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第3章
第528話 王家の影とフルバティエ王国へ
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「ちなみに何人くらいでお越しになる予定ですか?入れる人間を特定しないといけませんので……。誰でもは入れないんです。」
スウォン公国なんかに設置している魔導昇降と違って、時空の扉を通じて行くには、対象者を指定しないと通れない仕組みだから。
「私と、頭領、副頭領の3人が通れれば結構です。お話があるのはその3人なので。」
「わかりました。ちなみに個人を特定するお名前を教えていただけますか?」
「我々に名前はありません。ありましたがもとより捨てました。任務に際しての通称があるのみです。私の名前はマリン。頭領はトパーズ、副頭領はテラコッタです。」
「了解しました。」
時空の扉を一時的に通行可能な対象を指定する!マリアンヌ・フォダ・リシャーラ皇太后陛下!マリン、トパーズ、テラコッタ!
【一時的に時空の扉を通行可能な人物が設定されました。マリアンヌ・フォダ・リシャーラ、マリン、トパーズ、テラコッタの4名が登録されました。】
「これで通行可能になりました。さあ、僕の国に参りましょう。そして皇太后陛下。」
「なんでございましょう?」
「この城は危険です。どこまで神罰によって破壊されるかわかりません。必要なものをマジックバッグにつめて、僕について来て下さい。僕の国で一時的に保護します。」
「は……。かしこまりました。」
マリアンヌ・フォダ・リシャーラ皇太后陛下が、カーテシーで恭しく頭を下げる。
「魔法師団長と騎士団長のお2人。」
「はっ。」
僕は父さまとグリフィス侯爵を呼んだ。
「大地は焼かれないことになりましたが、エザリス王国同様、大臣と国王には神罰が下ります。この城は崩れる危険があります。従者の方々を、安全に避難させてください。」
「かしこまりました。」
「承りました。お前たち、聞いていたな!従者たちを城から逃がすんだ!必要な物は最低限マジックバッグに入れて逃げるように!」
「はっ!」
「それでは参りましょうか。
──時空の海!!」
僕は時空の扉を出して、マリアンヌ・フォダ・リシャーラ皇太后陛下をエスコートすべく、手を差し出した。
「さあ、参りましょう。王家の影の3名は、ここでは姿は見せられませんか?」
「はい、申し訳ありません。」
「では、扉の中に入れたら、声をかけてください。僕には見えないので、皆さまが入ったかどうかがわからないので。」
「かしこまりました。」
マリアンヌ・フォダ・リシャーラ皇太后陛下と共に時空の扉の中に入ると、
「全員、入りましてございます。」
と声がした。
「わかりました。ではこれに乗って下さい。
魔導昇降で一気にフルバティエに向かいます。中に入ったらまた声をかけて下さい。」
「……入りましてございます。」
「わかりました。行きましょう。」
魔導昇降で一気にフルバティエに向かう。
「ここから城まで、動く歩道で向かいます。
ついて来て下さい。」
見えない3人に声をかける。
動く歩道が城に到着し、中に入ると、
「……もうよろしいでしょう。」
そう声がして、3人が姿を現した。
僕の前に、白髪のおばあさん、ブルネットの髪を撫でつけた青い目の中年男性、暗い茶髪長い髪を先端で1つに束ねた、青い目のメガネの美女の3人が立っていた。
「お初にお目にかかります。リシャーラ王国付きの王家の影の頭領をしておりました、トパーズと申します。」
と白髪のおばあさんが言った。
「副頭領をしております、テラコッタと申します。以後、お見知り置きを。」
ブルネットの髪を撫でつけた青い目の中年男性がそう名乗った。
「私がマリンと申します。コバルトの師匠をしております。よろしくお願い致します。」
暗い茶髪長い髪を先端で1つに束ねた、青い目のメガネの美女がそう言った。
「皆さまのお話をお伺いする前に、マリアンヌ・フォダ・リシャーラ皇太后陛下を国賓としてご案内する必要があります。少々お待ちいただけますでしょうか?」
僕がそう言って手を上げると、従者がサッと寄って来て、ご案内致します、とマリアンヌ・フォダ・リシャーラ皇太后陛下の前に立って、深々とお辞儀をした。
「従者を連れていらっしゃいませんから、この者をこちらにいる間の専属従者とさせていただきますがよろしいですか?」
「過分なご配慮、痛み入ります。」
マリアンヌ・フォダ・リシャーラ皇太后陛下が再びカーテシーで頭を下げた。
従者に連れられて皇太后陛下が視界から消えると、僕は3人に向き直った。
「お3方は謁見の間にご案内します。」
再び手を上げると、別の従者が彼らを案内して行った。僕は別の場所から出る必要があるので、別行動で別ルートを通った。
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スウォン公国なんかに設置している魔導昇降と違って、時空の扉を通じて行くには、対象者を指定しないと通れない仕組みだから。
「私と、頭領、副頭領の3人が通れれば結構です。お話があるのはその3人なので。」
「わかりました。ちなみに個人を特定するお名前を教えていただけますか?」
「我々に名前はありません。ありましたがもとより捨てました。任務に際しての通称があるのみです。私の名前はマリン。頭領はトパーズ、副頭領はテラコッタです。」
「了解しました。」
時空の扉を一時的に通行可能な対象を指定する!マリアンヌ・フォダ・リシャーラ皇太后陛下!マリン、トパーズ、テラコッタ!
