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中条紗夜(ビキニのモデルJK、スライムアナル攻め)
中条紗夜①
しおりを挟む一人の女子高生が、がらんとした倉庫の中に監禁されている。高い天井から釣り下がった鎖が、彼女の腕に巻き付き、意識のない彼女を無理やり立たせている状態だ。服装は学校の制服でも私服でもなく、セクシーな黒のビキニ姿である。
彼女の名前は、中条紗夜(なかじょう さや)。
まだ高校三年生でありながら、モデルとして活動している。十代とは思えない、大人っぽい顔立ちと、165センチの恵まれた身長。さらに、Fカップで形のいいバスト。明るい色のロングヘアをなびかせて歩けば学校でも町中でも注目を集める。そんな紗夜がスカウトされたのは、当然のことと言えた。
紗夜は高校生であり、モデルであり、そして、退魔師でもあった。
紗夜は腕の痛みで目を覚ました。周りを見回し、自分の格好や腕の鎖を見て、顔をしかめる。
ここはどこ? なんであたし、こんな格好で……?
雑誌の撮影? それにしては、あまりにひどい扱いだし、スタッフや機材が見当たらないのもおかしい。
『誘拐』『監禁』という言葉が頭をよぎる。
意識を失う前のことを思い出そうとすると、頭が鈍く痛んだ。
足に違和感を覚えて下を見ると、紗夜の裸足の足は、足首辺りまで半透明の青っぽいゼリーのようなものに埋もれていた。何かは分からないが、ぶよぶよ、ヌルヌルしていて気持ち悪い。そんなゼリー状の物体が、紗夜の足元から一メートルくらいの範囲に横たわっている。
片足を上げてゼリーから引き抜こうとすると、ゼリーは餅のように伸びてついてくる。足を振っても離れてくれない。
「何よこれ、気持ちわるっ……」
紗夜はだんだんと、今日の出来事を思い出してきた。朝から週刊誌のグラビアの撮影のために事務所へ行ったんだ。撮影が終わって、スタッフの一人から差し入れの飲み物をもらって、それを飲んで……。
その先の記憶がない。
ということは、飲み物に薬を盛られていたのだろうか? そして、何者かが眠った自分をここに運び、監禁した……? でも、誰が何のために?
「だれか、いませんかー!」
紗夜の叫び声が倉庫内に反響するだけで、返事はない。腕を乱暴に引っ張ると、鎖がジャラジャラと音を立てる。
こうなったら、『あれ』を使うしかなさそうね……。
紗夜が奥の手を使って脱出しようと思ったとき、倉庫のシャッターが開いて、夜の闇の中から男の姿が浮かび上がってきた。撮影現場にいた新人スタッフだ。目深に帽子をかぶっていて、表情はうかがい知れない。
紗夜は非難の目を向ける。
「こんなことをしたのは、あなたなの? あたし、何も聞いてないのだけど?」
男はシャッターを閉めて、紗夜のほうに歩いてくる。
「申し訳ないが、こちらの都合で来てもらった。退魔師さん」
「!」
その言葉を聞いた途端、紗夜の表情が、緊張と真剣の色に変わった。
「……あなた、まさか妖魔!?」
男の姿が一瞬ぐにゃりと歪んだかと思うと、醜い人型の生き物に変わった。紫色の肌、浮き上がった血管、鋭い爪と牙、血走った目。
妖魔は人間に害をなす異形の存在だ。賢い妖魔は、人間に擬態することもある。
一方、妖魔から人間を守っているのが、退魔師と呼ばれる者たちだ。紗夜は特別な力を持って生まれ、退魔師としても密かに活動している。
「一回ぶん殴ってやろうと思ってたけど、妖魔なら百回ぶん殴ってもいいわね?」
「その状態でか?」
妖魔が紗夜のビキニ姿を、ねっとりとした視線で眺めると、紗夜はゾッとして鳥肌が立った。
「この程度で、退魔師に勝ったと思わないことね」
紗夜の体温は瞬時に数度、跳ね上がった。体の奥深く――霊的な力を宿したコアから、巨大なエネルギーが湧き上がり、紗夜の体に雷をまとわせる。これが紗夜の退魔師としての能力だ。実際に紗夜は、この雷を操る能力で何百という妖魔を滅ぼしてきた。
次の瞬間には、紗夜の体から放たれた超高電圧の雷撃が、手首に巻き付いている鎖を一瞬で溶かす――はずだった。
しかし電撃は紗夜の体内で勝手に方向を変え、足を飲み込んでいるゼリー状の物体に向かっていく。そして、バチッと音がして、そのゼリーが光ったと思うと、紗夜の体内にあった雷の力が急速に弱まっていった。
「うそっ……電撃が吸収された!?」
まるで心の中に手を突っ込まれているような不気味な感覚と、脱力感が襲ってきた。いったい何が起きたの……?
妖魔は醜い顔を歪め、余裕の笑みを見せている。
「お前の能力は分かっている。そいつは対電撃用のスライムだからな。お前が電撃を使おうとするたび、力を吸収する」
「そんな……」
能力を知られていて、対策されていたなんて……さすがにまずい。
紗夜の顔に、初めて焦りの色がにじんだ。
妖魔は安全だと確信して近づいてきて、紗夜の陰部をビキニの上から、いやらしい手つきで撫でた。
抵抗しようにも電撃が撃てないとなると、打つ手がない。紗夜は不快感に、身をよじり、唇を噛む。
こんな妖魔、電撃が使えたら、絶対に負けないのに!
