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第八章 激闘!トーナメントバトル
第二百七十四話 決死の大食い対決
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エヴァとセリアによる大食い対決が始まりを告げられたが、食べるのはまさかのピーマンの肉詰めだった。
ピーマンの肉詰めと言えば、ピーマン嫌いのお子さんたちの為に考案された料理の一つである。ハンバーグの肉の種を入れるからこそ、苦みが少なくなって食べやすくなっているのだ。ところがエヴァは大のピーマン嫌い。果たしてどうなってしまうのかだ。
「まいったわね……エヴァはピーマンが苦手なのに……この状態で勝てるのかしら……」
ヒカリはエヴァがピーマン嫌いである事を心配していて、この勝負に負けてしまう可能性が高いと言える。仮に食べようとしても、一口で食べなくなってしまうだろう。
「そうなると何か対策が必要になるわね。例えばケチャップをかけるとか」
「私だったらドレッシングかな?ピーマンと言えば野菜だし、とても美味しいからね」
「私のところはオーロラソースがあるわ。ケチャップとマヨネーズの様な物を組み合わせたのがあるし、家庭でもよく出ていたわ」
「アタイだったらチリソースだな。辛いのが好みだから、よくかけるんだよな」
ミミは対策方法を提案し、倫子も自分の意見を出しながら応える。それにアミリス達も反応し、次々と意見を出し合い始める。しかも応援そっちのけで、意見を出し合うのは流石にどうかと感じるだろう。
それを聞いたラビリンは指を鳴らし、次々と調味料を出現させる。そこにはケチャップ、マヨネーズ、ドレッシング、チリソースなど様々な物がある。
「なお、調味料もありますので自由にかけていいですよ!」
「あっ、聞いていたのですか?」
「ええ。私、地獄耳ですので……」
ラビリンは耳を動かしながら黒い笑みを浮かべていて、零夜達は思わずぞっとしてしまう。彼女を敵に回せばどうなるか分からないので、詳しい事は聞かない方が良いだろう。
「では、改めて大食い対決を始めます!果たして勝つのはセリアか?エヴァか?レディーゴー!」
ラビリンの合図で大食い対決が始まり、セリアは問題なく次々とピーマンの肉詰めを食べていく。彼女は大食いで好き嫌いがあまりない。だからこそこの勝負は有利と言えるだろう。
「セリアはドワーフ族の女性の中でも最強の大食い。彼女に勝つとしたら余程の実力が無ければ勝てないだろう」
「ええ。一戦目は確実と言えますね」
この様子に風子は笑みを浮かべながら見つめていて、夢子もそれに頷きながら同意する。この様子だと一戦目は楽勝ムードとなっていて、余程の事が無ければ大丈夫だろう。
一方のエヴァはどれを調味料にするか考えていて、気に入った物がないか探していた。しかもピーマンの肉詰めを食べてないのが証拠だ。
「食べてないわよ!何やっているの⁉」
「エヴァさん!しっかりしてください!」
この光景にコーネリアは驚いてしまい、ジャンヌは思わず叫んでしまう。するとエヴァはあるソースを見つけ、それに笑みを浮かべていた。恐らく彼女の好みであるソースなのか気になるが、何か秘策があると言えるだろう。
「これを使えば大丈夫!ハバネロチリソースで!」
「ハバネロだと⁉」
エヴァは手に持っているソースを使おうとしていて、零夜達は驚きを隠せずにいた。ハバネロと言えば激辛の香辛料の一種で、一般人が食えば辛くて転げまわるのは当たり前だ。しかしエヴァは辛いのが好みなので、このソースも問題なく食べられるだろう。
「このソースがあれば大丈夫よ!満遍なくかけないとね!」
エヴァはハバネロソースを構えながら跳躍し、次々とピーマンの肉詰めにかけていく。するとピーマンの肉詰めから辛い香りが広がり始め、誰もが驚きを隠せないのも無理ないのだ。
「これはいくら何でもやり過ぎでしょ!本当に大丈夫か⁉」
「心配無用!これなら問題ない!」
エヴァは次々とピーマンの肉詰めを問題なく食べ始め、バクバクと量を減らしていく。確かにエヴァはピーマンが苦手だが、好みのソースをつければ問題なく食べられる。変わった味覚を持つのだが、こうなるとエヴァに追い風が吹いたと言えるだろう。
「凄い!ピーマンの肉詰めが減っていくわ!」
「チャンスは今よエヴァ!思う存分やっちゃいなさい!」
この光景に美津代は驚きの表情で嬉しさを感じ取り、コーネリアはエヴァに対して声援を送り出す。そのままピーマンの肉詰めは半分を食い尽くし、ついにはセリアを抜かしてリードする状態となったのだ。
「それならこっちも負けられないわ!ケチャップで勝負よ!」
セリアはケチャップを構えたと同時に、ピーマンの肉詰めに次々とかけていく。あっという間に彼女のピーマンの肉詰めも、ケチャップまみれになってしまったのだ。むしろこの方が彼女にとって食べやすく、最善の方法と言えるだろう。
「なんとセリアもケチャップで対抗!互角となるいい試合になりそうだが、流石にハバネロソースは勘弁かな……」
ラビリンの実況で会場全体が盛り上がるが、ハバネロの香りに彼女は苦笑いをしていた。あの様な辛い物を食べてしまったら、辛さに耐えきれず火を吹いてしまう可能性もあるだろう。
そんな中エヴァの食べるスピードが速くなり、ラストスパートに突入しようとしていた。その差もみるみる広がっていて、この様子だと勝負が決まるのも当然だ。
「セリア!相手がスピードを上げてきたぞ!急げ!」
(言われなくてもそのつもりよ!ここで負けたらチームに迷惑が掛かるし、諦めずに最後まで突き進むのみ!)
