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仲間
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カーテンの隙間から光が差し込む。朝から街は賑やかだ。カズは眠そうにしながらも起き上がった。
「夢…じゃない…か…」
起きたら現実に戻ってるなんて期待もしてた。だが、カズからしてみればこっちの世界のほうが退屈にならなくて良いのかも知れない。
カズは1階に降りるとそこには、ダンと若い3人組がいた。
「おっ、カズ!起きたか。」
ダンが声を掛けると、
「あなたがカズ?」
3人組の中の1人がカズに近寄ってきた。
「えっ…と、そうだけど。君は?」
「私はユキ。よろしくね。」
「おう、よろしく。」
「残りの2人も紹介するわ。この赤髪がルイよ。ちょっと気難しいけど、いい奴よ。もう一人がハナよ。」
「ルイにハナ…か。よろしく。」
「…おう」「よろしくっす!」
挨拶を終えた後、
「ところでカズ、ユキ達にも話したんだが…、こいつらと旅でもしてみたらどうだ?」
と、ダンが持ちかけてきた。
「旅っ!?」
カズにとっては、これまでにない刺激な言葉だ。確かに、色んな所へ行けばこの世界のことがわかるかも知れない。
「俺行って良いのか?」
「勿論よ。」
「あっ、ちなみにカズは武器は何使いたいんっすか?」
ハナが食い気味に聞いてきた。カズはふと
「魔法…とか」
「ほんと!?丁度、魔法使いがいなくて困ってたの!」
ユキまでもが食い気味な反応をした。
「それじゃ、加入決定ね。」
「…」「賛成っすー!」
「良かったな!カズ!」
ダンはビール片手に喜んでくれた。
「ありがとう。ダン。みんなもありがとう。」
カズは、こんな気持ち久しぶりだったかも知れない。これからの旅が楽しみで仕方ないのだ。ふとルイのほうを見ると、鋭い目でカズを見てた。
「……俺は認めない…」
ルイはそう言葉を残し、店を飛び出して行った。
「夢…じゃない…か…」
起きたら現実に戻ってるなんて期待もしてた。だが、カズからしてみればこっちの世界のほうが退屈にならなくて良いのかも知れない。
カズは1階に降りるとそこには、ダンと若い3人組がいた。
「おっ、カズ!起きたか。」
ダンが声を掛けると、
「あなたがカズ?」
3人組の中の1人がカズに近寄ってきた。
「えっ…と、そうだけど。君は?」
「私はユキ。よろしくね。」
「おう、よろしく。」
「残りの2人も紹介するわ。この赤髪がルイよ。ちょっと気難しいけど、いい奴よ。もう一人がハナよ。」
「ルイにハナ…か。よろしく。」
「…おう」「よろしくっす!」
挨拶を終えた後、
「ところでカズ、ユキ達にも話したんだが…、こいつらと旅でもしてみたらどうだ?」
と、ダンが持ちかけてきた。
「旅っ!?」
カズにとっては、これまでにない刺激な言葉だ。確かに、色んな所へ行けばこの世界のことがわかるかも知れない。
「俺行って良いのか?」
「勿論よ。」
「あっ、ちなみにカズは武器は何使いたいんっすか?」
ハナが食い気味に聞いてきた。カズはふと
「魔法…とか」
「ほんと!?丁度、魔法使いがいなくて困ってたの!」
ユキまでもが食い気味な反応をした。
「それじゃ、加入決定ね。」
「…」「賛成っすー!」
「良かったな!カズ!」
ダンはビール片手に喜んでくれた。
「ありがとう。ダン。みんなもありがとう。」
カズは、こんな気持ち久しぶりだったかも知れない。これからの旅が楽しみで仕方ないのだ。ふとルイのほうを見ると、鋭い目でカズを見てた。
「……俺は認めない…」
ルイはそう言葉を残し、店を飛び出して行った。
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