73 / 89
72.異世界で記憶喪失になったら
しおりを挟むなんだかよく寝たな~、気持ちいいなぁ、と満ち足りた感覚のままゆっくりと目を開ける。
周囲の明るさを眩しく思う間もなく、一目見れば絶対に忘れられないほどに美しく整った顔の美丈夫が目の前にいて、視線が釘付けになった。
短めの金糸の髪に縁どられた、白く透き通った肌にすっと通った鼻筋、端正な口元と、こちらを見つめる紫水晶色の瞳。
嫉妬すら無意味なほどに洗練され一つ一つが整ったパーツ、それを完璧な配置にしたらこんな顔になるのだろうか。そんなことを思いながら、あまりの現実離れした美形を前につい口元が緩む。これほど綺麗な存在を間近で見られるなんて、いい夢だなと。
誰かの名前を呼びながら、ほっとしたように息をついて僅かに緩んだその人の表情も十人中、いや、百人中百人が見惚れるくらい絵になっているのだから。
だから、自分の心の声がそのまま口をついて出ていたことに、しばらく気がつけなかった。
それを小さく笑われて、だって仕方ないだろこんな神々しくて神様っぽい人間なんてお目にかかったことないんだ、と頭の隅で反論しかけた時だ。
何か、噛み合わない。
俺の髪を梳きながら、耳に心地の良い声音で穏やかに話すこの人は、誰なのか。
知らないはずなのに、知っている気がする。
うまく言葉にならないちぐはぐな感覚が、だんだんと大きくなっていく。
その中で、滔々と話し続ける目の前の人の名前を呼ぼうとして、呼べないことに気づいて、そもそもこの人が誰なのかわからない、と自分の中で結論が出てしまった。
それが酷く嫌で、嫌で嫌で仕方なくて、でもなぜそう感じるのかすらわからないまま、柔らかに眇められた紫色の瞳を見つめて、どうにか問いかけた。
「あの……だれ、ですか?」と。
驚きに収縮した瞳に酷く傷ついた色が浮かんだ瞬間、胸のどこかが盛大に軋みを上げた気がした。
でも、そんなわけのわからない感覚に意識をやる余裕は、その後の俺には一切なかった。
しばらく沈黙した美丈夫に「どこまで覚えている?」と掠れた声音で問いかけられ、そう言えば俺はどうしてこんな見慣れない豪華なベッドで寝てるんだ、と考え始めた直後、パニックに陥ったからだ。
え?なんで俺、自分の名前も言えないの?というかここどこ?で、ほんとこの人誰?なんで俺こんな所にいるの?ここ日本……ん?日本てどこだっけ?あれ?え?俺、今まで何してた??
一体何がどうなって、なんでこんなことになって、何がなんで俺は今どうなっているんだ??と、頭の中があわあわ大混乱を極めた俺。記憶喪失だな、と金髪美人さんに判定された。
しかもここ、俺が元々いた『世界』とは違う、らしい。いや、世界ってなんだよ、それが違うってどうなってんだよ、あーでもなんとなく言いたいことはわかる、気がする。
つまり俺、異世界で記憶喪失になった!!!………………マジか!!夢だろ!?夢オチだろ!?…………夢オチってなんだっけ?!!
