8 / 277
第一章 戦士達の集結
第六話 乱入者降臨!
しおりを挟む
試合は倫子とボンバイ末松のシングルマッチが白熱していたが、この時に事件が起きた。
倫子のハイキックが炸裂した途端、黒い角刈りの筋肉質の男性であるボンバイが突如息を荒げてしまう。
「このパターン……まずい事になりそうだ……絶対あれが来る!」
零夜がこの光景を見て真剣な表情で冷や汗を流した途端、ボンバイが倫子を挑発する。
「カモン!カモン!」
「はっ!」
「オー!オー……イェース!」
倫子がボンバイの胸にハイキックをしたその時、彼がいきなり興奮してしまい、コスチュームを脱いでOバック姿になってしまった。
ボンバイ末松の本名は末松誠二郎。元はといえば大学ラグビーで活躍していたが、雷電にスカウトされてプロレスラーになる。
しかし、ダンディ飯原という変態レスラーによって彼は変態キャラになってしまい、今に至るのだ。
この光景に観客席からヒューヒュー声が響き渡るが、ミミ達に至っては赤面してしまうのも無理ない。
「なんで脱いだの!?いくらなんでもおかしいし、あり得ないでしょ!」
ヒカリは恥ずかしさのあまり赤面しながら顔を抑えてツッコミを入れるが、零夜は真剣な表情をしながら冷静にリング上を見つめている。
「彼は変態集団「マキシマム」のメンバーだからな……特にボンバイは興奮すると脱ぐ癖があるし、とんでもない変態と言われているからな……」
「変態集団!?ざけんじゃないわよ!こんなユニットがいたら殴り飛ばすだけじゃ物足りないわ!二度とリングに立たせないようにしてやるんだから!」
マキシマムのやり方に物凄い表情でミミは怒り狂ってしまう。変態達のやり方に許せなさと怒りの気持ちが強い為、そうなるのも無理はない。
「落ち着いて、ミミちゃん。気持ちは分かるから……ね……」
「けど、観客達は好評だけどな……」
ヒカリがミミを抱き締めながら落ち着かせている中、零夜が他の観客達の方を指差す。彼等は盛大に歓声を上げつつ、興奮しながらボンバイを応援していた。
「「嘘でしょ!?」」
ヒカリとミミがこの光景に信じられない様な表情で驚いた直後、倫子は冷や汗を流しながら怯え始める。彼女はこの様な展開を一番嫌がっていて、変態は当然苦手なのも無理はない。
(まさかこんな状況になるなんて……逃げたくなりそうだけど、やるしかない……ウチもレスラーの一人やから!)
倫子が覚悟を決めた様にすぐに戦闘態勢に入ったその時、本部席に座っていた一人の男が立ち上がり、マイクを手に取り始める。
「おいおい!何やっているんだ!これは流石にまずいだろ!」
「「「?」」」
GMの松本博が慌てながら思いっ切り叫んだ直後、本部席から移動してリング上に上がり、突然のマイクによってポカンとしているボンバイに近付く。
そのまま彼は練習生からマイクを受け取り、すぐに怒りの表情でボンバイの方を向く。
「ホワイ?」
「生中継だぞ!そんな事していいと思うのか!?しかも、女性相手にその様な事をしていいと思っているのか?」
松本は怒りの表情での正論でボンバイに説教するが、彼はポカンとした表情で聞いてなかった。あんな下品な事を会場ですれば会場は使われなくなってしまうだけでなく、下手をしたら会社が倒産して団体は解散となり、選手達や社員達は路頭に迷ってしまう。
松本はその元凶であるマキシマムをどうにかする為に立ち上がっていて、それに雷電達も協力しているのだ。
するとセコンドのダンディが松本が勝手にリングに上がっている事に納得できず、自らTバック姿になってリングに上がってきた。
「良いじゃねえか。お客さん喜んでいるだろ。それにお子様向けに悪いコンテンツじゃないから良いじゃねえか」
「喜んでいるとしても、教育上良くないから!お前らみたいな奴等がいるから、うちの団体は馬鹿ばっかりと噂されるんだ!」
「毎度毎度説教してくれるとはいい度胸じゃねえか。邪魔をするならこっちだって考えがあるぞ」
「何をするつもりだ!?止めろ!」
ダンディが松本の頭を掴むと同時に、ボンバイは屈んでおしりを松本に向ける。どうやら彼等はいい雰囲気をぶち壊しにしてくれた松本に対しての拷問を行うつもりだ。
「おい、止めろ!離せ!オイ!」
「カモン!」
「オーライ!」
ダンディはそのままボンバイのお尻にそのまま松本の頭を埋めさせた。この光景に観客達だけでなく、倫子や零夜達も唖然としてしまう。
「うわっ!?これはキツい……」
「松本さん、大丈夫かな……」
「普通だったら倒れるかもね……」
零夜達がこの光景を見ながら松本を心配する中、ポカンとしていた筈の倫子が動き出し、ダンディの側頭部をハイキックで蹴り飛ばす。その衝撃でダンディは仰向けに倒れてしまった。
