31 / 502
第13話 ロック鳥(鳥肉)の冷手羽とレバーペースト③
しおりを挟む
鍋が沸騰してきたらローリエを加えて弱火に戻し、落し蓋をして汁気がなくなるまで煮詰めていく。
煮詰まったら味を見ながら塩を加えて味を調節し、しばらくおいておいて熱を冷ます。
冷たくならない程度、手で触れられるくらいまで熱が冷めたら、フードプロセッサーでなめらかになるまで細かく砕き、生クリームを400CC、バターを40グラム加えてさらにフードプロセッサーにかける。
タッパーに入れて冷蔵庫でひと晩寝かせてレバーペーストの完成だ。半分以下の量なら5時間も寝かせればじゅうぶんだ。
冷蔵庫で5日はもつ常備菜となる。
俺はこれをツマミに酒を飲むのが好きなんである。ワインは白ワインでも構わないが、その時はコンソメのかわりに牛乳を使い、黒胡椒を加えている。
でかすぎる手羽は冒険者ギルドで適当な大きさにぶった切って貰ってあるので、今回は手羽先も手羽中もすべて使う。
ジップロックに、手羽100グラムに対して塩と黒胡椒をひとつまみ入れて、ジップロックの上からよく揉み込む。
そこに片栗粉を大さじ2投入し、袋を振りながら全体にまぶしたら、フライパンにサラダ油をしき、160度で30分かけてじっくりと揚げ焼きにして、キッチンペーパーでよく油を切ってやる。
鍋に手羽800グラムに対して水200ミリリットル、醤油大さじ8、みりん大さじ9、すりおろしにんにくと白胡麻を大さじ4入れて中火で温める。白胡麻は炒ってあるやつだ。
手羽を入れて中火で水分が減るまで、手羽にかけて絡めながら煮ていく。
熱を冷ましたらタッパーに入れて冷凍庫で1時間冷やして、冷手羽の出来上がりだ。
冷蔵庫ならひと晩寝かせてやればいい。
甘辛くてこれも酒によく合う。
俺は今日食べる用に小分けにして冷やしておいたレバーペーストをパテに乗せて、冷手羽とともにツマミにしながらビールを飲んだ。
手羽は冷手羽の方が絶対にうまいと俺は思う。
ついつい食べすぎてレバーペーストを追加で冷蔵庫から出そうとして、ビールが空になっていたのでやめた。
レバーペーストをツマミにすると、つい飲みすぎちまうんだよなあ。
次の日、朝から冒険者ギルドの前に集合すると、アスターさんは既に準備を終えて、仲間を紹介してくれた。魔法使いが1人にデバフの使える弓使いが1人、アスターさんの他に近接職が1人と、なかなかバランスのよいパーティーだった。
クエストに向かう前に、その町の冒険者ギルドに挨拶をする必要があるらしく、町の中に鍛冶工房があると言う。
案内してくれるお礼に、昨日作っておいた冷手羽をアスターさんに渡した。
この人の料理本当にうまいんだぜ、と仲間たちに自慢げに言い、楽しみに食べるよ、と言ってくれた。
冒険者ギルドに挨拶をした後で、アスターさんが鍛冶工房に案内してくれ、そこでアスターさんたちと別れた。
鍛冶工房は隣が武器屋になっていて、鍛冶工房で作成したものを直接おろしているらしい。
工場を見学したいと伝えると、部外者は立ち入り禁止だと言われてしまった。
それはそうかも知れない。鍛冶工房は危険なものだし、俺も弾を自作している最中に人に寄って来られたら困ってしまう。
だがここで引き下がってはここまで来た意味がなくなる。
俺はオリハルコンの武器の作成を考えているが、最高のものを作りたいので、どうしても見学させて欲しいと頼んだ。
「オリハルコンの武器だって?
