交換日記ーきみの隣にいる

Rose

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交換日記ーきみの隣にいる。

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第一章・・はじまりの文字
春の午後。教室にはまだ、どこか冷たい風が入り込んでいた。窓は閉まっているはずなのに、そこを通り抜けていく。
転校して来てから一週間、一ノ瀬梨花は、誰ともまともに話せずにいた。
そんな時だった
「ねえ、これ・・・やってみない?」
声をかけたきたのは、小嶋結月
クラスで一番明るくて、どこか子どもっぽさが残る笑顔の女の子。
「交換日記?」
「うん、昔流行ってたらしいよ。机に入れて、順番に書いていくの」
結月が手にしていたのは、ピンク色の小さなノート。だけどその表紙の端には、薄く指で擦ったような黒ずみがあった。
「これ、何処で・・・?」
「えっ?教室のロッカー中。ほら、使っていない古いやつ。奥に挟まっていたの」少し気味が悪いと思った。でもそれ以上に、誰かと繋がれる気がして梨花は頷いた。
最初の交換日記(梨花→結月)
はじめまして、結月ちゃん。交換日記ちょっと恥ずかしいけど楽しみです。
今日風が冷たかったね、窓は閉まってたのに、髪がなびくくらい風が吹いてて、ちょっと変だったね。・・・でも、何だかその風が「こっちに、おいで」って言ってるきがしたの?明日は暖かい日だといいね。
翌日の交換日記(結月→梨花)
4月13日(火) 小嶋結月
梨花ちゃん書いてくれてありがとう。風、わたしも感じたよ、変だよね、そういえばさ、あのノートちょっと変なんだ、ページの最後ほうにね、文字がうっすらと浮かび上がってるの『鉛筆でこすったら出てきたの』「わたしのこと・・・わすれないで」って。誰が書いたんだろね?・・・梨花ちゃんの前にいた子かな。
第二章・・知らない書き込み
その日梨花は一限目の授業が終わると、すぐに机の中をのぞいた。
昨日までと同じピンク色の交換日記が静かに置かれていた。でもなぜか今日は、表紙に触れるだけで、少し指先が冷たくなった気がした。
気のせいだ、そう思いながら開いたらページに、見覚えのない『何か』があった。
・・・文字 結月の字でも、自分の字でもない。それは、まるで幼い子どもが書いた、震える文字だった。
4月12日()
わたし   きょうも   さむいよ
あの子たちは   まだわたしのこと   わすれたら   おこるよ   つぎは   だれ?
梨花の手が止まる。ページを何度もめくり直しても、その書き込みは、確かにそこにある。「・・・こんなの、書いてない」心臓が強く脈打つのがわかる。でも、もっと怖かっのは、その文字のインクがまだにじんでいることだった。まるで、ほんの少し前に書かれたように・・・。
放課後、帰り支度をしていた結月に、梨花は思い切って声をかけた。
「ねえ・・・今日、日記の中何か書いた?」
「え?ううん、昨日書いたままだよ?何で?」
「誰かが、変なこと書いてたの。知らない名前で『つぎは   だれ?』って」
結月は目を見開いて、黙り込んだ。そして、机の中から、何かを取り出す。
「・・・これ、見せるつもりなかったんだけど」
それは、交換日記の最後のページの裏だった。鉛筆でこすった跡が残る紙には、別の文字が浮かび上がっていた。
「わたしは   ここにいる   ずっとずっと   まってるの   つぎの   ともだちが   くるのを」梨花の喉の奥が、ぎゅっと締まるように苦しくなる。風が、また、教室の奥から吹いた。誰もいないはずの空間から、誰かが、こちらを見ているような・・・
第三章・・記憶にない記憶
その夜、梨花はなかなか眠れなかった。目を閉じても、瞼の裏にうかぶのは、あの文字、幼い震えた文字。
「つぎは   だれ?」
「ずっと   まってる」
何もしていないはずなのに、何かに『選ばれた』ような感覚が、胸の奥に引っかかっていた。
翌朝、登校すると、すでに結月が教室にいた。梨花はそっと近づいて、声をかける。「ねえ、昨日の・・・誰かのいたずら、なのかな?」
結月はうつむいたまま、小さく首を振る。「たぶん、ちがう」
「・・・どうして?」
「わたしね、見たことあるの。あの文字と同じ筆跡」結月の声はふるえていた。
「それ昔、ここに居た女の子の文字にそっくりなの。三年前に・・・いなくなった子の」
「佐倉まどかって名前、知ってる?」
その名前に、梨花の頭の奥がチクリと痛んだ。知らないはずなのに、何処かで聞いたことがある。それどころかーその名前を呼ぶ声を、夢で聞いたきがする。
その日の授業中。ノートを開いた瞬間、梨花の目が止まる。教科書の余白に、書いた覚えのない言葉が浮かんでいた。
「まどかちゃんのこと   しらないふり   しないでね   いっしょにあそんだのおぼえてるでしょ?」震える手でノートを閉じたその瞬間。窓の外、校庭の端、白い制服を着た『誰か』がこっちを見ていた。顔はみえなかったが、ただ、長い髪と動かないその姿、風が吹いていても、まったく揺れなかった。梨花の視界がじわりと、にじんでいく。
「・・・わたし、あの子知ってるの?」
第四章・・夜の学校と『彼女』の影
その日の放課後、梨花はプリントの配布係を頼まれ、ひとりで職員室へと向かった。校舎はいつもと同じはずだった。でもその日は、妙に静かすぎた。
まるで校舎そのものが、息を潜めているような・・・そんな空気だった。
職員室前の掲示板に目をやった瞬間、梨花は思わず立ち止まる。掲示板の隅に、誰かの落書きのような小さな文字があった。
「まどかちゃんを   かえして」
「いまも   ここにいるのに」
誰が、いつ書いたのかわからない、でもそれを見た瞬間、『誰かの息遣い』を背後に感じた。振り返っても、誰もいない。
帰り支度をしていた結月に、その事を話すと、彼女はしばらく黙った後で言った。
「ねえ、梨花ちゃん。今日ちょっとだけ・・・夜の学校行ってみない?」
「え・・・何で?」
「思い出したことがあるの、まどかちゃんがいなくなる前のこと、日記のこと.それを確かめたい」
躊躇いながらも、梨花は頷いた。
何故か、もう後戻り出来ない所に来ていると感じていた。
夜の学校
スマホの時計は夜の9時を指していた。
私たちは、裏門からこっそり入り込んだ、二人は、真っ暗の廊下を懐中電灯で照らしながら歩いていた。校舎の中は、昼間とはまったく別の顔をしていた。展示物は風もないのに微かに揺れ、壁の影が生き物のように蠢いている。
ーーガタガタ
二人は足を止めた。
音は・・・・・・二年一組の教室から聞こえた。
「誰か・・・いる?」結月が小声で言った。だが梨花には、もうひとつの音が聞こえていた。カリカリカリ・・・・・・チョークで黒板に何かを書く音。おそるおそるドアを開けたその瞬間、教室の奥の黒板に向かって何かを書いていた白い影が、振り返った。そこにいたのは、顔のない?いや   正確には顔が真っ黒に塗り潰された少女だった。
「かえして   わすれたの   ともだちだったのに」   声が黒板の方から、直接頭の中に響いてきた。梨花はその場に崩れ落ち、日記を胸に抱きしめる。
「・・・・・・わたし、知らない・・・・・・知らないはずなのに・・・・・・」
だがその時、結月の声が聞こえた。
「梨花ちゃん・・・・・・あなた・・・・・・あのときいたよね?」
闇の中で、ふたつの視線が梨花を見つめていた。
第五章・・封印されたロッカー
翌朝、梨花は、夢鬱つのまま目を覚ました。手にはまだ、交換日記が握られている、ページを開くと、知らないページに文字が増えていた。
4月14日()  
ロッカーのなか   みたでしょ   おもいだして   わたしを   しめたのは   だれ?
