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ルカ(聖夜月ルカ)

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05 人の体と天使の心

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(なんで私がこんなことに…)



がっくりと肩を落としたその女性は、とぼとぼと町の中を歩いていた。



 「よぉ、姉ちゃん!
たいそうべっぴんじゃないか!
 俺と遊ばないか?!」

 「これというのもあのそそっかしいディディエのせい…
あぁ、いまいましい!」

 「……姉ちゃん…
一人で何をぶつぶつ言ってるんだ?
なぁ、そんなことより、俺と楽しい所へ行こうぜ!」

 「やめたまえ!」

 「なんだ、男みたいな言葉を遣うんだな。
 綺麗な顔が台無しだぜ…」

 男が女の顎に手をやった瞬間…



「触るんじゃない!!」



 女性は、すごい力で男の手をねじあげた。



 「いててて…女だと思って優しくしてりゃ、つけあがりやがって!!
さぁ、さっさと来い!
可愛がってやる!」

 「……わからん奴だな!」

女性は眉をひそめ不快な感情をあらわにすると、片手を高く差し上げ、その手で近くの木を指差した。 
それと同時に激しい雷鳴が轟き、木はまっぷたつに避け、あたりには焦げ臭いにおいがたちこめた。



 「あわわわわ…」

 「おまえもあの木のようになりたくなければ、早々に立ち去れ!」

男は、真っ青になりながら、悲鳴と共に走り去った。




 「ふん、つまらぬ男だ…」

 (こんなつまらないことに煩わせられるのも、すべてはあのディディエのせい…!!)



 「あぁ~~!むしゃくしゃするっっ!」

女性は、あちこちに雷を落としながら、町の中を歩いて行く…
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