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さよなら
第一話
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数日間、熱と喉の痛みに悩まされたものの、日ごろ鍛えていた甲斐もあり風邪はすぐに軽快に向かった。
暁人の様子が気になったが、それを聡介に尋ねることは何故か気が引け、出歩けるようになってからこっそりと二人で住んでいたマンションに行ってみた。そこで見つけたのは、すでに別の名前が表札に入っている郵便ポストだった。
彼が大学を辞めるわけはない。別のキャンパスにある医学部を訪ねれば、会うことはできる。けれど結局、それだけのことが出来なかった。会ってどうしたいのかすら、陸には分からなかった。
暁人と綱渡りの関係を続けていた時と変わらない、いつもの日常が帰ってきた。これ以上は、限られた時間を無駄にできない。もともと田舎に帰る気もなかった陸は、研究室が休みとなる盆も全て勉学と研究に充てた。何かに没頭している方が楽だった。
時期を同じくして、急に多忙となった聡介から回される仕事量もどっと増えた。心なしか食欲も落ちた聡介が心配だったが、夏バテだと笑ってはぐらかされるだけで踏み込ませてはもらえなかった。
聡介との間に起きたこと、暁人との間に起きたこと、佳との間に起きたこと。それらはみな突然のようで、これまで積み重ねてきたもことの結果だ。そして自分は、結局全てから背を向けて目を瞑っている。
「陸くん、ちょっといいかな」
聡介に呼ばれたのは、徹夜明けの朝だった。窓から見える朝焼けの空はオレンジからブルーへの鮮やかなグラデーションを描き、浮いた積雲に今日も暑くなりそうだとぼんやり思う。
小さな応接セットのある一角に着くと、そこには聡介が用意したらしいアイスコーヒーが置かれていた。二つある紙袋は、聡介のマンションから大学までのルートにあるパン屋のものだ。
「朝食がまだだろう。サンドイッチだが、食べながら話そう」
「いただきます」
勧められるままに冷えたコーヒーで喉を潤し、紙袋の中の大きなツナサンドをかじる。陸がもくもくと食べ進める間も、聡介はコーヒーしか口にしなかった。
「陸、カナダに行く気はないか」
「え」
どこか調子が悪いのかと尋ねようとした矢先に、とんでもないことを言い出された。突然のことに返事もできないでいると、聡介はゆっくりと本題を話し始める。
「実は去年君が発表した論文を気に入ってくれた博士がいてね。もし良ければ、留学してみないかとの話を頂いているんだ。本格的に古生物学を学ぶなら、これ以上のチャンスはないと思う」
「は……い、あの、急なお話で」
古生物学を目指す者なら憧れないわけがない大学名に、認識の方が追いつかない。カナダへの留学は無論考えてはいた。しかしこんな突然に、それも先方から声をかけてもらえるなど、そんな事があるのだろうか。
ようやく混乱の少し落ち着いた頭が、近ごろ本業が疎かになる程に忙しかった聡介の様子を思い出させた。もしかしなくてもこの幸運の切符は、彼が必死の思いでもぎ取った物なのだと確信する。
「費用のことは心配しなくていい。僕はほら、収入全部自分のお小遣いだから、たっぷり溜め込んでいるんだ。気になるなら、無期限無利子でお貸しするよ」
「でも俺は、先生の元でまだ学ぶべきことが」
「行きなさい。人生とは有限だ。君の……いや、僕の夢を君が、現実にしてくれ」
まるで己の夢を託すように、しっかりと肩を掴む聡介の手が熱く重い。何気なく眺めた窓の外の美しさを、この研究室で過ごしたかけがえのない日々を、自分は生涯忘れることはないだろう。
夏休みを一週間ほど残して、佳は実家から大学で出来た友人の下宿先へと戻った。