あんたなんかに買えんのか?」
明らかに無理だろうという表情を浮かべて、若い男がそう言った。
最も希少という鉱石だ、だいぶお高いのだろう。俺は手持ちの金を全部見せた。
「……これじゃ手付金にしかならないが、まあいいだろう、親方に聞いてやるよ。」
若い男がそう言って奥に消えていった。
煮詰まったら味を見ながら塩を加えて味を調節し、しばらくおいておいて熱を冷ます。
冷たくならない程度、手で触れられるくらいまで熱が冷めたら、フードプロセッサーでなめらかになるまで細かく砕き、生クリームを400CC、バターを40グラム加えてさらにフードプロセッサーにかける。
タッパーに入れて冷蔵庫でひと晩寝かせてレバーペーストの完成だ。半分以下の量なら5時間も寝かせればじゅうぶんだ。
冷蔵庫で5日はもつ常備菜となる。
俺はこれをツマミに酒を飲むのが好きなんである。ワインは白ワインでも構わないが、その時はコンソメのかわりに牛乳を使い、黒胡椒を加えている。
でかすぎる手羽は冒険者ギルドで適当な大きさにぶった切って貰ってあるので、今回は手羽先も手羽中もすべて使う。
ジップロックに、手羽100グラムに対して塩と黒胡椒をひとつまみ入れて、ジップロックの上からよく揉み込む。
そこに片栗粉を大さじ2投入し、袋を振りながら全体にまぶしたら、フライパンにサラダ油をしき、160度で30分かけてじっくりと揚げ焼きにして、キッチンペーパーでよく油を切ってやる。
鍋に手羽800グラムに対して水200ミリリットル、醤油大さじ8、みりん大さじ9、すりおろしにんにくと白胡麻を大さじ4入れて中火で温める。白胡麻は炒ってあるやつだ。
手羽を入れて中火で水分が減るまで、手羽にかけて絡めながら煮ていく。
熱を冷ましたらタッパーに入れて冷凍庫で1時間冷やして、冷手羽の出来上がりだ。
冷蔵庫ならひと晩寝かせてやればいい。
甘辛くてこれも酒によく合う。
俺は今日食べる用に小分けにして冷やしておいたレバーペーストをパテに乗せて、冷手羽とともにツマミにしながらビールを飲んだ。
手羽は冷手羽の方が絶対にうまいと俺は思う。
ついつい食べすぎてレバーペーストを追加で冷蔵庫から出そうとして、ビールが空になっていたのでやめた。
レバーペーストをツマミにすると、つい飲みすぎちまうんだよなあ。
次の日、朝から冒険者ギルドの前に集合すると、アスターさんは既に準備を終えて、仲間を紹介してくれた。魔法使いが1人にデバフの使える弓使いが1人、アスターさんの他に近接職が1人と、なかなかバランスのよいパーティーだった。
クエストに向かう前に、その町の冒険者ギルドに挨拶をする必要があるらしく、町の中に鍛冶工房があると言う。
案内してくれるお礼に、昨日作っておいた冷手羽をアスターさんに渡した。
この人の料理本当にうまいんだぜ、と仲間たちに自慢げに言い、楽しみに食べるよ、と言ってくれた。
冒険者ギルドに挨拶をした後で、アスターさんが鍛冶工房に案内してくれ、そこでアスターさんたちと別れた。
鍛冶工房は隣が武器屋になっていて、鍛冶工房で作成したものを直接おろしているらしい。
工場を見学したいと伝えると、部外者は立ち入り禁止だと言われてしまった。
それはそうかも知れない。鍛冶工房は危険なものだし、俺も弾を自作している最中に人に寄って来られたら困ってしまう。
だがここで引き下がってはここまで来た意味がなくなる。
俺はオリハルコンの武器の作成を考えているが、最高のものを作りたいので、どうしても見学させて欲しいと頼んだ。
「オリハルコンの武器だって?
あんたなんかに買えんのか?」
明らかに無理だろうという表情を浮かべて、若い男がそう言った。
最も希少という鉱石だ、だいぶお高いのだろう。俺は手持ちの金を全部見せた。
「……これじゃ手付金にしかならないが、まあいいだろう、親方に聞いてやるよ。」
若い男がそう言って奥に消えていった。
482
あなたにおすすめの小説
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
1歳児天使の異世界生活!
春爛漫
ファンタジー
夫に先立たれ、女手一つで子供を育て上げた皇 幸子。病気にかかり死んでしまうが、天使が迎えに来てくれて天界へ行くも、最高神の創造神様が一方的にまくしたてて、サチ・スメラギとして異世界アラタカラに創造神の使徒(天使)として送られてしまう。1歳の子供の身体になり、それなりに人に溶け込もうと頑張るお話。
※心は大人のなんちゃって幼児なので、あたたかい目で見守っていてください。
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる