企画novel

ルカ(聖夜月ルカ)

文字の大きさ
7 / 29
02 強大な力の使い道

しおりを挟む
私達、天使の仕事にもいろいろありますが、私は人間が好きなのでついつい人間と関わる仕事に精を出してしまいます。
人間と関わるとはいえ、ほとんどの人間には私達の姿は見えませんし、存在すら信じてない人間も多いですから、人間達は天使と関わっていることに気付いていない場合も多いのです。
いえ、それが大半です。
私達は普段から受け持ちの人間のことをずっと護っているのですが、そんなことに気付く人間はほとんどいないのです。
気付いていないのですから、どんなに頑張ってもお礼の一言ももらえないのですが、それでも、人間を護れた時には、私達は言い様のない幸せを感じます。
護る仕事以外に、人間の願望を叶えるお手伝いの仕事もあります。
私達の力を持ってすれば、願望を叶える事は容易いのですが、それをやってしまうとその人間のためにはなりません。
なんでも簡単に叶えてしまうと、人間は努力することを忘れてしまいますから。
そうなると、その人間の成長にとっては良くない結果を招いてしまいます。
ですから、あくまでも私達はその手助け…という所で留めておかねばならないのです。
たとえば、夢に向かって毎日一生懸命に頑張ってる人間がいたとします。
でも、日々の生活もしていかなくてはならない…夢に向かっての努力も…と、いうことで、無理をしすぎて身体を壊してしまうという未来が見えたとします。
そういう人間には、短い時間で良いお給料のもらえる仕事とめぐりあわせたり、健康面のことを気遣ってくれる人との出会いをセッティングします。
直接的ではなく、その人間にとって良い環境作りを考えるわけです。
他には、人間の夢に出ていく場合もあります。
私はその仕事がけっこう好きで、あんまり出ていきすぎだと神様に叱られてしまった程です。
たとえば、悩みを抱えた人間や心が傷付いてどうしようもない人間の夢の中に、飛んでいきます。
もちろん、私は天使だ…なんてことは言わず、その人間が知っている人の姿になって、その人間と話したり励ましたりするのです。
まぁ、目が覚めた途端にその夢の内容を忘れてしまう人間も多いのですが、それでも、その人間の魂はその夢を覚えていて、少しずつ元気になってくれたりもするのです。
何にしても気付かれないことが多いのですが、それでも、とてもやりがいがあって、私はそんな天使の仕事がとても好きなのです。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

愛しているなら拘束してほしい

守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

慈愛と復讐の間

レクフル
ファンタジー
 とある国に二人の赤子が生まれた。  一人は慈愛の女神の生まれ変わりとされ、一人は復讐の女神の生まれ変わりとされた。  慈愛の女神の生まれ変わりがこの世に生を得た時、必ず復讐の女神の生まれ変わりは生を得る。この二人は対となっているが、決して相容れるものではない。  これは古より語り継がれている伝承であり、慈愛の女神の加護を得た者は絶大なる力を手にするのだと言う。  だが慈愛の女神の生まれ変わりとして生を亨けた娘が、別の赤子と取り換えられてしまった。 大切に育てられる筈の慈愛の女神の生まれ変わりの娘は、母親から虐げられながらも懸命に生きようとしていた。  そんな中、森で出会った迷い人の王子と娘は、互いにそれと知らずに想い合い、数奇な運命を歩んで行くこととなる。  そして、変わりに育てられた赤子は大切に育てられていたが、その暴虐ぶりは日をまして酷くなっていく。  慈愛に満ちた娘と復讐に駆られた娘に翻弄されながら、王子はあの日出会った想い人を探し続ける。  想い合う二人の運命は絡み合うことができるのか。その存在に気づくことができるのか……

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

処理中です...