「Oh,ダンディ!」
ボンバイが叫んだその時、倫子がボンバイのお尻を蹴り飛ばし、そのまま彼をミドルキックで側頭部に当てる。
するとボンバイはダウンしてしまい、倫子がすかさずフォールを取る。
「1、2、3!」
スリーカウントが決まり、倫子が見事勝利。その直後に歓声が響き渡った。
「只今の試合、10分23秒!勝者、藍原倫子!」
勝利コールが告げられ、レフェリーが藍原の左手を上げる。この様子に零夜達は安堵のため息をついていた。
「一時はどうなるかと思ったけど、勝って良かった……」
「ええ。けど……どうするの、この有り様?変態達を含めて3人倒れているわよ……」
リング上ではボンバイ、ダンディ、松本が倒れていてこの有り様にミミは唖然としていた。この様な有り様を見れば誰だって唖然とするのも無理ないだろう。
「この場合はどうする事もできないからね……」
「あっ、若手達が駆け付けて三人を運び始めたぞ」
零夜が指差す方を見ると、若手レスラーや練習生達が駆け付けたと同時に、そのまま倒れている3人を運び始め、それぞれの場所に移動した。
「そりゃそうなるわね。あの変態集団は何時になったら終わるのかしら?」
「さあ……」
ミミとヒカリはマキシマムのやり方が何時になったら終わるのか疑問に感じ、難しい表情をしていたその時、リング上に突然煙が立ち込めてしまい、会場はパニックになってしまう。
「リング上に煙!?」
「まだ倫子さんがリング上にいるのに!」
零夜達は危険な予感を感じ取り、倫子を助ける為に急いでリングサイドに向かい出す。
更に別の入場口からトラマツとノースマンも危険を感じ取りながら駆け付けてきた。因みにトラマツはノースマンの背中に乗っている。
「倫子!すぐにリングから降りろ!敵が来たぞ!」
「う、うん!」
危険だと叫ぶトラマツの合図に倫子が慌てながらリングから転がって降りたその直後、煙の中からベクトルが姿を現した。
突然の展開に誰もが皆ざわついている中、零夜はベクトルに視線を移す。
「お前は何者だ!?」
「私の名はベクトル。アークスレイヤーの者であり、ここに来たのは……選ばれし戦士達を始末する為だ!」
ベクトルの自己紹介に観客達は再びざわついてしまう。
零夜は冷や汗を流しながら真剣な表情で彼を睨みつけ、倫子、ミミ、ヒカリの三人は抱き合いながらも真剣な表情でベクトルに視線を移す。
同時にアークスレイヤーとの戦いは始まりの火蓋を切ろうとしていたのだった。
倫子のハイキックが炸裂した途端、黒い角刈りの筋肉質の男性であるボンバイが突如息を荒げてしまう。
「このパターン……まずい事になりそうだ……絶対あれが来る!」
零夜がこの光景を見て真剣な表情で冷や汗を流した途端、ボンバイが倫子を挑発する。
「カモン!カモン!」
「はっ!」
「オー!オー……イェース!」
倫子がボンバイの胸にハイキックをしたその時、彼がいきなり興奮してしまい、コスチュームを脱いでOバック姿になってしまった。
ボンバイ末松の本名は末松誠二郎。元はといえば大学ラグビーで活躍していたが、雷電にスカウトされてプロレスラーになる。
しかし、ダンディ飯原という変態レスラーによって彼は変態キャラになってしまい、今に至るのだ。
この光景に観客席からヒューヒュー声が響き渡るが、ミミ達に至っては赤面してしまうのも無理ない。
「なんで脱いだの!?いくらなんでもおかしいし、あり得ないでしょ!」
ヒカリは恥ずかしさのあまり赤面しながら顔を抑えてツッコミを入れるが、零夜は真剣な表情をしながら冷静にリング上を見つめている。
「彼は変態集団「マキシマム」のメンバーだからな……特にボンバイは興奮すると脱ぐ癖があるし、とんでもない変態と言われているからな……」
「変態集団!?ざけんじゃないわよ!こんなユニットがいたら殴り飛ばすだけじゃ物足りないわ!二度とリングに立たせないようにしてやるんだから!」
マキシマムのやり方に物凄い表情でミミは怒り狂ってしまう。変態達のやり方に許せなさと怒りの気持ちが強い為、そうなるのも無理はない。
「落ち着いて、ミミちゃん。気持ちは分かるから……ね……」
「けど、観客達は好評だけどな……」
ヒカリがミミを抱き締めながら落ち着かせている中、零夜が他の観客達の方を指差す。彼等は盛大に歓声を上げつつ、興奮しながらボンバイを応援していた。
「「嘘でしょ!?」」
ヒカリとミミがこの光景に信じられない様な表情で驚いた直後、倫子は冷や汗を流しながら怯え始める。彼女はこの様な展開を一番嫌がっていて、変態は当然苦手なのも無理はない。
(まさかこんな状況になるなんて……逃げたくなりそうだけど、やるしかない……ウチもレスラーの一人やから!)
