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第十二話 囚われた ※※
無駄だと分かっていながら抵抗を続ける私を、一ノ瀬君は堪らないといった顔をして見ていた。涙目で睨みつけると、まるで聞き分けのない子供に言い聞かせるように話し掛けてきた。
「可愛いですね、真緒さん。でも逃げちゃダメですよ?逃げたら、真緒さんを気持ち良くさせてあげられなくなっちゃうでしょ?」
優しい口調とは裏腹に、一ノ瀬君は私の腰を掴んで、強引に自分の方へと引き寄せた。
ザラついた舌が秘唇を丁寧に舐め上げた。存在を主張するように膨らんだ梅重色の突起を、舌先で突き、押し潰す。そして時々、私の羞恥を煽るように、音を立てて蜜を吸い上げた。
快感に翻弄され、体に力が入らなくなっていく。体が支えられず、崩れ落ちたその瞬間、非情にも一ノ瀬君の指が私の膣内に押し入ってきた。
重力に逆らわず、崩れ落ちる私の体内に、下から突き上げられた長い指は、最奥まで届くのではないかというくらいの深さまで入りこんだ。久々に感じた体内を押し広げられ、粘膜を擦り上げられる感覚。その刺激に耐え切れず、私は一ノ瀬君の肩にしがみついた。
「…仕事中はあんなに澄ました顔をしているのに、真緒さんって実はすごく厭らしい女だったんですね。まだ始まったばっかりなのに、もう可哀想なくらいにぐちゃぐちゃじゃないですか」
一ノ瀬君は意地悪だと思う。わざと貶めるような言葉を囁き、観察するように私の顔を覗きこむのだから。
一ノ瀬君は私のイイ所を探るように、ゆっくりと指を動かし始めた。
恥骨の裏辺りを刺激された時、思わず声を上げ、反応してしまった。すると一ノ瀬君は嬉しそうに笑みを深め、その辺りを重点的に責め始めた。徐々に膣内が解れてくると、指を増やして更に責めたてる。そして口淫までも再開した。
長い指でイイ所を擦られ、敏感な突起までも口で愛撫されると、端ない蜜が止め処なく溢れ出し、卑猥な水音が大きくなる。
足元に、私よりも遥かに愛らしい顔をした男が跪き、奉仕している。そんな倒錯的な状況に眩暈がした。
全てが曖昧になる程ドロドロに溶かされた時、これまで感じた事のない浮遊感を覚えた。その感覚が徐々に強まり、心許無さと恐怖が心を支配する。何かに縋りたくて、私は泣きながら一ノ瀬君の頭を抱え込むようにしがみ付いた。
「…い…一ノ瀬君。やだ、駄目。これ以上は駄目。怖い…怖いの…。なんか変…。やだ…何か来ちゃう。…やだ。やだ」
それでも止まない感覚に混乱する。首を左右に振り、泣き噦りながら必死に逃げ出そうと暴れた。そんな私を一ノ瀬君は優しく抱き締め、宥めるように頭を撫でて、顔中に口付けた。
「大丈夫ですよ、真緒さん。何も怖い事なんかありません。もしかして真緒さん、セックスでイッた事ないんじゃないですか?あっ。別に珍しい事じゃないですよ。創作の世界だと皆簡単にイキまくッてますけど、あれは虚構の世界の話ですから。日本人女性の半数強がセックスでイッた事がないというアンケート結果もありますし。イクにはまずリラックスする事が重要なんです。だから、ベッドに移動しましょうか?これからもっと気持ち良くしてあげますよ」
何処でそんな情報を得るのだろうとぼんやり思いながら、一ノ瀬君に導かれるがまま、私は部屋の中央にあるベッドへと移動した。
「可愛いですね、真緒さん。でも逃げちゃダメですよ?逃げたら、真緒さんを気持ち良くさせてあげられなくなっちゃうでしょ?」
優しい口調とは裏腹に、一ノ瀬君は私の腰を掴んで、強引に自分の方へと引き寄せた。
ザラついた舌が秘唇を丁寧に舐め上げた。存在を主張するように膨らんだ梅重色の突起を、舌先で突き、押し潰す。そして時々、私の羞恥を煽るように、音を立てて蜜を吸い上げた。
快感に翻弄され、体に力が入らなくなっていく。体が支えられず、崩れ落ちたその瞬間、非情にも一ノ瀬君の指が私の膣内に押し入ってきた。
重力に逆らわず、崩れ落ちる私の体内に、下から突き上げられた長い指は、最奥まで届くのではないかというくらいの深さまで入りこんだ。久々に感じた体内を押し広げられ、粘膜を擦り上げられる感覚。その刺激に耐え切れず、私は一ノ瀬君の肩にしがみついた。
「…仕事中はあんなに澄ました顔をしているのに、真緒さんって実はすごく厭らしい女だったんですね。まだ始まったばっかりなのに、もう可哀想なくらいにぐちゃぐちゃじゃないですか」
一ノ瀬君は意地悪だと思う。わざと貶めるような言葉を囁き、観察するように私の顔を覗きこむのだから。
一ノ瀬君は私のイイ所を探るように、ゆっくりと指を動かし始めた。
恥骨の裏辺りを刺激された時、思わず声を上げ、反応してしまった。すると一ノ瀬君は嬉しそうに笑みを深め、その辺りを重点的に責め始めた。徐々に膣内が解れてくると、指を増やして更に責めたてる。そして口淫までも再開した。
長い指でイイ所を擦られ、敏感な突起までも口で愛撫されると、端ない蜜が止め処なく溢れ出し、卑猥な水音が大きくなる。
足元に、私よりも遥かに愛らしい顔をした男が跪き、奉仕している。そんな倒錯的な状況に眩暈がした。
全てが曖昧になる程ドロドロに溶かされた時、これまで感じた事のない浮遊感を覚えた。その感覚が徐々に強まり、心許無さと恐怖が心を支配する。何かに縋りたくて、私は泣きながら一ノ瀬君の頭を抱え込むようにしがみ付いた。
「…い…一ノ瀬君。やだ、駄目。これ以上は駄目。怖い…怖いの…。なんか変…。やだ…何か来ちゃう。…やだ。やだ」
それでも止まない感覚に混乱する。首を左右に振り、泣き噦りながら必死に逃げ出そうと暴れた。そんな私を一ノ瀬君は優しく抱き締め、宥めるように頭を撫でて、顔中に口付けた。
「大丈夫ですよ、真緒さん。何も怖い事なんかありません。もしかして真緒さん、セックスでイッた事ないんじゃないですか?あっ。別に珍しい事じゃないですよ。創作の世界だと皆簡単にイキまくッてますけど、あれは虚構の世界の話ですから。日本人女性の半数強がセックスでイッた事がないというアンケート結果もありますし。イクにはまずリラックスする事が重要なんです。だから、ベッドに移動しましょうか?これからもっと気持ち良くしてあげますよ」
何処でそんな情報を得るのだろうとぼんやり思いながら、一ノ瀬君に導かれるがまま、私は部屋の中央にあるベッドへと移動した。
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