そんなプチ恐慌状態の俺へ面倒がらず簡潔に、滾々と、諭すようにこの状態を説明してくれた金髪紫眼のお兄さん、見た目二十代後半くらいのとんでもない美形さん曰く、きっとこれは怪我の後遺症による一時的なものだろう、と。
そうでなければならぬ、って最後にぽつりと小さく呟いてたけど。
結局その日は、俺は『カナタ』という名前で、この神々しい美形はロイさん、後から部屋にやってきた色々世話をしてくれる兎耳の爺様がファイさん、というのを教えてもらって終わった。
どうやら俺は長い間眠っていたそうで、起きて早々に負担をかけるものではない、とロイさんがそれ以上の話をしてくれなかったのだ。
色々、もうそれは山ほど色々気になることだらけだったんだけどな。結局その言葉に従って何も聞けないまま、ベッドの上でクッションに背中を支えられながら暖かくてあっさりとした美味しいスープを飲んだ。
その後すぐに夜だから寝ろ、と言われるがまま横になり、また目を閉じたんだ。全然眠くもなかったから、寝付くまでにかなり時間がかかったけど。
そのせいか、やけに広すぎるベッドが寂しいとか、寒くもないはずなのに寒いとか、「よく休め」と部屋を出て行ったロイさんをなぜか何度も思い出しては、理由のない胸の小さな痛みと付き合う羽目になった。
それでもどうにか眠りに落ちる直前、次に目が覚めたら、全部思い出せてるといいなと願いながら。そうしたら、あの紫水晶みたいな瞳はまた緩く甘く溶けて、笑ってくれるだろうか。なんて頭の片隅に過った。
そして、そんな夜を七回繰り返した結果。
――――俺、相変わらず何にも思い出せないんだけど!!?これってどうなの?もしかしてずっとこのままなのか?!
自分が元々住んでいた所も、家族とかもぼんやりどころか、こう霞んでる?くらいの感覚でしか覚えてないし、何よりこの豪華な部屋で会う人会う人にちょっと寂しそうな顔されるのも申し訳ないし、それに何より!!
ロイさんが傍目から見てもかなり憔悴してるのがほんっっとーに!!申し訳ないんですけどぉお――――!!?
まだ詳しい話を誰もしてくれないから、よくはわからないんだが、ロイさんと俺って結構親しい関係だったみたいだ。
忙しいのか、ロイさんが俺と一緒にいる時間はあまり多くないけど、それでも傍にいると何だか胸がふわふわしてくるし、誰といるよりも落ち着くし、安心できる。
もしかして、俺の保護者だったんだろうか?でも家族にこんなとんでもない美丈夫がいた覚えは欠片もない。確か、弟がいたような気はするけど、兄はいなかった、はずだし。じゃあ父親?えー……それだけはない、とどこかが断言するし。
じゃあ何だろう?
答えの出ない疑問を胸で繰り返しながら、今日も一人で広い広い庭園の一角を散歩している。あぁ、一人だけど、ファイさんがつかず離れずの距離で見守ってくれているのは知ってる。
なんだか初めてのお使いみたいだ、とまたよく覚えていない言葉が頭に過る中、白い円柱に金の細工が見事な四阿でちょっと休憩。
はふー、と大きな息を一つ吐いたのは、俺の体力の無さが冗談ですまないレベルになっているからだ。
目を覚ました日の翌日に、試しに少し歩いてみようとベッドから降りたものの、廊下へ繋がる扉まで辿り着けず、結局ロイさんに担がれてベッドに戻る羽目になったのはもう忘れたい。まさか室内で行き倒れ経験ができるとは………。
でもその状態に比べれば、なんだかんだで歩ける距離も長くなっているし、体力も戻ってきてはいるんだ。なるべく前向きに考えながら、籐で編んだような座り心地のいいベンチに腰掛けて、本日も快晴な青空を日陰から見上げる。
「おぉー……今日も綺麗だなぁ」
じっと見つめていれば浮かび上がってくる青い光が描き出す幾何学模様、川のように宙を流れていく綺麗なそれをぼんやりと見送って、また疑問が増えてくる。
あれはいったい何だろう、触ってみたいが嫌な予感もする。それに、たまに世界が薄っすら赤く染まって見えるのも、気になる。今も目の前を、黒い砂粒のような光が横切っていくし。
これを『不思議』だと感じるのは、やはり俺が元々別の世界の住人だから、なのだろうか。
そうつらつらと考え事をして自分を誤魔化していたが、あまりにもぼんやりしていたせいで、ぽろっと口から本音が零れていた。
「――――なんか……寂しいな……」
記憶がないから、比較対象がないから、具体的に何がどうこうと言うわけではないけれど。……違う、それは嘘だ。
本当は、ふとした時に隣に温もりがないこととか、話しかけてくれる声が知らず期待していたのと違う人だったとか、例え一緒にいてもどこか遠く感じたり、俺を見て、その向こうに誰かを探すような紫色の瞳が―――