倫子が覚悟を決めた様にすぐに戦闘態勢に入ったその時、本部席に座っていた一人の男が立ち上がり、マイクを手に取り始める。
「おいおい!何やっているんだ!これは流石にまずいだろ!」
「「「?」」」
GMの松本博が慌てながら思いっ切り叫んだ直後、本部席から移動してリング上に上がり、突然のマイクによってポカンとしているボンバイに近付く。
そのまま彼は練習生からマイクを受け取り、すぐに怒りの表情でボンバイの方を向く。
「ホワイ?」
「生中継だぞ!そんな事していいと思うのか!?しかも、女性相手にその様な事をしていいと思っているのか?」
松本は怒りの表情での正論でボンバイに説教するが、彼はポカンとした表情で聞いてなかった。あんな下品な事を会場ですれば会場は使われなくなってしまうだけでなく、下手をしたら会社が倒産して団体は解散となり、選手達や社員達は路頭に迷ってしまう。
松本はその元凶であるマキシマムをどうにかする為に立ち上がっていて、それに雷電達も協力しているのだ。
するとセコンドのダンディが松本が勝手にリングに上がっている事に納得できず、自らTバック姿になってリングに上がってきた。
「良いじゃねえか。お客さん喜んでいるだろ。それにお子様向けに悪いコンテンツじゃないから良いじゃねえか」
「喜んでいるとしても、教育上良くないから!お前らみたいな奴等がいるから、うちの団体は馬鹿ばっかりと噂されるんだ!」
「毎度毎度説教してくれるとはいい度胸じゃねえか。邪魔をするならこっちだって考えがあるぞ」
「何をするつもりだ!?止めろ!」
ダンディが松本の頭を掴むと同時に、ボンバイは屈んでおしりを松本に向ける。どうやら彼等はいい雰囲気をぶち壊しにしてくれた松本に対しての拷問を行うつもりだ。
「おい、止めろ!離せ!オイ!」
「カモン!」
「オーライ!」
ダンディはそのままボンバイのお尻にそのまま松本の頭を埋めさせた。この光景に観客達だけでなく、倫子や零夜達も唖然としてしまう。
「うわっ!?これはキツい……」
「松本さん、大丈夫かな……」
「普通だったら倒れるかもね……」
零夜達がこの光景を見ながら松本を心配する中、ポカンとしていた筈の倫子が動き出し、ダンディの側頭部をハイキックで蹴り飛ばす。その衝撃でダンディは仰向けに倒れてしまった。
「Oh,ダンディ!」
ボンバイが叫んだその時、倫子がボンバイのお尻を蹴り飛ばし、そのまま彼をミドルキックで側頭部に当てる。
するとボンバイはダウンしてしまい、倫子がすかさずフォールを取る。
「1、2、3!」
スリーカウントが決まり、倫子が見事勝利。その直後に歓声が響き渡った。
「只今の試合、10分23秒!勝者、藍原倫子!」
勝利コールが告げられ、レフェリーが藍原の左手を上げる。この様子に零夜達は安堵のため息をついていた。
「一時はどうなるかと思ったけど、勝って良かった……」
「ええ。けど……どうするの、この有り様?変態達を含めて3人倒れているわよ……」
リング上ではボンバイ、ダンディ、松本が倒れていてこの有り様にミミは唖然としていた。この様な有り様を見れば誰だって唖然とするのも無理ないだろう。
「この場合はどうする事もできないからね……」
「あっ、若手達が駆け付けて三人を運び始めたぞ」
零夜が指差す方を見ると、若手レスラーや練習生達が駆け付けたと同時に、そのまま倒れている3人を運び始め、それぞれの場所に移動した。
「そりゃそうなるわね。あの変態集団は何時になったら終わるのかしら?」
「さあ……」
ミミとヒカリはマキシマムのやり方が何時になったら終わるのか疑問に感じ、難しい表情をしていたその時、リング上に突然煙が立ち込めてしまい、会場はパニックになってしまう。
「リング上に煙!?」
「まだ倫子さんがリング上にいるのに!」
零夜達は危険な予感を感じ取り、倫子を助ける為に急いでリングサイドに向かい出す。
更に別の入場口からトラマツとノースマンも危険を感じ取りながら駆け付けてきた。因みにトラマツはノースマンの背中に乗っている。
「倫子!すぐにリングから降りろ!敵が来たぞ!」
「う、うん!」
危険だと叫ぶトラマツの合図に倫子が慌てながらリングから転がって降りたその直後、煙の中からベクトルが姿を現した。
突然の展開に誰もが皆ざわついている中、零夜はベクトルに視線を移す。
「お前は何者だ!?」
「私の名はベクトル。アークスレイヤーの者であり、ここに来たのは……選ばれし戦士達を始末する為だ!」
ベクトルの自己紹介に観客達は再びざわついてしまう。
零夜は冷や汗を流しながら真剣な表情で彼を睨みつけ、倫子、ミミ、ヒカリの三人は抱き合いながらも真剣な表情でベクトルに視線を移す。
同時にアークスレイヤーとの戦いは始まりの火蓋を切ろうとしていたのだった。
2
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最初から最強ぼっちの俺は英雄になります
総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!
扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。
みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。
勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。
辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。
だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる