※R18 私との恋は本気ではなかったということでしょうか?

キリン

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お互いに求め合っているのです。

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「なるほど。よし!じゃあ佑君、とりあえず服を脱いでここに座ろうか」

私がここに座れとベッドの上をポンポン叩くと、高遠は訝しげな顔をした。

「は?何言ってんの。俺はて欲しいって言ったんだけど。話聞いてた?」

「聞いてたわよ。けど、佑は今利き腕が使えないじゃない。自分でするの大変でしょ?だから、私がお手伝いしようかと」

「はあ!?いや、まあ利き腕じゃない手ですんのは、確かに少し手こずるかも知れねーけど…」

「でしょ?なら、つべこべ言わずにジーンズを脱いでここに座り給え、佑君!」

そう言って、私が高遠が履いているジーンズに手を伸ばすと、何故か高遠は脱がされまいと抵抗した。

「えっと、真尋さん?申し出自体はすっげー魅力的んだけどさ。けど俺、長いこと風呂入ってねーから、また今度で」

「へ?でも、病院で毎日シャワー浴びてたよね?」

「まあ、そうなんだけどよ。けど、利き腕が使えねーから、適当にしか洗えなかったんだよ。手伝いますよって言われたけど、そんなん頼めねーだろ?ナース服とか背徳感ありまくりな格好で身体洗われて、変に反応したらめっちゃ気不味くなるし」

「うっわ、看護師さん達を邪な目で見てたわけ?最低。佑って制服フェチだったんだ?じゃあ、入院してる間、さぞかし天国のようだったんでしょうね?何なら、本物の天国に連れてってあげようか?この手で!」

私が目の前で拳を握ると、高遠は誤解だと首をぶんぶん横に振った。

(まあ、かく言う私も、男の戦闘服であるスーツ姿とか、色気ムンムンな浴衣姿にはめっちゃ萌えちゃうけどね!)


すごく溜まっているくせに頑なに拒み続ける高遠を見て、私は一計を案じた。

「んー。仕方ないから、先にお風呂に入ろうか。真尋お姉ちゃんが佑君の身体の隅々まで綺麗に洗ってあげましょうねぇ」

小さい子に話すように話し掛けると、高遠は一瞬目を見開いた。だが、次の瞬間には意味ありげに笑った。

「わーい!真尋お姉ちゃんも、僕と一緒にお風呂に入ってくれるの?やったぁー!僕、一人でお風呂入るの怖いから、お姉ちゃんと一緒で嬉しいなぁ」

なんと高遠は子供の声色を真似て甘えるようにそう言ったのだ。
……どうやら高遠は恥も外聞もない、突き抜けたアホらしい。


アホな発言をスルーして部屋を出た私は浴室へと向かった。お風呂を沸かし、着替えやタオルを用意する。介助し易いよう高遠に借りたTシャツとハーフパンツに着替え、下ろしていた髪を適当に纏めて、高遠が待つ部屋へと戻った。

部屋に戻った私を見て、高遠が大袈裟に嘆き出した。

「何だよ、その格好!お前は運動部の中高生かっ!純朴な青年の夢を打ち砕きやがって!……しかもお前、下着までつけてんのかよ!酷ぇ。酷過ぎる。男の夢が!浪漫がぁ!」

「はいはい。アホな事ばっか言ってないで、さっさとお風呂に入りますよ」

頭を抱えて打ちひしがれている高遠の左腕を掴んで、浴室へと連れて行く。服を脱がそうとすると、高遠に「キャー!エッチ!恥ずかしいから、あっち向いてて!」とお姉口調で抵抗された。
確かに人に服を脱がされるのは恥ずかしいだろうと、私は高遠に背を向けた。


息遣いまで聞こえそうな静寂の中に響く衣擦れの音。服が床に落ちるのを感じた瞬間、私は初めて高遠と肌を重ねた夜を思い出した。あの夜の淫らな行為を思い出すと、私を視姦するような高遠の視線の熱までも蘇り、身体が熱を帯び始める。

