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第七章 おとぎの世界の大冒険
第二百十七話 おとぎの世界の危機
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おとぎの世界。この世界は様々な名作のキャラ達が住む不思議な世界である。桃太郎、金太郎、浦島太郎、かぐや姫などの日本の物語や、人魚姫、ブレーメンの音楽隊、うさぎとかめなどの世界の物語の作品のキャラもこの世界にいる。まさに夢が現実になった様な世界であり、誰もがこの世界に行きたくなるだろう。
※
そんなある日、ヒーローアイランドにある高台では、ジャンヌがウインドウでおとぎの世界の映像を見ていた。彼女は昔話を本で見てから、様々な昔話に興味を持つ様になった。特に一番のお気に入りはブレーメンの音楽隊である。
「おとぎの世界……行きたくなります……」
ジャンヌがうっとりとしながらおとぎの世界の映像を見つめていて、自身もその世界に行きたいと呟いていた。それにマリー、コーネリアは苦笑いしつつも、ウインドウの映像に視線を移しているのだ。
「まあ、行きたい気持ちは分かるわね。それなら皆で遊びに行くのもありかも」
「私もおとぎの世界に興味はあるし、色んな昔話のキャラに会えるのも楽しみよ。けど、皆がどう反応するかね……」
マリーとコーネリアも行きたい気持ちがあるが、今後の事を考えるとそれどころでは無いだろう。何故ならトーナメントに向けての訓練があるのだ。
現在、ブレイブペガサスはトーナメント一番乗りを果たしたが、強くなる為に訓練を重ねている。強豪達を倒す為には特訓だけでなく、座学や作戦なども行っているのだ。
そんな時におとぎの世界に行きたいと言えば、零夜は絶対に駄目だと言うだろう。そうなるとどうすれば良いかが悩みどころだ。
「他の皆は良いとしても、零夜達は忙しいからね……ジャンヌ、行くのが拒否されたらどうする……ん?」
コーネリアがジャンヌに質問した途端、彼女の様子がおかしい事に気付く。彼女の様子は驚きの表情をしていて、雷に打たれた様なショックを受けていたのだ。
「どうしたの?」
「あの映像……」
「映像……へ?何よこれ!?」
コーネリアとマリーはジャンヌが指差す方をよく見ると、おとぎの世界の映像に驚きを隠せずにいた。
現在のおとぎの世界では、話がとんでもない展開となっている。桃太郎はお供がいなくて一人で鬼に立ち向かっていたり、金太郎はイケメンインテリの金持ちに。裸の王様はマッスル体型でプロレス団体を立ち上げていて、人魚姫は歌姫となっている。こんなおとぎの世界は子供が見たら、泣いてしまうのは当然であるだろう。
「これが今のおとぎの世界!?前はこんなんじゃなかったのに……一体何があったの!?」
「分からないわ。もしかするとアークスレイヤーかも知れないわね……」
驚くコーネリアにマリーが真剣な表情で推測する中、ジャンヌは未だに呆然としていた。憧れの世界がこんな風に変わってしまったら、当然固まってしまうのは無理もないだろう。
「こんな世界……行きたくない……なんでこんな事に……」
ジャンヌがショックで呆然とする中、コーネリアはすぐにおとぎの世界がおかしくなった原因を探る。その内容をよく見ると、意外な事実が書かれていたのだ。
「あっ!この世界はどうやらアークスレイヤーの侵略を受けて、自らの世界を守る為に変わったみたい!」
「「ええっ!?」」
コーネリアからの説明に、ジャンヌとマリーは予想外の展開に驚いてしまう。まさかおとぎの世界もアークスレイヤーの襲撃があったのは、想定外と言えるだろう。
零夜達がハルバータに赴いていた頃、おとぎの世界もアークスレイヤーの襲撃を受けていた。そこで彼等を倒す為に自ら徒党を組み始め、過酷な修行で変化していた。その結果、アークスレイヤーを見事撃退する事に成功したのだ。
「この世界もアークスレイヤーの襲撃を受けていたなんて……だからキャラが変わっていたのですね」
「ええ。おとぎの世界にも選ばれし戦士達が存在していたのは驚いたわ」
ジャンヌとマリーもおとぎの世界が変わっていた事に納得していたが、選ばれし戦士達まで存在していたのは想定外と言えるだろう。
「おとぎの世界にあるチームは……あったわ!」
コーネリアはおとぎの世界の選ばれし戦士達を調べ始め、そのチームの詳細を確認する。明らかに変わった人が多いが、戦力としては見事と言えるだろう。
「おとぎの世界のチームだけど、「ワンダーヒーローズ」というチームとなっているわ。メンバーはリーダーのシンデレラ、桃太郎、金太郎、裸の王様、赤ずきん、浦島太郎、アラジン、白雪姫よ」
「凄いメンバーですね……もしかすると強力なライバルとなりますが、私達も負けられません!」
コーネリアの説明にジャンヌは驚きを隠せずにいたが、すぐに立ち上がって決意を固める。新たなライバルが出現したとなると、ここで立ち止まらずにレベルアップするしかないだろう。
「現在のレベルは八十となっていますが、トーナメントの出場者はレベルマックスで来るつもりです。すぐに私達も鍛えまくりましょう!」
「分かったわ!けど、あまり無理はしないでね!」
マリーからの忠告にジャンヌは笑顔で頷いたと同時に、三人はそのまま訓練場へと向かい出した。今頃零夜達は訓練をしているので、遅れを取らないよう急がないといけないだろう。
※
ジャンヌ達が訓練場に辿り着くと、エヴァ達がざわつきながら何かを話していた。訓練なのにざわついているのは、どうやら何かあったに違いないだろう。
「皆さん、何かあったのですか?」
ジャンヌが気になって質問すると、ヒカリが慌てながら彼女の元に駆け寄る。その様子だと何かあったに違いないだろう。
「大変よ、ジャンヌ!ウサギさんから話があって、おとぎの世界が危機だって!」
「ええっ!?おとぎの世界が!?」
ヒカリからの報告にジャンヌが驚いたその時、ウサギが慌てながら彼女達の元に駆け寄ってきた。その姿はチェック柄の上着を着ていて、白くて男性のウサギである。
「君も選ばれし戦士だね。実は僕達のおとぎの世界が大変な事になっているんだ!」
「大変な事になっているって……まさかアークスレイヤーですか!?」
ジャンヌからの質問に対し、ウサギは首を横に振りながら否定する。アークスレイヤーでは無いとなると、別の敵である事には間違いないだろう。
「実は……所属不明のカボチャ男爵が突然現れて、僕達の世界を混乱させたんだ!その結果、アリス達はカボチャ男爵の奴隷でお世話係となってしまい、桃太郎達は難を逃れている。この事態を重く見た僕は、急いで増援を探しに向かったんだ」
「それで今に至るという事ですね」
ウサギからの説明にジャンヌ達は納得の表情をするが、カボチャ男爵のやり方に怒りを感じていた。アークスレイヤーでなくてもその世界がピンチとなれば、黙ってばかりじゃいられない。カボチャ男爵の横暴を止めるとしたら、自分達がやるしかないと決意しているのだ。
「分かりました。この件については引き受けます。ですが、その前にこの世界での現状について、詳しく説明してもらえますか?」
「勿論だよ。ともかく全員が揃い次第説明するから!」
ジャンヌ達はおとぎの世界を救う事を決断するが、この事態を分からない者達がいるので説明を懇願。それにウサギは頷き、全員揃ってから説明をする事になった。
それと同時にジャンヌ達の新たな戦いも、始まりを告げようとしたのだった。
※
そんなある日、ヒーローアイランドにある高台では、ジャンヌがウインドウでおとぎの世界の映像を見ていた。彼女は昔話を本で見てから、様々な昔話に興味を持つ様になった。特に一番のお気に入りはブレーメンの音楽隊である。
「おとぎの世界……行きたくなります……」
ジャンヌがうっとりとしながらおとぎの世界の映像を見つめていて、自身もその世界に行きたいと呟いていた。それにマリー、コーネリアは苦笑いしつつも、ウインドウの映像に視線を移しているのだ。
「まあ、行きたい気持ちは分かるわね。それなら皆で遊びに行くのもありかも」
「私もおとぎの世界に興味はあるし、色んな昔話のキャラに会えるのも楽しみよ。けど、皆がどう反応するかね……」
マリーとコーネリアも行きたい気持ちがあるが、今後の事を考えるとそれどころでは無いだろう。何故ならトーナメントに向けての訓練があるのだ。
現在、ブレイブペガサスはトーナメント一番乗りを果たしたが、強くなる為に訓練を重ねている。強豪達を倒す為には特訓だけでなく、座学や作戦なども行っているのだ。
そんな時におとぎの世界に行きたいと言えば、零夜は絶対に駄目だと言うだろう。そうなるとどうすれば良いかが悩みどころだ。
「他の皆は良いとしても、零夜達は忙しいからね……ジャンヌ、行くのが拒否されたらどうする……ん?」
コーネリアがジャンヌに質問した途端、彼女の様子がおかしい事に気付く。彼女の様子は驚きの表情をしていて、雷に打たれた様なショックを受けていたのだ。
「どうしたの?」
「あの映像……」
「映像……へ?何よこれ!?」
コーネリアとマリーはジャンヌが指差す方をよく見ると、おとぎの世界の映像に驚きを隠せずにいた。
現在のおとぎの世界では、話がとんでもない展開となっている。桃太郎はお供がいなくて一人で鬼に立ち向かっていたり、金太郎はイケメンインテリの金持ちに。裸の王様はマッスル体型でプロレス団体を立ち上げていて、人魚姫は歌姫となっている。こんなおとぎの世界は子供が見たら、泣いてしまうのは当然であるだろう。