風子からの声援と同時に、セリアも食べるスピードを上げていく。チームに迷惑をかけない為にも、この初戦は必ず落とす事ができないのだ。するとエヴァが最後の一個を見ごと食べ終えてしまい、ここでゴングが鳴らされる。その瞬間、第一試合が終わりを告げられたのだ。
「勝負あり!勝者、エヴァ!」
「やった!」
エヴァは飛び跳ねながら喜び、無事に白星を手に入れる事ができた。零夜達も一斉にエヴァの元へと駆け付け、彼女の勝利を喜んでいた。
「無事に勝つ事ができて良かったが、まさかあの調味料で勝つとは驚いたな……」
「ええ。ハバネロソースは大好物だからね。おかげでピーマンはもう大丈夫だし、調味料を出してくれた事に感謝しないとね!」
苦笑いする零夜に対し、エヴァは笑顔でVサインをしながら応える。今回の戦いは嫌いな物が出てピンチの状態だったが、ハバネロソースがあった事で見事逆転勝利を収める事ができた。今回の戦いは調味料にハバネロソースがあったからこそ、エヴァの勝利に繋がったと言えるだろう。
「まさか負けてしまうとは……ごめんなさい……」
一方のセリアは頭を下げながら、チームの皆に謝罪をしていた。今回の戦いで敗北した事で、チームの役に立てなかった事を後悔しているだろう。
すると風子がセリアに近付き、彼女の頭を優しく撫で始める。
「いいや。お前はよくやった。後の事は私達に任せてくれ」
「……ええ!」
風子の優しい笑顔に対し、セリアも涙目の笑顔で応える。第一試合はブレイブペガサスが先勝したが、戦いはまだまだこれからであるのだった。
ピーマンの肉詰めと言えば、ピーマン嫌いのお子さんたちの為に考案された料理の一つである。ハンバーグの肉の種を入れるからこそ、苦みが少なくなって食べやすくなっているのだ。ところがエヴァは大のピーマン嫌い。果たしてどうなってしまうのかだ。
「まいったわね……エヴァはピーマンが苦手なのに……この状態で勝てるのかしら……」
ヒカリはエヴァがピーマン嫌いである事を心配していて、この勝負に負けてしまう可能性が高いと言える。仮に食べようとしても、一口で食べなくなってしまうだろう。
「そうなると何か対策が必要になるわね。例えばケチャップをかけるとか」
「私だったらドレッシングかな?ピーマンと言えば野菜だし、とても美味しいからね」
「私のところはオーロラソースがあるわ。ケチャップとマヨネーズの様な物を組み合わせたのがあるし、家庭でもよく出ていたわ」
「アタイだったらチリソースだな。辛いのが好みだから、よくかけるんだよな」
ミミは対策方法を提案し、倫子も自分の意見を出しながら応える。それにアミリス達も反応し、次々と意見を出し合い始める。しかも応援そっちのけで、意見を出し合うのは流石にどうかと感じるだろう。
それを聞いたラビリンは指を鳴らし、次々と調味料を出現させる。そこにはケチャップ、マヨネーズ、ドレッシング、チリソースなど様々な物がある。
「なお、調味料もありますので自由にかけていいですよ!」
「あっ、聞いていたのですか?」
「ええ。私、地獄耳ですので……」
ラビリンは耳を動かしながら黒い笑みを浮かべていて、零夜達は思わずぞっとしてしまう。彼女を敵に回せばどうなるか分からないので、詳しい事は聞かない方が良いだろう。
「では、改めて大食い対決を始めます!果たして勝つのはセリアか?エヴァか?レディーゴー!」
ラビリンの合図で大食い対決が始まり、セリアは問題なく次々とピーマンの肉詰めを食べていく。彼女は大食いで好き嫌いがあまりない。だからこそこの勝負は有利と言えるだろう。
「セリアはドワーフ族の女性の中でも最強の大食い。彼女に勝つとしたら余程の実力が無ければ勝てないだろう」
「ええ。一戦目は確実と言えますね」
この様子に風子は笑みを浮かべながら見つめていて、夢子もそれに頷きながら同意する。この様子だと一戦目は楽勝ムードとなっていて、余程の事が無ければ大丈夫だろう。
一方のエヴァはどれを調味料にするか考えていて、気に入った物がないか探していた。しかもピーマンの肉詰めを食べてないのが証拠だ。
「食べてないわよ!何やっているの⁉」
「エヴァさん!しっかりしてください!」