「脱ぎ終わったけど。もう入っていい?」

背後で高遠が呟いた。声とともに吐き出された呼気が私のうなじにかかり、身体がビクリッと震える。過剰反応している自分に驚き、羞恥で顔が熱くなる。
しかし、幸いな事に、高遠が私の様子に気付くことはなかった。全裸なのが居た堪れないのか、高遠は私とは目をあわせず、逃げこむように浴室に入っていった。


ワンルームマンションは単身用にできているから浴室も狭い。一人で入っても狭く感じる所に平均よりも大柄な二人が入るのだ。身動きななんか殆どとれない。それでもどうにかしようと、私は高遠を湯船の端に座らせた。

「湯舟に入る前に頭と身体を洗っちゃおうね」

シャンプーを泡立てて、少し硬い髪を丁寧に洗っていく。「痒いところはありませんか?」と美容師の真似をして問うと、高遠は「大丈夫です。マジで超気持ちいい」と満足そうに答えた。
高遠の低い声が浴室内で反響する。うっとりとした声色にお腹の奥が甘く疼いたが、私はそれに気付かないふりをして只管手を動かした。

「じゃあ、次は身体ね。私、人の身体を洗った事ないから力加減がわからないんだけど。もし痛かったら言って?」

ボディソープをボディータオルで泡立て、高遠の身体を洗っていく。
まずは腕。腕から首元。首元から胸に下りて腹部へ…。胸元まで視線を下ろせば、自然と雄々しく反り返っている高遠のペニスが否が応でも目に入る。

「…だから言っただろ?それでなくとも溜まっているってのに、お前が触れてんだぞ?拷問かよ!見てるだけで出ちまいそうだっての!
あーまあ、とりあえず、元気が有り余っている俺の息子君は気にしなくていいから。身体を洗ってくれる?」

高遠は左手で頭をガシガシと掻き毟りながら、居心地悪そうに言った。私は小さく頷くと、言われた通りその部分を避け、太腿から足の先までを洗っていく。足の先を洗うには、高遠の前に跪かなくてはならない。まるで高遠にひれ伏すような体勢が背徳感と被虐心を煽り、私の情欲に火を点けた。

「……佑」

吐息混じりの声で愛しい男の名を口にする。欲を含んだ瞳で甘えるように見上げると、高遠の瞳に驚きと戸惑いの色がよぎる。私は高遠の瞳を見つめたまま、猛々しい象徴に指を這わせた。
手についている泡を潤滑剤にして、雄々しく反り返る剛直を優しく上下に扱く。裏の筋を指の腹でなぞり、陰嚢を柔く刺激する。くびれから上を掌で包み込み、回転させるように愛撫した。

ピクピクと反応を示すが愛おしくて、先端に口付けようとした時、それが泡まみれだった事に気付いた。

「ねえ佑。コレをお口で愛したいから、シャワーをとって?泡を流さなきゃ」

私が強請るように見上げると、高遠は「お前それ反則。…エロ過ぎだから」と小さく呟き、お湯が流れ出るシャワーを私に渡そうとした。しかし、私はそれを受け取らなかった。受け取る前に、高遠の身体の泡は殆ど流れ落ちていたのだ。だから、私はそのまま高遠の分身を両手で包みこみ、先端を口に含んだ。

その瞬間、高遠の分身が痙攣し、塩辛くて苦い独特の風味を持つ白濁が口内で弾け出た。
溜まっていただけあって粘度も量も多いその白濁は、私の口内に収まらず、私の顔から胸元まで飛び散っていた。


―――カラン。

高遠自身驚いたのだろう。高遠の手からシャワーヘッドが滑り落ち、床と衝突した音が浴室内に響きわたった。

床に落ちたシャワーヘッドは水圧によって不規則に動く。まるでスプリンクラーのように湯を撒き散らし、浴室内をくまなく湿らせていく。服を着たまま浴室の床に腰をおろしていた私も、あっという間にずぶ濡れになってしまった。

「クソッ!」

苛立ったように悪態をついた高遠は、左手だけで私を引き上げ、私に噛み付くようなキスをした。
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