そこまで勝手に思考が進んで、俺は再度ため息をついた。これだ、もう何度目だこのウジウジうだうだした思考は。
頭を空っぽにしていたら、すぐにこんな事を考えてしまう。決まって、いつだって、いつの間にか唯一人のことだけが脳裏を占める。
こうなったらいい加減、認めるしかないだろう。
俺って、男が好きだったんだと。いや、ちょっと違うか?あの人だから、好きなんだ。
陽の光を集めたような金糸の髪も、光の加減で色を変える紫水晶の瞳も、穏やかに微笑む姿も、耳に心地良い低い声音も。
会えばいつだって一番に俺の体調を気遣ってくれるのも、俺の記憶が戻らないことを誰よりも悲しんでくれていることも、きっとこうなる前の俺のことを大切に想ってくれていたのだと、言葉にされずとも伝わってくる。
だから、俺もあの人を好きになったのか?んん……むしろ、俺って一目惚れしてないか?どうなんだろうな。
でもなんにせよ、このちょっと胸がざわざわして苦しいような痛いような感覚は、あの人のことが好きだからだ。
それだけは、間違いない。ただ、なぁ……………
(あの人って見るからに金持ちそうで、地位がありそうじゃん?こんなでっかい庭に、城みたいなこのお屋敷だけで世界が違うのわかるし。それに今の俺って、頭ぱっぱらぱーの役立たずだろ?
いざ『好きです!』なんて言っても、相手にされなくないか?昔の関係性も、そういうのじゃなかった、とか言われたらそれこそ玉砕じゃん。そうしたら、鬱陶しがられてもうここに置いてもらえなくなるかも?……ダメだ、それはダメだ。今ですらろくに一緒にいられないのに、ここを追い出されたりなんてしたら、もう二度と会えなくなるんじゃ―――)
それは、とてもとても怖いことだと、直感で判断できた。会えなくなるなら、傍にいられなくなるなら、こんな世界で生きていたって意味がない。
「カナタ?どうした、顔色が悪いぞ。」
「……ぁ……ロイ、さん……」
声を掛けられて初めて空ではなく、いつの間にか膝で握りしめた手を見つめていたことに気づかされながら、慌てて顔を上げる。
そこにはいつもと同じ、深い赤色をした見るからに高級なローブを自然体で着こなすロイさんが、完成された彫像のように目の前で佇んでいた。
あー……かっこいいな、ほんっと。同じ人間だよな?そのかっこよさを俺に1ミクロンでいいから分けて欲しいよな。
目の保養とばかりにその姿に見入っていると、やがて小さな衣擦れの音と共に、指先まで綺麗に整った白い手がそっと俺の頬に触れた。
それだけで、心臓が一段階跳ね上がったように感じながら、ゆったりと穏やかな声音で紡がれる言葉に聞き惚れる。
「ふむ、熱はないようだな。無理をする必要などないのだから、ゆっくり療養するがいい。」
「えと……ありがとう、ございます。」
頬に熱が集まり始めるのを自覚する前に、あっさりその白い指先が離れていく。それがとても残念に思えて、身を起こしたロイさんを思わずそのまま見つめてしまっていた。
初めて会った日から、日に日にどこか厭世的な気配を纏い始めても、その紫色の双眸に宿る光に時折影が差し込もうとも、この人の美しさが損なわれることはない。
ただ、そんな姿に胸の奥で酷い焦燥に駆られるんだ。違うだろ、って言いたくなる。
この人は、そんな昏い目で俺を見ない。取り繕ったような上辺だけ優しい声音で、俺と話さない。
本当はたくさん俺の名を呼んでくれるはずなのに、最近は全然口にも出されない。それに、俺に触れる手は、もっと――――
「どうした?そのような顔をして。
無防備だな……それでは、悪い男に喰われてしまうぞ?」
はっと我に返った時には、先ほどよりも深く身をかがめたロイさんの腕が、俺の座るベンチの背もたれに伸ばされ、圧し掛かるような至近距離で顎先を逆の手で緩く掴み上げられていた。
表面的はどこか愉し気な声音と、眇められた優し気な瞳にちらりと映る仄暗い光を目と鼻の先に見咎めた瞬間、ぞわりと背筋を悪寒が走る。
これは、怖いものだと。きっと酷いことを、される、と。
でも、
「っ……いい、よ?……ロイ、さんなら、なにしても――」
声が震えないよう、精一杯の虚勢を張ってそう口にした。だってさ、俺はこの人のことが、『好き』だから。
『愛してる』なんて、いつか嘘になるような薄っぺらい言葉じゃなくて、俺が『好き』だと心の底から言えるのは、きっとこの人だけだから。
やけに自分の鼓動を煩く感じながら、空に浮かぶ曖昧な雲のように、胸の中で浮かんでは消えて流れていく想いが、とても大切な気がした。