気さくな友人は家賃その他半分持ちは助かると軽口を言ってくれるが、念願の一人暮らしの家にいつまでも居候はできない。
とにかく金だ。引越し代が気になる程の荷物はないが、まず家賃数ヶ月分の費用がかかる。両親に言えば出してくれるだろうが、兄の所で暮らすと大口を叩いた手前、話したくない。
それにそんな事を口にすれば、不利益を被るのは佳ではなく陸だ。これ以上、親と兄の溝が広がるところを見たくなかった。
「行ってきます、と」
佳に住む場所を提供してくれている友人は、遠方ということもあってもう少し故郷で過ごすと連絡があった。あと数日は気楽な一人暮らしだが、今夜もはりきって見入りの良い深夜のアルバイトである。
しっかりと戸締りをして二階建ての学生用アパートの階段を降りると、郵便受けのあるエントランス前に立っている人影が見えた。
本人の性格と同じく愛想に乏しい、シンプルな白いバンドカラーシャツに、黒のスキニー。服のことはよく分からないとモノトーンの物しか買わない兄は、白が朱色に染まるような夕焼けの中でも沈んだ色素の中にいる。
「なにか用か」
「え、と、なんでここが?」
「お前が研究室の先輩に頼み込んだんだろうがッ」
「うわぁああ、ちょいたんま、そんな怒んないでくれよ。はい、はいはい、ダメ元で頼みました。いやだって、兄貴の連絡先わかんなくなっちまったし、張り込みしたりしてぶん殴られたくないし、俺なりに必死だったんだって!」
「話が長い。結論から話せ」
「は、はぁい。あ、俺これからバイトだし、歩きながら話していいかな。こっから徒歩三十分くらいだから」
お願いと顔の前で手を合わせると、陸は切れ長の目をさらに細くしてこちらを睨みつけてから、ふいと先に立って歩き出した。慌てて後を追いながら、反対方向に行きかけている兄をこっちと呼び止める。
「しかし暑ィなぁ、今夜のバイトもキツそうだ」
「バイトって、何をしているんだ。まさか水商売か」
「夜間工事の交通整理だよ。早く金作らないとだからなぁ。夏休み中は詰め込んでいかないと」
「焼け石に水だ。さっさと父さん達に出してもらうなり借りるなりしろ。盆には帰ったんだろう。なぜその時に相談しない」
「だからそれはぁ、ああもう、色々とあるじゃん。兄貴から見たら悩みのない無神経な能天気野郎かもしれないけど、俺にだってそれなりに悩みはあんの!」
自業自得とは言え、住所も分からず連絡手段を絶たれた佳に残されたのは、研究室を直接尋ねることくらいだった。
何度も途中まで足を運び、陸が出入りをするのを見つけたこともある。けれど結局、話しかけることが出来なかった。兄の心の内がどうであれ、自分がした行為は彼を酷く傷つけた。
それくらいは、あの心臓を鷲掴みにされたような冷たい声を聞けば分かる。だって自分と陸は兄弟なのだから。どんなに疎まれていても、生まれたときから世界の誰よりも近くにいた存在なのだから。
だから、聞かなくても分かった。暁人は否定していたが、人を寄せ付けない所がある兄にとって彼は確かに特別な存在だった。特別で大切で、どう接して良いのか分からない。まるで触れないことでその輝きを守ろうとしているような、奇妙なバランスの執着心。
そんな目で暁人を見つめている陸がもどかしくて、兄に想われながら他に心を移す男が憎たらしくて、近しい故にどうにもならない自分が惨めで、佳は超えてはいけない一線を超えてしまった。
その結果がもたらした現状を、どう解釈するべきなのか。兄が愛するのは暁人の父親だと言われれば、納得するものがないわけでもない。そもそも地元から離れたがっていた兄が、比較的近場でもあるこの大学を選んだ理由も、梶聡介がいることに他ならないだろう。
陸は弟に自分のことを話してくれるような兄ではなかったが、彼が聡介に心酔していることは二人でいる様子を見ればすぐに分かる。それが敬愛なのか恋愛なのかは不明だが、愛に優劣をつけるとすれば、なんの情が一番になるかは本人次第だ。
暁人の様子が気になったが、それを聡介に尋ねることは何故か気が引け、出歩けるようになってからこっそりと二人で住んでいたマンションに行ってみた。そこで見つけたのは、すでに別の名前が表札に入っている郵便ポストだった。
彼が大学を辞めるわけはない。別のキャンパスにある医学部を訪ねれば、会うことはできる。けれど結局、それだけのことが出来なかった。会ってどうしたいのかすら、陸には分からなかった。
暁人と綱渡りの関係を続けていた時と変わらない、いつもの日常が帰ってきた。これ以上は、限られた時間を無駄にできない。もともと田舎に帰る気もなかった陸は、研究室が休みとなる盆も全て勉学と研究に充てた。何かに没頭している方が楽だった。
時期を同じくして、急に多忙となった聡介から回される仕事量もどっと増えた。心なしか食欲も落ちた聡介が心配だったが、夏バテだと笑ってはぐらかされるだけで踏み込ませてはもらえなかった。
聡介との間に起きたこと、暁人との間に起きたこと、佳との間に起きたこと。それらはみな突然のようで、これまで積み重ねてきたもことの結果だ。そして自分は、結局全てから背を向けて目を瞑っている。
「陸くん、ちょっといいかな」
聡介に呼ばれたのは、徹夜明けの朝だった。窓から見える朝焼けの空はオレンジからブルーへの鮮やかなグラデーションを描き、浮いた積雲に今日も暑くなりそうだとぼんやり思う。
小さな応接セットのある一角に着くと、そこには聡介が用意したらしいアイスコーヒーが置かれていた。二つある紙袋は、聡介のマンションから大学までのルートにあるパン屋のものだ。
「朝食がまだだろう。サンドイッチだが、食べながら話そう」
「いただきます」
勧められるままに冷えたコーヒーで喉を潤し、紙袋の中の大きなツナサンドをかじる。陸がもくもくと食べ進める間も、聡介はコーヒーしか口にしなかった。
「陸、カナダに行く気はないか」
「え」
どこか調子が悪いのかと尋ねようとした矢先に、とんでもないことを言い出された。突然のことに返事もできないでいると、聡介はゆっくりと本題を話し始める。
「実は去年君が発表した論文を気に入ってくれた博士がいてね。もし良ければ、留学してみないかとの話を頂いているんだ。本格的に古生物学を学ぶなら、これ以上のチャンスはないと思う」
「は……い、あの、急なお話で」
古生物学を目指す者なら憧れないわけがない大学名に、認識の方が追いつかない。カナダへの留学は無論考えてはいた。しかしこんな突然に、それも先方から声をかけてもらえるなど、そんな事があるのだろうか。
ようやく混乱の少し落ち着いた頭が、近ごろ本業が疎かになる程に忙しかった聡介の様子を思い出させた。もしかしなくてもこの幸運の切符は、彼が必死の思いでもぎ取った物なのだと確信する。
「費用のことは心配しなくていい。僕はほら、収入全部自分のお小遣いだから、たっぷり溜め込んでいるんだ。気になるなら、無期限無利子でお貸しするよ」
「でも俺は、先生の元でまだ学ぶべきことが」
「行きなさい。人生とは有限だ。君の……いや、僕の夢を君が、現実にしてくれ」
まるで己の夢を託すように、しっかりと肩を掴む聡介の手が熱く重い。何気なく眺めた窓の外の美しさを、この研究室で過ごしたかけがえのない日々を、自分は生涯忘れることはないだろう。
夏休みを一週間ほど残して、佳は実家から大学で出来た友人の下宿先へと戻った。
気さくな友人は家賃その他半分持ちは助かると軽口を言ってくれるが、念願の一人暮らしの家にいつまでも居候はできない。
とにかく金だ。引越し代が気になる程の荷物はないが、まず家賃数ヶ月分の費用がかかる。両親に言えば出してくれるだろうが、兄の所で暮らすと大口を叩いた手前、話したくない。
