さよなら、君はゾンビな彼女

吉田定理

文字の大きさ
8 / 13
第一章

8

しおりを挟む
 手を差し出したが、陽菜は握らなかった。
「ねえ、なに言ってるの?」
 涙を浮かべている。怒っているようにも見える。
「門、閉まっちゃったよ!」
「ああ、閉まっちゃったな」
 固く入り口を閉ざし闇にたたずむ校舎を振り仰いだ。
「バカッ! バカバカバカッ! こーちゃんのバカッ!」
 陽菜は光太郎を罵りながら拳を何度も叩きつけた。ボロボロと涙の粒を落としながら。
「……いいんですか」
 見張りの一人がリーダー格の男に尋ねる。
「放っておけ。自分で選んだ道だ。同情して門を開けたりするなよ」
 男は素っ気なく言って踵を返し、グラウンドを歩き去っていった。
 どこか遠くで犬が吠えた。夜風にかすかに混じる腐臭がここは死の世界だと伝えてくる。
 陽菜は膝から崩れ落ち、すすり泣いている。光太郎は困ったように頭をボリボリとかく。
「なんか、俺、間違ったか……?」
 陽菜は「最悪だよ」とこぼした。
「そうか……最悪か……」
 光太郎はどう返していいやら困り果てた。冗談を言うのはさすがに今じゃないと思った。
「なんでこんなことしたの? 中にいれば長生きできたのに」
 やっと陽菜が答えやすい質問をしてくれたので、口を開くことができた。
「できることが他に何も思いつかなかった。だから仕方ないんだ。そうじゃないと陽菜が一人になっちゃうだろ。それはやっぱりよくないと思う」
「私、こんなこと望んでない。ゾンビになるところ、誰にも見られたくなかったのに。だって身体が腐って肌は汚くなるし、匂いも臭くなるし、変なうめき声とか出ながらて歩いてるところなんて、こーちゃんに見せたくなかった。そんなところ見られたら、死ぬより最悪だよ……」
「そ、そうか、それは確かにな……。ごめん、全然考えてなかった」
 また泣き出す陽菜に、なんと声をかけていいか分からない。ゾンビになった自分を知人友人に見られたいかというと、光太郎も絶対NOだ。
 かといって、これからお互い別々に死ぬことにするのもどうかと思う。それでは本当に無駄死にだ。間抜けすぎる。
「こーちゃんだけなら、まだ戻れるよ」
 陽菜はうつむいたまま呟いた。
「戻って」
 今さら「噛まれたと言ったのは嘘だから、もう一度入れてください」と言って許しを請うか? いや、そんな愚かな行動をする人間をあっさりと受け入れてくれるとは思えない。だから戻るという選択肢はないのだ。
「いいや、俺は自分の意思で外に出た。たとえ戻っていいと言われても戻らない。俺は陽菜と一緒にいたいんだ」
 ゆっくりと顔を上げた陽菜はまた涙ぐんでいた。
「こーちゃん、やっぱりバカだよ」
「ああ、自分でもそう思う」
「私の気持ち、知らないで……」
「すまん」
「なんで、いつもそうやって……私のこと……うぅ……」
 その先な言葉は嗚咽で聞き取れなくなる。
 陽菜の隣にしゃがみ込み、両手を合わせた。
「ごめんな。嫌な思いさせるつもりじゃなかったんだ。本当に、ごめん。ゾンビになった陽菜を見たいとか、全然思ってないし、陽菜がゾンビになったら、できるだけ見ないようにして逃げる。あと匂いは……そうだな……とりあえず少し離れてるようにする。それに消臭剤だって、どっかに落ちてるかもしれないぞ。いや、それよりも、これから俺がコンビニかスーパー行って、取ってくるよ。それならいいだろ?」
 そのとき頭上の電線でカラスが鳴いた。二人はビクッと驚き、カラスだと分かって安堵する。
 光太郎は立ち上がって闇の中をキョロキョロし、消臭剤探しに向かおうとする。が、陽菜に腕をギュッとつかまれた。
「ここにいて。消臭剤いらない」
「そうか」
 光太郎は再び尻を地面の上に戻した。
 陽菜はいつまでも泣いていたが、泣き止むまでの間、ずっと光太郎の腕をつかんでいた。光太郎ももう何も言わず、星のない空を見上げてじっとしていた。
 何十分経っただろうか。幸いゾンビはやって来ず、陽菜は静かになった。
「陽菜……?」
 話しかけていいか分からず、遠慮がちに声をかけてみた。
「……何?」
「まだ怒ってる?」
「ぷっ……」
 陽菜は突然吹き出したかと思うと、肩を小刻みに震わせている。
「あっ、おい! 笑ってるだろ? 俺は真面目に話してるんだぞ」
 やられたと思って顔をのぞき込むと、陽菜は「見ないで。今日泣きすぎてブサイクになってるから」と顔を背けた。
「こーちゃんが一緒に来てくれたことは嬉しいよ。だけど、こーちゃんが私のせいで死んじゃうのは悲しい」
「死ぬとは決まってない。俺はまだゾンビに噛まれてないし」
「やっぱりあれ、嘘だったんだね」
「まあな。これから噛まれないように頑張るよ」
「でもゾンビが来たらどうするの?」
「逃げるか、戦ってやっつける」
「どうやって?」
 そこで武器が何もないことに気づいた。
「やばい、俺たち丸腰だぞ!? 今襲われたら終わりだ……!」
 周囲には石ころや空き缶など武器とは呼べないようなものしか見当たらない。つまりゾンビと素手で戦うしかないのだ。
「こーちゃん、気づくの遅いよ……」
 あきれてため息を吐く陽菜はどこか楽しそうで、少しだけ元気を取り戻したように見えた。
「こーちゃんって、頼れるのか頼れないのか、よく分かんないよね」
「悪かったな。悠一みたいにしっかりしてないヤツで」
「ううん」
 陽菜は首を振る。
「来てくれたのが……こーちゃんでよかったなって」
 ドキッとしてつい顔を背けてしまう。陽菜は今どんな顔をしているのだろうか。
 今度こそ陽菜を守る。たとえ二人とも死ぬことになっても、その最後の瞬間まで。
 不気味な夜の闇を前にしても心はどこか温かかった。
「……とにかく、まずは安全確保だ。休める場所か武器が必要だな」
 光太郎は立ち上がる。
「そうだね。真っ暗だけど探さなきゃ」
 陽菜もお尻についた砂を払いながら立ち上がった。
「行こうぜ」
「うん」
 陽菜は光太郎の手を握った。


 ときどき雲間から顔を出す月の明かりを頼りに、大通りの車道を歩く。
 二人とも左右をキョロキョロうかがい、ときどき振り返ったりしながら静かに慎重に進んでいる。何かが倒れる音がして飛びのいたり、野良ネコの姿を見て心臓が止まりそうになったりした。
 光太郎は途中で拾った鉄パイプ、陽菜は車のホイールカバーで気休めの武装ができたので、次は寝る場所を探す方針だ。
「そういえば、ポテチ食べられなかったね。せっかく私たちが頑張って取りに行ったのに」
「働き損だよな。というか、明日の朝飯もどっかで調達しないと」
 おしゃべりをしていると、少しだけ平和な日常を取り戻せたような気がしていくらか気持ちが安らいだ。
「たまには寿司とかステーキとか食いたいなぁ」
「私も」
「でももう食えないよなぁ」
「そういえばこの近くってコンビニあったよね? 今度こそポテチが食べられるかも。私」
 陽菜が不自然に言葉を切って立ち止まったので、光太郎も察して止まった。
 月明かりによって前方三十メートルくらいのところに三体のゾンビが照らし出されている。路上に這いつくばるようにして仲良く死体を食っているようだ。
 鼻をつく鉄の香りに吐き気が込み上げ、身体が震え出す。
「見るな」
 鋭く注意し、手を引いて路地のほうへ連れていく。呼吸を止めたまま民家の塀の陰に隠れるまでの数十秒は生きた心地がしなかった。
「……セーフっ!」
 充分に離れたところで光太郎は大きく息を吐いた。どっと疲れたような気がした。
「あー、怖かった……」
 陽菜は塀にもたれかかり、胸の辺りを押さえている。きっと心臓がバクバク言っているのだろう。
「意外と大丈夫なものだな」
「こーちゃん、やっつけるって言ってなかったっけ?」
「戦わなきゃならないときだけ戦うのさ」
 調子に乗って鉄パイプをぶんぶん振り回したところ、一方通行の標識にぶつけて「カーン!!」と大きな音が響き渡ってしまった。二人ともギョッとして逃げるようにそこを走り去った。
「せっかく隠れたのにもう最悪なんだけどっ!」
 陽菜は泣きながら走るので何度も転びそうになる。
「陽菜が俺のこと疑うんだから仕方ないだろっ!」
 光太郎は危なっかしい陽菜の手をつかんで引っ張っていく。
 数百メートルも走ると苦しくなってきて止まってしまう。お互いにぜいぜいと肩で息をしているのに、変な笑いが込み上げてきてどちらからともなく笑い合った。
「ぶつけたときのこーちゃんの顔、かっこ悪すぎて」
「陽菜こそビビって泣いてたじゃねーか」
「あれは息が苦しかったからなの」
「どうだかなぁ」
「私たち、バカみたい」
 今この瞬間にも暗がりからゾンビに襲われて死ぬかもしれない。その不安が全部消し飛んだなどということはなく、ただ恐怖心が麻痺していたか、現実から目を背けていたにすぎない。
 二人はまた歩き出す。
「良さそうなところないね」
「思ってたよりないな。このまま彷徨ってても、いつかゾンビに囲まれて詰むかもしれない」
 民家や店を見て回ったが、壊れていたり死体が放置されていたりで安心できる場所はなかった。北高校の校舎がいかに安心安全な拠点だったかを思い知らされた。
「私、車のほうがいいかも。誰のか分からないベッドよりは、誰のか分からない車のほうがいい」
「そうするか……」
 路上にもコインパーキングにも放置されている車がたくさんあるので、片っ端から良さそうな車を探していく。だがガラスが割れていたりドアが開かなかったり。
「見つかんねー」
 いい加減歩き疲れて喚いた。
「なんか宝探ししてるみたい」
 陽菜は逆に楽しそうだった。
「小さい頃、こーちゃんちに宝物隠して遊んだよね」
「やったな。陽菜、自分で隠した場所を忘れて、すげえ泣いてたっけ」
「あはは。それで、みんなでいっぱい探して見つけてくれたよね」
「悠一、すげえ頑張ってた。絶対見つけるってムキになってた。沙紀は、また買えばいいじゃんとか言ってたけど」
 今思えば、悠一はもしかしたら陽菜のことが好きだったのではないか。だがどうしてこんなときにそんなことを思ったのだろう。
 陽菜はミニバンの窓をのぞきこんでいたが、光太郎の視線に気づいて首をかしげた。
「なに? どうしたの?」
「いや、何でもない」
 陽菜がドアの取っ手をつかむ。
「これ、開いてる」
「俺が中を確認するから見張っててくれるか」
「分かった」
 光太郎は助手席から乗り込み、車内のライトを探った。ライトがついた。後部座席のほうに身を乗り出して車内を調べる。さらに後ろへ行って荷室をのぞいたが、問題はなさそうだった。この広さならシートを倒せば二人とも寝られそうだ。
「いい感じだ。ここにしよう」
 ライトを消して陽菜に報告した。
「やったー!」
 陽菜も車に乗り込み、ドアをロックした。ずっとピリピリしていた気持ちが少し落ち着く。
「シート全部倒して寝れるようにしよう」
 二人で倒せるシートを全部倒し終わると、車内は運転席と助手席を除いてほぼ平らになった。
 陽菜は先に寝転んだ。
「広っ。ちょっと硬いけど、悪くないかも」
 光太郎も自分の腕を枕にして寝転んでみた。
「そのうち布団を調達したほうがいいな」
 そんなつぶやきの最後のほうははっきりとした言葉にする前に口が止まってしまった。
 というのも、目の前にかすかな月明かりに照らされて青白い陽菜の顔があったからだ。
 二人とも向き合って寝ころんだまま互いを見つめている。車内も町も静かで時が止まったかのようだった。前髪が重力で下に流れ、普段は見えないおでこが見えた。青白く染まった肌はまるでゾンビのようなのに綺麗だと思えた。
「なんかこれ恥ずかしいよ」
 陽菜は寝返りを打って顔を反対に向けた。
「確かに恥ずかしいな」
 光太郎も陽菜のほうに背中を向けた。心拍数の高まりを自覚し、「バカなマネはするなよ」と自分に言い聞かせる。
 互いの顔を見ないようにすることはできる。だがこれ以上離れることは車内では物理的に不可能だ。数センチ先はドアの内側の壁である。
 陽菜の存在を意識するほど沈黙が気まずく思えてきて、何か言わなければと思った。そんなタイミングで陽菜が口を開いてくれたので内心ほっとする。
「しばらくここに住めると思う?」
「悪くないんじゃないか」
「明日の朝ご飯、どうしよう」
「明日の朝、生きてたら考えるか」
「ちゃんと、目、覚めるよね? まだ一日も経ってないし」
 何も考えずに余計な軽口をたたいたせいで陽菜を不安にさせてしまったのだと気づいた。
 陽菜に迫っている避けられない死をすっかり忘れていたのだ。たった七日だ。遅くとも七日で陽菜はゾンビになる。
「もちろん俺たち、明日もちゃんと起きれる。一緒に朝ご飯、食べに行こう」
「そうだよね。うん」
「八時くらいでいいか? 時計ないけど」
「うん、だいたい八時ね」
「寝坊するなよ」
「こーちゃんでしょ」
 こんな状況なのにこんな会話をしていることがおかしくて、同時に笑う。それがおしゃべりの終わりの合図だった。お互いにもう何も言わなかったが、沈黙が気まずいとは感じなかった。ときどきお互いに身じろぎするのは、床が硬いせいだけでなく相手に背中や足がぶつからないように気にしているからだ。
 眠気は前触れもなく急に襲ってきた。今日はいろいろありすぎて身体も心も疲れ切っていたのだ。
 背中に確かな陽菜の存在を感じている。陽菜はもうかすかな寝息を立てている。驚くほど静かで、この車内だけが世界に存在するもののすべてのように錯覚する。
 抵抗できない睡魔が意識に幕を下ろす。
 大丈夫だ。
 明日になれば、また日は昇るから。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

処理中です...