「これが今のおとぎの世界!?前はこんなんじゃなかったのに……一体何があったの!?」
「分からないわ。もしかするとアークスレイヤーかも知れないわね……」
驚くコーネリアにマリーが真剣な表情で推測する中、ジャンヌは未だに呆然としていた。憧れの世界がこんな風に変わってしまったら、当然固まってしまうのは無理もないだろう。
「こんな世界……行きたくない……なんでこんな事に……」
ジャンヌがショックで呆然とする中、コーネリアはすぐにおとぎの世界がおかしくなった原因を探る。その内容をよく見ると、意外な事実が書かれていたのだ。
「あっ!この世界はどうやらアークスレイヤーの侵略を受けて、自らの世界を守る為に変わったみたい!」
「「ええっ!?」」
コーネリアからの説明に、ジャンヌとマリーは予想外の展開に驚いてしまう。まさかおとぎの世界もアークスレイヤーの襲撃があったのは、想定外と言えるだろう。
零夜達がハルバータに赴いていた頃、おとぎの世界もアークスレイヤーの襲撃を受けていた。そこで彼等を倒す為に自ら徒党を組み始め、過酷な修行で変化していた。その結果、アークスレイヤーを見事撃退する事に成功したのだ。
「この世界もアークスレイヤーの襲撃を受けていたなんて……だからキャラが変わっていたのですね」
「ええ。おとぎの世界にも選ばれし戦士達が存在していたのは驚いたわ」
ジャンヌとマリーもおとぎの世界が変わっていた事に納得していたが、選ばれし戦士達まで存在していたのは想定外と言えるだろう。
「おとぎの世界にあるチームは……あったわ!」
コーネリアはおとぎの世界の選ばれし戦士達を調べ始め、そのチームの詳細を確認する。明らかに変わった人が多いが、戦力としては見事と言えるだろう。
「おとぎの世界のチームだけど、「ワンダーヒーローズ」というチームとなっているわ。メンバーはリーダーのシンデレラ、桃太郎、金太郎、裸の王様、赤ずきん、浦島太郎、アラジン、白雪姫よ」
「凄いメンバーですね……もしかすると強力なライバルとなりますが、私達も負けられません!」
コーネリアの説明にジャンヌは驚きを隠せずにいたが、すぐに立ち上がって決意を固める。新たなライバルが出現したとなると、ここで立ち止まらずにレベルアップするしかないだろう。
「現在のレベルは八十となっていますが、トーナメントの出場者はレベルマックスで来るつもりです。すぐに私達も鍛えまくりましょう!」
「分かったわ!けど、あまり無理はしないでね!」
マリーからの忠告にジャンヌは笑顔で頷いたと同時に、三人はそのまま訓練場へと向かい出した。今頃零夜達は訓練をしているので、遅れを取らないよう急がないといけないだろう。
※
ジャンヌ達が訓練場に辿り着くと、エヴァ達がざわつきながら何かを話していた。訓練なのにざわついているのは、どうやら何かあったに違いないだろう。
「皆さん、何かあったのですか?」
ジャンヌが気になって質問すると、ヒカリが慌てながら彼女の元に駆け寄る。その様子だと何かあったに違いないだろう。
「大変よ、ジャンヌ!ウサギさんから話があって、おとぎの世界が危機だって!」
「ええっ!?おとぎの世界が!?」
ヒカリからの報告にジャンヌが驚いたその時、ウサギが慌てながら彼女達の元に駆け寄ってきた。その姿はチェック柄の上着を着ていて、白くて男性のウサギである。
「君も選ばれし戦士だね。実は僕達のおとぎの世界が大変な事になっているんだ!」
「大変な事になっているって……まさかアークスレイヤーですか!?」
ジャンヌからの質問に対し、ウサギは首を横に振りながら否定する。アークスレイヤーでは無いとなると、別の敵である事には間違いないだろう。
「実は……所属不明のカボチャ男爵が突然現れて、僕達の世界を混乱させたんだ!その結果、アリス達はカボチャ男爵の奴隷でお世話係となってしまい、桃太郎達は難を逃れている。この事態を重く見た僕は、急いで増援を探しに向かったんだ」
「それで今に至るという事ですね」
ウサギからの説明にジャンヌ達は納得の表情をするが、カボチャ男爵のやり方に怒りを感じていた。アークスレイヤーでなくてもその世界がピンチとなれば、黙ってばかりじゃいられない。カボチャ男爵の横暴を止めるとしたら、自分達がやるしかないと決意しているのだ。
「分かりました。この件については引き受けます。ですが、その前にこの世界での現状について、詳しく説明してもらえますか?」
「勿論だよ。ともかく全員が揃い次第説明するから!」
ジャンヌ達はおとぎの世界を救う事を決断するが、この事態を分からない者達がいるので説明を懇願。それにウサギは頷き、全員揃ってから説明をする事になった。
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