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しおりを挟む柔らかい唇が、アユフィーラの唇に重なる。初めは啄むようなキスが、段々と激しくなっていく。シキズキの舌が口内に入り込み、私の舌を吸い上げる。ちゅく、ちゅくと音を立てながら、時々目をあわせると、蕩けるように目を細める。
舌を絡めながら、時々やさしく彼の舌を噛む。シキズキとのキスは、いつもアユフィーラをうっとりとさせる。彼の魔力に、アユフィーラの魔力が反応する。その刺激が、新たな快感を生み出してくる。いつもシキズキは、キスの合間にアユフィーラの名前を優しくささやく。
「アユ…アユフィーラ…ん」
「…っう、っあっん、シキ…ズキ…アッ」
突然、シキズキの手が、アユフィーラの乳首をキュッと摘まんだ。
「うっ、結構痛いんだな…これ」
感覚共有をしているので、アユフィーラの痛みをシキズキも感じている。さわ、さわと胸を揉み始めると、シキズキは自分の胸も揉まれているように感じるのか、もだえ始めた。
「だ、ダメだ…触りたいのに、くすぐったい…」
どうやら、シキズキの胸は敏感みたいで、胸への刺激はくすぐったくなってしまうみたいだ。
「え、くすぐったいのって、性感帯の一つだって聞いたよ」
そう言って、アユフィーラは反対にシキズキの厚くなってきた胸板を撫でる。「あっ」反対に、自分の胸を触られているような感覚になってきた。
自分が感じすぎないくらいに、シキズキの胸を撫でる。よく見ると、傷痕が増えている。騎士になって間もないシキズキは、いわば下っ端でもある。打ち傷の絶えないようだ。その傷跡の一つを指でツーっとなぞる。
「この傷、新しいの?前はなかったような…」
「ん、ああ。それは最近かな。まだ、慣れなくてね…」
シキズキはアユフィーラの白い臀部を触りながら、頬にキスを落とした。
「でも今は、コッチに集中して」
そう言って、シキズキの手がアユフィーラの股の方を、触り始めた。
「アユは、触るだけでも気持ちいいんだね…」
「それは、シキズキが触ってくれるからだよ…」
剣を持つ手が、今は優しくアユフィーラの身体を撫でる。大切な宝物を愛でるように、肌を撫でるその手は、所々がざらついている。太ももの間を撫でていた手が、上の方の茂みを触り始めた。
「コッチも、可愛がらないとね…」
秘裂にそっと指を這わせる。アユフィーラの目をみて、シキズキが「濡れているね」と確認してきた。
「は、恥ずかしいから…そんなこと、確認しないで」
「はは、俺が君を可愛がって、こんなに素直に反応してくれているのが、嬉しいだけだよ」
そう言って、更に指を執拗に激しく動かし始めた。
「ひゃっ、…っああ…ん、んんっ」
「うっ、す、すごいな…」
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