「お前はまだ殺さない。力を吸い尽くしてから、ゆっくりと殺してやる」
妖魔はそう言い、何か呪文を唱え始めた。妖魔が触れている下腹部――ちょうど、クリトリスのある辺りに、強い熱を感じる。さらに、肌の内側の筋肉が突っ張るような感覚も生まれる。熱はだんだんと一点に集中し、その部分が焼けるように熱くなっていく。
……なんなの!? 何をされてるの!?
しかし電撃で反撃するわけにもいかない。熱が限界まで膨張して、紗夜の意識は真っ白に塗りつぶされた。数秒後、意識を取り戻したとき、先ほどとは異なる妙な感覚が下腹部にあった。
「え……」
目を疑うような光景だった。自分の股間に、ビキニを押しのけてはみ出すほど立派なもの――どう見ても男根――が生えているではないか。
紗夜は口を開いたまま固まってしまった。驚いたとかいうレベルではなく、頭の中の語彙が綺麗に消し飛んでしまって、何も言葉が出てこない。
そんな紗夜のすらりとした脚を、足元のスライムがゆっくりと登ってきていた。そのくすぐったさと冷たさで事態に気づいたが、スライムはもう太ももまで到達している。
「ちょっ……こいつ、何!?」
スライムは紗夜の下半身――男根も含めて――を包み込んだ。そして男根にまとわりついたゼリーが、もぞもぞと怪しく動き始める。まるでマッサージするかのように。
「なっ、何よ!? やめなさいよ……!」
紗夜は腰や脚を動かしてスライムから逃れようとするが、スライムは、たゆんたゆんと揺れるだけでまったく離れる気配がない。
「んっ、いやっ! 気持ち悪い! くぅっ……」
紗夜はスライムに男根をマッサージされているせいで、男根の筋肉がさらに硬く強張ってくるのを感じた。本来は自分の体じゃないのに、自分の体として感覚がちゃんと繋がっている。
「気持ち悪い? 乳首をこんなに立たせているのにか?」
妖魔の指摘通り、紗夜の乳首はビキニの上からでもはっきりと分かるくらい勃起していた。
「ちがうっ……こんなの」
口では否定しても、体は正直に反応してしまう。
下半身を丸ごと抱きかかえるようなスライムの感触は、初めは気持ち悪いとしか思わなかったのに、だんだんと最高級のベッドに埋もれているかのように、心地よく思えてきた。しかも男根の持っている熱が、スライムのひんやりとした感触にさらされて、絶妙に気持ちがいいのだ。
こんなの、おかしい。こんなことをされて、気持ち良くなっているなんて、あたしじゃない。
だが男根がビクビクと快楽に震えているのを、紗夜自身もはっきりと感じてしまう。
「あっ♡ ……っ♡ んぅっ♡」
唇から漏れてくる声も、明らかに普段とは違って、熱く湿っていた。
「お前は絶頂の瞬間、精子と一緒に力も吐き出し、このスライムに吸われることになる。力が空っぽになるまで、吸い尽くしてやる」
もしそれが本当なら、スライムのマッサージなんかで感じるわけにはいかない。
紗夜は何も考えないようにしようとするが、意識は下半身へと戻されてしまう。スライムのぶよぶよ感が、肉棒を根元から先まで、あらゆる方向からニュルニュルと擦ってくるので、気持ち良すぎて無視できないのだ。脚がガクガクと震えるのを止めることもできないし、腰が引けてしまうのもどうにもならない。
これが男の人の快感なの?
イッてはダメ。また力を吸い取られてしまう……!
「……っ♡!」
紗夜はもう一度、できるだけ心を無にして快楽を忘れようと努力したが、それも五秒と持たない。肉棒が熱い。肉棒が気持ちいい。肉棒がもう破裂しそう。――頭の中は肉棒のことでいっぱいになってしまった。
「うぅっ……、くぅんっ……♡ あっ♡ んん゛ぅ……♡!」
紗夜はもう限界に近く、スライムの全方位マッサージにただただ翻弄される。腰がびくん、びくんと勝手に動くたび、腕の鎖がジャラジャラと鳴り、喉の奥からなまめかしい声が漏れてしまう。
「んっ♡ あっ♡ だめっ♡ もうっ♡ ああ゛っ♡ ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ……♡♡♡♡!!!!」
絶頂の瞬間、紗夜は腰を突き出して、体をのけぞらせた。ガチガチに強張った肉棒がゼリーの中で、ビュクン、ビュクンと跳ねて、大量の白濁液を放った。体から力が漏れ出ていくのをはっきりと感じる。吐き出された白濁液は、スライムの青い体の中で雲のように漂った後、次第に薄まって消えた。
射精の余韻が去ると、紗夜は少し腰を引いて頭をだらりと前に倒して、「フゥ……♡ フゥ……♡」と乱れた呼吸を整えていた。長い髪に隠れた端正な顔は、ショックで茫然としている。
イカされた。スライムなんかに……。
それに、力も吸われた……。
このままじゃ、ホントに、まずいわ……。
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