震える手でページを閉じ、梨花は心の奥から湧き上がる『何か』を感じていた。
昼休み、梨花は結月に問いかけた。
「・・・わたし、本当に『いた』の?まどかちゃんと・・・」結月は目を伏せたまま頷いた。
「でも、それはわたしも、ちゃんとは覚えてないの。・・・なぜか『みんな』あの日のことだけ、抜け落ちてるんだよ。あの年の、ある日を境に・・・」
学校の旧校舎の東棟
今は使われていないその一角に、『開かずのロッカー』があると、結月は言った。
「確か、あそこに、まどかちゃんノートが隠されていると、噂があるの。
先生たちは『危ないから入るな』って言うけど・・・ずっと気になってた」
放課後、二人は東棟へと向かった。
誰もいないはずの廊下。けれど、どこか遠くで、微かに笑い声のようなものがひびいていた。
「・・・ここだよ」
埃を被った古びたロッカー。その一つに、異常な量のガムテープが巻き付けられていた。まるで何かを封じるように。
「開けるよ・・・」
結月がテープを剥がし始める。その音が、妙に廊下に響いた。
ーギィ・・・・・・。
扉が開いた瞬間、強烈な腐臭が二人を襲った。中にあったのは、ボロボロになった学生鞄。そして、その下から出てきたのは、血の付いた、交換日記と書いたノートだった。
梨花が震える手で、そのノートを開くと、最初のページには、確かにこう書かれていた。
1ページ目・・佐倉まどか
きょうから   りかちゃんと   こうかん日記を   はじめます。
ずっと   友だちでいてね。
ずっと   いっしょに。
梨花の視界が、にじんだ。胸の奥が何かが流れ込むように、知らなかったはずの記憶が蘇っていく。
「まどかちゃん、ごめん」
「そんなつもりじゃ・・・・・・なかったの・・・・・・」
その瞬間、廊下の隅で何かが動いた。
白い影。長い髪。血まみれの制服。
・・・・まどかだった。
彼女の顔が笑ったように見え、その唇は、音もなくゆっくりと動いた。
「つぎは、あなたの番だよ」
第六章・・失われた記憶の扉
ロッカーの中の交換日記。
それを開いた瞬間、梨花の脳裏に封じられていた。『ある一日』のきおくが、一気にあふれ出した。
放課後の誰もいない教室
ロッカーに閉じ込められたまどかの泣き声。
それを無視して笑い続けるあの子たち
「・・・・・・思い出した・・・・・・わたし・・・・・・助けようとしたのに・・・・・・」
でも、思い出してしまった。
最後に、自分の手で、ロッカーの扉を閉じた事を。
「だって・・・・・・・怖かったから・・・・・・」
その瞬間、ロッカーの奥から、まどかの声が響いた。
「本当に? それだけ?」声が聞こえた時、2人の意識が遠くなり、気を失った。
第七章・・教室に閉じ込められた夜
梨花と結月が目を覚ますと、教室に閉じ込められていた。
黒板に書かれていたのは、奇妙な数列と、子供の落書きのような顔のマーク。
机の配列が知らぬ間にかわっている。まるで、何かの儀式のようにー。
交換日記が、勝手にページをめくる、ペンも無いのに、何かが書き加えられていく。
「ここは   わたしの世界」
「にげても   むだだよ」
「梨花ちゃん、次は、何書くの」
結月が、突然笑った。
「・・・・・・変だよね、梨花ちゃん。わたし、本当は最初から知ってたんだ。あの時、あのロッカーの前にいたの・・・・・・私も、扉を・・・・・・」
「え・・・・・・?」
「でもね、もういいと思う。もう、終わらせよう」そう言って、結月はポケットから、自分用の交換日記を取り出した。
その表紙には、『佐倉まどかへ』と書かれていた。それを、目にして梨花はまた、気を失った。
第ハ章・・彼女の世界
梨花が目を覚ますと、教室の景色がまるで変わっていた。
空は真っ赤。机はすべて崩れ、黒板は血のようなもので塗り潰されている。
そして、教室の中央に、少女の影が座っていた。
「まどか・・・・・・?」
その顔は、まどか自身の顔だった。
「ありがとう梨花ちゃん、やっと思い出してくれたね」
気づけば、自分の手にはチョークが握られていた。足元には『日記』ではなく、契約書のような紙。
「つぎにここへ来るのは、誰がいい」
「今度は、あなたが『まもる』番だよ」
教室の外で、誰かの足音が聞こえた。
ー次の『持ち主』が、やって来るのだ。
最終章・・交換日記ーきみのとなりにいるー   後日談
新学期の始まり。
別の中学校の、とある教室、明るく笑う女子生徒たちの机の上に、何気なく一冊のノートが置かれていた。
それは、ピンク色の交換日記。表紙にはこう書かれていた。
「きみのとなりにいる」
ページをめくると、こう記されていた。
初めまして。
この交換日記は、とっておきの秘密を書く場所です。
「私のこと、ちゃんと覚えていてくれますか?」その最後のページには、血のように赤インクで、こう書かれていた。
「これであなたも、ずっといっしょだね」
文字のインクはまだ乾いていなかった。
窓の外、誰もいないはずのグランドで、白い影が、こちらをじっと見ていた。
どこからともなく冷たい風が吹いた。
                        おわり
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