね。
確かに、辛い事もいっぱいあったけど、あたしにとってはどれも宝物みたいな思い出なんだ。」
「わかるような気がするよ…
レヴさん達と一緒に旅してた間は、生きてるって実感があったんだろ…?」
「わかるかい?!」
「あぁ…
なんとなくだけど、俺にはあんたの気持ちがわかるような気がするよ…」
「ジャン…」
金には不自由はなくとも、両親が殺されたことでジャンは心に大きな傷を負ったまま、ここまで一人で生きてきたのかもしれない。
買い物をすることで、心の隙間を埋めながら、自分の寂しさを紛らわせてきたのではないか…
ジャンの寂しげな表情を見ながら、サリーはふとそんなことを考えていた。
「…腹が減って来たな。
でも、ここには何もない。
困ったな。」
「あたし、缶詰を持ってるから、それを食べようよ!」
二人は豆の缶詰を食べながら、話を続ける。
「で、あんたは、これからどうするんだ?」
「昔馴染みのピエールと一緒に暮らそうと思ってるんだ。」
「…なんだ、良い人がいるのか…それじゃあ、心配ないな。」
「良い人?」
サリーは大きな声で笑い出した。
「なんだよ、俺、なんかおかしなこと言ったか?」
「だって、ピエールは元気とは言え立派な爺さんだよ。
昔から、あたしのことを孫みたいに可愛がってくれてた人なんだ。
雑貨屋みたいなものをやってるんだけど、いいかげん年だからね。
いつ、病気になるかもわからないし、実をいうと心配なんだ。」
「そうだったのか…
でも、あのレヴさんが結婚したとはな…
……本当は寂しいんだろ…?」
「なんでだよ。
これであたしはレヴのことを心配しなくて済むし、せいせいしてるくらいだよ。」
「無理すんなよ。」
「あたしは無理なんてしてないさ!
あたしのことをよく知りもしないで、わかったようなこと言わないでおくれ!」
「あんまりひどいから見てられなかっただけさ。
あんた、まだ良い人はいないのかい?」
「いたら、こんなことにはなってないさ。」
「そりゃ、そうだね。」
二人は、ジャンの煎れたお茶を飲みながら、お互いの近況について話し始めた。
ジネットとの出会い、そして魔石のこと、ジネットの死、レヴの結婚…
しゃべっているのはサリーの方ばかりで、ジャンはすっかり聞き役だった。
「そうか…
いろいろと大変だったんだな。」
「大変か…そうだね。
周りから見たらそうなのかもしれないね。
確かに、辛い事もいっぱいあったけど、あたしにとってはどれも宝物みたいな思い出なんだ。」
「わかるような気がするよ…
レヴさん達と一緒に旅してた間は、生きてるって実感があったんだろ…?」
「わかるかい?!」
「あぁ…
なんとなくだけど、俺にはあんたの気持ちがわかるような気がするよ…」
「ジャン…」
金には不自由はなくとも、両親が殺されたことでジャンは心に大きな傷を負ったまま、ここまで一人で生きてきたのかもしれない。
買い物をすることで、心の隙間を埋めながら、自分の寂しさを紛らわせてきたのではないか…
ジャンの寂しげな表情を見ながら、サリーはふとそんなことを考えていた。
「…腹が減って来たな。
でも、ここには何もない。
困ったな。」
「あたし、缶詰を持ってるから、それを食べようよ!」
二人は豆の缶詰を食べながら、話を続ける。
「で、あんたは、これからどうするんだ?」
「昔馴染みのピエールと一緒に暮らそうと思ってるんだ。」
「…なんだ、良い人がいるのか…それじゃあ、心配ないな。」
「良い人?」
サリーは大きな声で笑い出した。
「なんだよ、俺、なんかおかしなこと言ったか?」
「だって、ピエールは元気とは言え立派な爺さんだよ。
昔から、あたしのことを孫みたいに可愛がってくれてた人なんだ。
雑貨屋みたいなものをやってるんだけど、いいかげん年だからね。
いつ、病気になるかもわからないし、実をいうと心配なんだ。」
「そうだったのか…
でも、あのレヴさんが結婚したとはな…
……本当は寂しいんだろ…?」
「なんでだよ。
これであたしはレヴのことを心配しなくて済むし、せいせいしてるくらいだよ。」
「無理すんなよ。」
「あたしは無理なんてしてないさ!
あたしのことをよく知りもしないで、わかったようなこと言わないでおくれ!」
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