それにそんな事を口にすれば、不利益を被るのは佳ではなく陸だ。これ以上、親と兄の溝が広がるところを見たくなかった。
「行ってきます、と」
佳に住む場所を提供してくれている友人は、遠方ということもあってもう少し故郷で過ごすと連絡があった。あと数日は気楽な一人暮らしだが、今夜もはりきって見入りの良い深夜のアルバイトである。
しっかりと戸締りをして二階建ての学生用アパートの階段を降りると、郵便受けのあるエントランス前に立っている人影が見えた。
本人の性格と同じく愛想に乏しい、シンプルな白いバンドカラーシャツに、黒のスキニー。服のことはよく分からないとモノトーンの物しか買わない兄は、白が朱色に染まるような夕焼けの中でも沈んだ色素の中にいる。
「なにか用か」
「え、と、なんでここが?」
「お前が研究室の先輩に頼み込んだんだろうがッ」
「うわぁああ、ちょいたんま、そんな怒んないでくれよ。はい、はいはい、ダメ元で頼みました。いやだって、兄貴の連絡先わかんなくなっちまったし、張り込みしたりしてぶん殴られたくないし、俺なりに必死だったんだって!」
「話が長い。結論から話せ」
「は、はぁい。あ、俺これからバイトだし、歩きながら話していいかな。こっから徒歩三十分くらいだから」
お願いと顔の前で手を合わせると、陸は切れ長の目をさらに細くしてこちらを睨みつけてから、ふいと先に立って歩き出した。慌てて後を追いながら、反対方向に行きかけている兄をこっちと呼び止める。
「しかし暑ィなぁ、今夜のバイトもキツそうだ」
「バイトって、何をしているんだ。まさか水商売か」
「夜間工事の交通整理だよ。早く金作らないとだからなぁ。夏休み中は詰め込んでいかないと」
「焼け石に水だ。さっさと父さん達に出してもらうなり借りるなりしろ。盆には帰ったんだろう。なぜその時に相談しない」
「だからそれはぁ、ああもう、色々とあるじゃん。兄貴から見たら悩みのない無神経な能天気野郎かもしれないけど、俺にだってそれなりに悩みはあんの!」
自業自得とは言え、住所も分からず連絡手段を絶たれた佳に残されたのは、研究室を直接尋ねることくらいだった。
何度も途中まで足を運び、陸が出入りをするのを見つけたこともある。けれど結局、話しかけることが出来なかった。兄の心の内がどうであれ、自分がした行為は彼を酷く傷つけた。
それくらいは、あの心臓を鷲掴みにされたような冷たい声を聞けば分かる。だって自分と陸は兄弟なのだから。どんなに疎まれていても、生まれたときから世界の誰よりも近くにいた存在なのだから。
だから、聞かなくても分かった。暁人は否定していたが、人を寄せ付けない所がある兄にとって彼は確かに特別な存在だった。特別で大切で、どう接して良いのか分からない。まるで触れないことでその輝きを守ろうとしているような、奇妙なバランスの執着心。
そんな目で暁人を見つめている陸がもどかしくて、兄に想われながら他に心を移す男が憎たらしくて、近しい故にどうにもならない自分が惨めで、佳は超えてはいけない一線を超えてしまった。
その結果がもたらした現状を、どう解釈するべきなのか。兄が愛するのは暁人の父親だと言われれば、納得するものがないわけでもない。そもそも地元から離れたがっていた兄が、比較的近場でもあるこの大学を選んだ理由も、梶聡介がいることに他ならないだろう。
陸は弟に自分のことを話してくれるような兄ではなかったが、彼が聡介に心酔していることは二人でいる様子を見ればすぐに分かる。それが敬愛なのか恋愛なのかは不明だが、愛に優劣をつけるとすれば、なんの情が一番になるかは本人次第だ。
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