小瓶の中の気持ち

五瓶目 見えだした真実

学校に行かなくなって数週間が過ぎた。理由は誰にも話していない。
誰にも会いたくない。他人といや、人と関わりたくない。外に出るのが怖い。
何してんだろう私。こんなはずじゃなかった。
星野先生は、ほぼ毎日電話をくれる。でも、滅多に話さない。
家にもしょっちゅう来てくれる。でも、会いたくない。いつも玄関を覗いて、挨拶を交わして、終わり。
パソコンが友達。朝から晩までパソコンとお話し。You●ubeを観て笑うが、一緒に笑ってくれる人はいない。
もう何もかもが嫌だ。

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星野先生 scene

星野（あいつが、来なくなってから1ヵ月か・・・長いな・・・）
何が理由だ？原因は・・・？
ダメだ。今の状況じゃ調べようがない。本人も話したがらないし、物的証拠もない。
嫌がらせ行為などをもし受けているとしたら、誰にされているんだ・・・？
真結「先生」
星野「お、おう。どした？」
真結「歌恋、今日も来ないんですか？」
星野「ああ。今日も休みだ」
真結「そうですか・・・分かりました・・・」
星野（そう言えば・・・）
星野「なあ、渡部」
真結「なんですか？」
星野「お前、南と仲いいよな？」
真結「まあ。幼馴染ですし・・・」
星野「ちょっと・・・」
俺は渡部を廊下の端の方に連れて行った。
渡部なら、何か知ってるかもしれない。そう思ったからだ。
星野「南が休んでる理由について、何か知ってることとか、心当たりはないか？」
真結「・・・あ！」
星野「何か知ってるのか？」
真結「何か最近、物がよく無くなるって言ってました」
星野「無くなる？」
真結「はい。シャーペンとか、消しゴムとか、ノートとか色々。ほとんどは見つかったって言ってましたけど・・・でも・・・」
星野「でも？」
真結「全部汚れたり、壊れたりして見つかってるんです。それも、自然にと言うより誰かが意図的に。と言う感じで」
星野（なるほど・・・）
星野「わかった。ありがとう！」
真結「あ、はい」
星野（そういう事か・・・ようやく見えてきた・・・！）


to be continued...