【一時的に時空の扉を通行可能な人物が設定されました。マリアンヌ・フォダ・リシャーラ、マリン、トパーズ、テラコッタの4名が登録されました。】
「これで通行可能になりました。さあ、僕の国に参りましょう。そして皇太后陛下。」
「なんでございましょう?」
「この城は危険です。どこまで神罰によって破壊されるかわかりません。必要なものをマジックバッグにつめて、僕について来て下さい。僕の国で一時的に保護します。」
「は……。かしこまりました。」
マリアンヌ・フォダ・リシャーラ皇太后陛下が、カーテシーで恭しく頭を下げる。
「魔法師団長と騎士団長のお2人。」
「はっ。」
僕は父さまとグリフィス侯爵を呼んだ。
「大地は焼かれないことになりましたが、エザリス王国同様、大臣と国王には神罰が下ります。この城は崩れる危険があります。従者の方々を、安全に避難させてください。」
「かしこまりました。」
「承りました。お前たち、聞いていたな!従者たちを城から逃がすんだ!必要な物は最低限マジックバッグに入れて逃げるように!」
「はっ!」
「それでは参りましょうか。
──時空の海!!」
僕は時空の扉を出して、マリアンヌ・フォダ・リシャーラ皇太后陛下をエスコートすべく、手を差し出した。
「さあ、参りましょう。王家の影の3名は、ここでは姿は見せられませんか?」
「はい、申し訳ありません。」
「では、扉の中に入れたら、声をかけてください。僕には見えないので、皆さまが入ったかどうかがわからないので。」
「かしこまりました。」
マリアンヌ・フォダ・リシャーラ皇太后陛下と共に時空の扉の中に入ると、
「全員、入りましてございます。」
と声がした。
「わかりました。ではこれに乗って下さい。
魔導昇降で一気にフルバティエに向かいます。中に入ったらまた声をかけて下さい。」
「……入りましてございます。」
「わかりました。行きましょう。」
魔導昇降で一気にフルバティエに向かう。
「ここから城まで、動く歩道で向かいます。
ついて来て下さい。」
見えない3人に声をかける。
動く歩道が城に到着し、中に入ると、
「……もうよろしいでしょう。」
そう声がして、3人が姿を現した。
僕の前に、白髪のおばあさん、ブルネットの髪を撫でつけた青い目の中年男性、暗い茶髪長い髪を先端で1つに束ねた、青い目のメガネの美女の3人が立っていた。
「お初にお目にかかります。リシャーラ王国付きの王家の影の頭領をしておりました、トパーズと申します。」
と白髪のおばあさんが言った。
「副頭領をしております、テラコッタと申します。以後、お見知り置きを。」
ブルネットの髪を撫でつけた青い目の中年男性がそう名乗った。
「私がマリンと申します。コバルトの師匠をしております。よろしくお願い致します。」
暗い茶髪長い髪を先端で1つに束ねた、青い目のメガネの美女がそう言った。
「皆さまのお話をお伺いする前に、マリアンヌ・フォダ・リシャーラ皇太后陛下を国賓としてご案内する必要があります。少々お待ちいただけますでしょうか?」
僕がそう言って手を上げると、従者がサッと寄って来て、ご案内致します、とマリアンヌ・フォダ・リシャーラ皇太后陛下の前に立って、深々とお辞儀をした。
「従者を連れていらっしゃいませんから、この者をこちらにいる間の専属従者とさせていただきますがよろしいですか?」
「過分なご配慮、痛み入ります。」
マリアンヌ・フォダ・リシャーラ皇太后陛下が再びカーテシーで頭を下げた。
従者に連れられて皇太后陛下が視界から消えると、僕は3人に向き直った。
「お3方は謁見の間にご案内します。」
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