転生したら美少女になったからオナニー極めつつレズパーティー作る(仮)

さむお

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自称天使レア

自称天使は問題児

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 リサは清々しい朝を迎えた。
 床にはうつ伏せで痙攣けいれんを繰り返すレアがいた♡
 ド変態のリサに攻められたレアは、一夜として持たなかったわけだ♡


 そんなレアの、でんと張った生尻なまじりをベチベチと叩いて起こすと、お着替えをして愛しのコンにお披露目ひろめの時間がやってきた。


「おはよ、コンちゃん♡ 紹介するね。新しく買った奴隷の女騎士・レアだよ♡」
「だからそれは手違いで……よ、よろしく頼む……」


 初めはそっぽを向くレアだったが、リサの”圧”が凄くてすぐに折れた。


「ココン。よろしく」
「レアは女騎士だから、盾役タンクとして参加して貰うよ」
「いいチョイス。助かる。これでじゃんじゃん魔法を撃てる」
「えへっ♡ 褒められちゃった♡ さぁ、冒険に出発だ!!」
「ちょ、ちょっと待ってくれないか!? 装備は!? 私の装備は!? 薄着一枚うすぎいちまいだけで敵の攻撃を受けろと!?」
「素手でよくない? どんな状況でも主を守ってこその騎士だよ?」
「気持ちだけで勝てるかぁ!? 素手なんて最終手段さいしゅうしゅだんじゃないか!?」
二言にごんの多い騎士だなぁ。騎士なら装備くらい持ってるでしょ」
「いや、それが、取られてしまって。タンクをやるのは構わないが、素手はさすがに厳しいというか……無理だろう……うん、無理だ」
「……リサ。コンも厳しいと思う。せめて剣と盾くらいは欲しい。これはコンたちの安全に繋がる」
「そうだね♡ ちょっと買ってくるから待ってて♡」


 適当に調達を済ませて合流したリサたちは、冒険に出発した。
 王都を出て、近場で魔物を探すことになるだろう。
 まばらに同業者ぼうけんしゃの姿があるから、いざとなれば擦り付けるつもりだ。


「リ、リサ殿。そろそろ装備をくれないか……?」
「あっ、忘れてた」
「生命線だぞぉ!?」
「あー、はいはい。これあげるから頑張ってね」


 リサが【アイテムボックス】から『鋼鉄はがねの剣』と『鋼鉄はがねの盾』を取り出す。
 それを受け取ったレアは、肩を落とした。


「何だ、魔剣まけんじゃないのか……」
「素手にする?」
「いやいや、ありがとう!! 私は騎士だ。主を守ってみせよう!!」


 装備を得たレアは、無駄に強気になった。
 ずんずんと森の中を進んでいく姿は、それなりにかっこいい。
 細かな枝などは斬り進む配慮はいりょもあって、リサはレアを少しだけ見直した。


「むっ、居たぞ。オークだ!! 5匹か。腕試しにちょうどいい!!」


 こんぼうを持ったオークが、5匹。
 1匹だってまともに倒したことのないリサだが、今はタンクのレアが居る。
 リサは戦うふりをして、レアの実力を確かめることにした。


「ふっ! はぁっ!!」


 レアの剣捌けんさばきは見事だった。
 振り下ろされたこんぼうを、盾で受け流しながら反撃の刃で斬り捨てる。
 5匹をあっという間に倒したことで、さすがのリサも評価せざるを得ない。


「ふぅ。こんなところか――」
「……おーい!! あんたら、大丈夫だったかー!?」


 森の奥から、知らないパーティーがやってきた。
 オークを相手にしているのを見かけて、助太刀すけだちするつもりだったようだ。

 リーダーらしき男が苦笑いしながら、剣から手を離した。
 仰々しい鞘《さや》に、赤いクリスタルの刃が収まった。


「どうやら杞憂だったようだな。まぁ、自己紹介しとくか。俺は――」
「ま、ままま、魔剣を寄越よこせぇぇぇぇ!!」


 いきなりレアが発狂し、男の頭を盾でぶん殴った。
 気絶した男から魔剣を奪うと、頬ずりしてやべー目で見つめている。
 この奇行きこうに、男の仲間たちはもちろん、リサたちも唖然あぜんとした。


「このばかたれ♡」
「ひでぶぅっ!?」


 笑顔のリサのグーパンチが、レアの腹に炸裂する。
 そこでようやく、レアは正気を取り戻した。


「はっ……私は、何を……?」
「何してんのクソ奴隷」
「人のもの盗ったら、どろぼう」


 リサはもちろん、コンも怒る。
 男の仲間たちは、何が何やら分からず動けない。


「す、すまない。魔剣を見るとつい、盗みたくなってしまって……」
「はいアウト。何が手違いだバカヤロー♡ このクソ奴隷は俺がしつけておくから、今のことは許して? ねっ、ねっ? エリクサーあげるからお願い♡」


 リサは賄賂わいろを渡して、被害者たちと和解わかいした。
 無罪を勝ち取ったリサたちだったが、自称クソ天使ファッキンエンジェルに向けられる目は冷たい。


「このくず♡ 反省しろ♡」
「コンも擁護ようごできない。牢屋から出直すべき。きっとご両親も泣いてる」
「うぅっ。本当にすまないと思っている。しかし、これには事情じじょうがあるんだ……実は――」


 ここで深い事情を話すのが自然の摂理せつりだが、レアの主はリサだ。
 そんな話より、帰ってお仕置きすることになるだろう♡
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