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014.賢者の石
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「町の者が言ってた鉱山はここだな。
さて、今日も頑張って掘るぞ~!」
いつものようにふらりと立ち寄った町で鉱山の噂を聞いたジュリアンは、早速、次の日、町の近くの鉱山に向かった。
「おや…先客がいるようだな。」
鉱山の奥から土を掘る音が聞こえる。
ジュリアンは、音のする方へ歩いて行った。
「よぉ!
早くから精が出るな!」
ジュリアンの声に手を止めて振り向いたその顔はまだどこかあどけなさの残る青年だった。
顔からは玉のような汗が吹き出している。
「もしかしたらあなたも賢者の石を探しに来られたんですか?」
「賢者の…石?
何なんだ、そりゃあ?」
「町に伝わる伝説の石ですよ。
休憩がてら少しご説明致しましょうか。」
首に巻いた手拭で汗を拭きながら、青年は近くに腰を降ろした。
ジュリアンもそれに倣って、青年の傍に座った。
「……なるほどな。
それで、あんたはその賢者の石を探してるってわけなのか。」
青年はガエタンと言う名で二十歳だということだった。
ガエタンは、元々、このあたりの出身らしいが、医学の勉強のために数年前から遠くの町で暮らしているらしい。
もうじき、医師としての資格を取るための試験があり、なんとしてもそれにパスしたいと考えたガエタンは、幼い頃に聞いた伝説の「賢者の石」のことを思い出し、それを掘りに来ているということだった。
「馬鹿馬鹿しいとお思いでしょう?
そんなものにすがるなんて…
でも、僕は出来る事はすべてやっておきたいんです。
勉強には自信はあるんです。
自分でいうのもなんですが、僕は人一倍勉強して来ました。
うちは本当は学校に行ける程、裕福ではないんです。
しかし、両親が血の滲むような努力をして僕の学費を工面してくれました。
だから、僕はその恩に報いるためにも、眠る時間も惜しんで勉強しました。
でも、それでもどこか安心出来なくて…
そんな時、思い出したんです。
『賢者の石』のことを…」
「で、その石はどういう石なんだ?」
「それが……
実は、僕も詳しいことはよく知らないんです。」
「なんだってぇ?」
ジュリアンは呆れ顔で、ガエタンをみつめた。
さて、今日も頑張って掘るぞ~!」
いつものようにふらりと立ち寄った町で鉱山の噂を聞いたジュリアンは、早速、次の日、町の近くの鉱山に向かった。
「おや…先客がいるようだな。」
鉱山の奥から土を掘る音が聞こえる。
ジュリアンは、音のする方へ歩いて行った。
「よぉ!
早くから精が出るな!」
ジュリアンの声に手を止めて振り向いたその顔はまだどこかあどけなさの残る青年だった。
顔からは玉のような汗が吹き出している。
「もしかしたらあなたも賢者の石を探しに来られたんですか?」
「賢者の…石?
何なんだ、そりゃあ?」
「町に伝わる伝説の石ですよ。
休憩がてら少しご説明致しましょうか。」
首に巻いた手拭で汗を拭きながら、青年は近くに腰を降ろした。
ジュリアンもそれに倣って、青年の傍に座った。
「……なるほどな。
それで、あんたはその賢者の石を探してるってわけなのか。」
青年はガエタンと言う名で二十歳だということだった。
ガエタンは、元々、このあたりの出身らしいが、医学の勉強のために数年前から遠くの町で暮らしているらしい。
もうじき、医師としての資格を取るための試験があり、なんとしてもそれにパスしたいと考えたガエタンは、幼い頃に聞いた伝説の「賢者の石」のことを思い出し、それを掘りに来ているということだった。
「馬鹿馬鹿しいとお思いでしょう?
そんなものにすがるなんて…
でも、僕は出来る事はすべてやっておきたいんです。
勉強には自信はあるんです。
自分でいうのもなんですが、僕は人一倍勉強して来ました。
うちは本当は学校に行ける程、裕福ではないんです。
しかし、両親が血の滲むような努力をして僕の学費を工面してくれました。
だから、僕はその恩に報いるためにも、眠る時間も惜しんで勉強しました。
でも、それでもどこか安心出来なくて…
そんな時、思い出したんです。
『賢者の石』のことを…」
「で、その石はどういう石なんだ?」
「それが……
実は、僕も詳しいことはよく知らないんです。」
「なんだってぇ?」
ジュリアンは呆れ顔で、ガエタンをみつめた。
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