吐息が触れ合いそうなほどの至近距離で、俺をじっと見下ろす紫色の双眸に浮かぶ感情は隠され、凪いだように何も映さない。
そのまま俺にとってはとてもとても長い時間、縋るような気持ちでそれを見つめていたが、不意に形の整った口元が小さく歪んだ。
「―――冗談だ。お前のような子供に、手など出さぬ。」
そう揶揄うように喉奥で嗤いながら、何事もなかったかのように身を起こすロイさんにしばし呆然とした後、俺は胸の内で盛大に悪態をついた。
(嘘つけッ!!!!誰が子供だ誰がッ!!!!このッッハゲッ!!!)
ドッドッと荒い心音を抑えようと胸に手を当てていると、遠くからファイさんが控えめに呼びかける声がした。
「陛下、お客様とのお時間でございます。」
ロイさんと同じようにそちらへ首を巡らすと、二度ほど会ったことのある人たちが、ファイさんの後ろで手を振っていた。
一人は、長い白金の髪をツインテールにした小柄な美少女で、真っ黒な外套にその身を包んでいる。もう一人は、肩まである赤みがかかった金髪と白衣に眼鏡姿の理知的に見える、背丈のある男。
そして最後の一人…………だけは、見覚えがなかった。
藍色のローブを纏い、白髪を頭の上でひとまとめのお団子にしている、腰の曲がったみるからによぼよぼな老人。男か女かも一目ではわからないが、その人が二人に支えられるようにして立っていた。
俺と目が合うとなぜか深々と俺に向かってお辞儀をしてくれたので、慌ててベンチから立ち上がり俺もぺこっと頭を下げるなか
「そうか、今行く。
よいか、くれぐれも無理はするな――――カナタ」
ロイさんはそう最後に俺の名を小さく呟いて、背を翻した。
迷いなく真っすぐファイさんたちの元へ向かう、細身に見えて実は意外としっかりしていそうなその背中を見送りながら、確信する。
異世界で記憶喪失になったら、失恋したと。
95
あなたにおすすめの小説
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~
水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。
死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!?
「こんなところで寝られるか!」
極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く!
ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。
すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……?
「……貴様、私を堕落させる気か」
(※いいえ、ただ快適に寝たいだけです)
殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。
捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。
藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。
妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、
彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。
だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、
なぜかアラン本人に興味を持ち始める。
「君は、なぜそこまで必死なんだ?」
「妹のためです!」
……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。
妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。
ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。
そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。
断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。
誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる