十五の石の物語

ルカ(聖夜月ルカ)

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10、蛍石(秘密の恋)フローライト

10

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「それはおかわいそうに…
なにか手掛りになるようなものはお持ちではなかったのですか?」

 「持っていたといえば……これだけです。」

ネリーが差し出したものは小さな皮袋に入った石…十字の刻まれた石…



「キャストライト!」

サリーが石を見て、大きな声を上げた。



ヴェールは母の屋敷から持ってきたキャストライトを取り出し、それをネリーの目の前に差し出した。



 「これは…!同じ石!?
……あぁ、何かしら?
この石の感じ…なんだかいつもと違う…」

 「……まるで石が何かを会話しているようです!」

その場にいた全員が感じた不思議な空気…
だが、それが何なのか…それは誰にもわからなかった。



 「ネリーさん、この石は森の民の守り石のようです。」

 「……?
ヴェールさん、あなたは森の民なのに、石のことをあまりご存じないような口ぶりね。」

 「……ネリーさん、実は…」 
 
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