この光景にコーネリアは驚いてしまい、ジャンヌは思わず叫んでしまう。するとエヴァはあるソースを見つけ、それに笑みを浮かべていた。恐らく彼女の好みであるソースなのか気になるが、何か秘策があると言えるだろう。
「これを使えば大丈夫!ハバネロチリソースで!」
「ハバネロだと⁉」
エヴァは手に持っているソースを使おうとしていて、零夜達は驚きを隠せずにいた。ハバネロと言えば激辛の香辛料の一種で、一般人が食えば辛くて転げまわるのは当たり前だ。しかしエヴァは辛いのが好みなので、このソースも問題なく食べられるだろう。
「このソースがあれば大丈夫よ!満遍なくかけないとね!」
エヴァはハバネロソースを構えながら跳躍し、次々とピーマンの肉詰めにかけていく。するとピーマンの肉詰めから辛い香りが広がり始め、誰もが驚きを隠せないのも無理ないのだ。
「これはいくら何でもやり過ぎでしょ!本当に大丈夫か⁉」
「心配無用!これなら問題ない!」
エヴァは次々とピーマンの肉詰めを問題なく食べ始め、バクバクと量を減らしていく。確かにエヴァはピーマンが苦手だが、好みのソースをつければ問題なく食べられる。変わった味覚を持つのだが、こうなるとエヴァに追い風が吹いたと言えるだろう。
「凄い!ピーマンの肉詰めが減っていくわ!」
「チャンスは今よエヴァ!思う存分やっちゃいなさい!」
この光景に美津代は驚きの表情で嬉しさを感じ取り、コーネリアはエヴァに対して声援を送り出す。そのままピーマンの肉詰めは半分を食い尽くし、ついにはセリアを抜かしてリードする状態となったのだ。
「それならこっちも負けられないわ!ケチャップで勝負よ!」
セリアはケチャップを構えたと同時に、ピーマンの肉詰めに次々とかけていく。あっという間に彼女のピーマンの肉詰めも、ケチャップまみれになってしまったのだ。むしろこの方が彼女にとって食べやすく、最善の方法と言えるだろう。
「なんとセリアもケチャップで対抗!互角となるいい試合になりそうだが、流石にハバネロソースは勘弁かな……」
ラビリンの実況で会場全体が盛り上がるが、ハバネロの香りに彼女は苦笑いをしていた。あの様な辛い物を食べてしまったら、辛さに耐えきれず火を吹いてしまう可能性もあるだろう。
そんな中エヴァの食べるスピードが速くなり、ラストスパートに突入しようとしていた。その差もみるみる広がっていて、この様子だと勝負が決まるのも当然だ。
「セリア!相手がスピードを上げてきたぞ!急げ!」
(言われなくてもそのつもりよ!ここで負けたらチームに迷惑が掛かるし、諦めずに最後まで突き進むのみ!)
風子からの声援と同時に、セリアも食べるスピードを上げていく。チームに迷惑をかけない為にも、この初戦は必ず落とす事ができないのだ。するとエヴァが最後の一個を見ごと食べ終えてしまい、ここでゴングが鳴らされる。その瞬間、第一試合が終わりを告げられたのだ。
「勝負あり!勝者、エヴァ!」
「やった!」
エヴァは飛び跳ねながら喜び、無事に白星を手に入れる事ができた。零夜達も一斉にエヴァの元へと駆け付け、彼女の勝利を喜んでいた。
「無事に勝つ事ができて良かったが、まさかあの調味料で勝つとは驚いたな……」
「ええ。ハバネロソースは大好物だからね。おかげでピーマンはもう大丈夫だし、調味料を出してくれた事に感謝しないとね!」
苦笑いする零夜に対し、エヴァは笑顔でVサインをしながら応える。今回の戦いは嫌いな物が出てピンチの状態だったが、ハバネロソースがあった事で見事逆転勝利を収める事ができた。今回の戦いは調味料にハバネロソースがあったからこそ、エヴァの勝利に繋がったと言えるだろう。
「まさか負けてしまうとは……ごめんなさい……」
一方のセリアは頭を下げながら、チームの皆に謝罪をしていた。今回の戦いで敗北した事で、チームの役に立てなかった事を後悔しているだろう。
すると風子がセリアに近付き、彼女の頭を優しく撫で始める。
「いいや。お前はよくやった。後の事は私達に任せてくれ」
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