クラスごと異世界転移して好きな女の子と一緒に別行動していたら魔王に遭遇したんですけど...

がいとう

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第1章 俺もチートキャラになりたいんですけど…

31話 男子高校生の純情

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「あらあらあら、仲良し三姉妹みたいやねぇ。」

 雲龍についた俺達を店主のボタンさんがにこやかに迎えてくれた。
 今の舞達は3人ともお揃いの服装に髪型なので、見方によっては姉妹に見えなくもない。

 そのまま店内に入った俺達はボタンさんの案内でこの前と同じ席に着き、お品書きを見ながら今日あったことの話を始めた。
 ボタンさんはこの前のようにお茶を入れに行ってくれている。

「そういえば今日、悪魔の祝福を使ってるであろう冒険者にあったな。」
「え?そうなんですか?」
「うむ。ローブで顔を隠しておったから姿までは分からんかったが、呪術の気配を漏らしておったから間違いないじゃろうな。」
「ミレンさんは呪術の気配を読み取れるんですね。」
「うむ。以前呪術の使い手と会ったことがあるからの。」
「そうでしたか。それにしても、その方が誰か判れば後をつけて売人を特定出来るかもしれなかったのですけれど、聞いた感じ厳しそうですね。」
「そうね。獣人という事は判ったけれど、それだけでは個人を特定出来なさそうだし無理そうね。」
「そうだよなぁ。そういえば、囮捜査とかはやってないのか?」

 俺はふと疑問に思ったことをミレイユさんに聞いてみた。
 よくドラマで見るし有効な手だと思うんだが。

「そうですね。新人冒険者さんにそんな危険なことをさせられませんし、協力を願った人が悪魔の祝福を売る側の人間だったら目もあてられないですからね。」
「なるほど。ギルドからの信頼の薄い新人冒険者をターゲットにしているのは、そういう理由もあるのでしょうね。」
「そうじゃな。そう簡単には上手くいかないもんじゃのう。」

 ということは、ミレイユさんが俺達に話している内容は恐らく調べれば分かる程度の内容なのだろう。
 仲が良くなってきた俺達もまだ冒険者になって数日程度だし、いくら金を持ってそうとはいえ身元が保証されている訳ではないからな。

「俺達に売人が接触してくれたら楽なんだけどな。」
「ええ?危ないから怪しい人に話しかけられても相手しちゃ駄目ですよ!」
「それもそうか。」

 俺達にはいくら呪術がかかりにくいとはいえ、売人と万が一にも戦闘になったらどう転ぶかは分からない。
 そう考えるとミレイユさんには悪いが俺達は困ってないし、麻薬組織には接触しない方がいいか。

 そんな感じで俺達が悪魔の祝福について一通り話し終わった辺りで、ボタンさんがお絞りとお茶を持ってきてくれた。
 今回はこの前のようにのし掛かられるようなこともなくお絞りが全員に行き渡ったので、俺は皆に白い目を向けられずにすんだ。
 淡い期待を抱いていたのは秘密だ。

 その後、俺達は今回もミレイユさんのオススメを全員で頼み、俺と舞はおかわりもして満足して店を後にした。因みに今晩食べた料理は牛丼だった。
 ミレイユさんは丼物が好きなのかもしれない。


 その夜は家に全員で帰った後、舞がパジャマパーティーをしたいと言って大いにはしゃいでいた。
 何でもそれが彼女の夢だったそうで凄くウキウキしていた。
 俺は折角の女子会に水を指してはいけないと思い早々に床についたが、ミレイユさんの嬌声が夜遅くまで聞こえてきたので中々寝つけなかった。
 男子高校生的には刺激が強すぎなんだよ。


 _______________________________________________



 翌朝俺は寝不足ながらもいつもと同じくらいの時間に目を覚ました。
 そこで今日も日課の素振りをしようと思い着替えていたのだが、小遣いを入れていた財布が無いことに気づいた。

「昨日雲龍に持っていったし、その時に置いてきたのか?」

 思い出してみれば、座るときに気になってポッケから出して椅子の脇に置いておいたような気もする。

「朝飯食ったら取りに行くか。」

 流石に朝早くから訪ねるのもどうかと思った俺は、取り敢えずはいつも通り素振りをすることにした。
 特に可もなく不可もなくといった朝のトレーニングだった。
 まあ、日課なんてこんなもんだろ。
 普通が一番だ。



「おはようフーマくん。」
「おはようございますフーマさん。」

 いつも通りローズに呼ばれて汗を流してから食堂に向かうと舞とミレイユさんが朝の挨拶をしてくれた。
 机の上には今日も美味そうな朝食が並んでいる。

「今日はミレイユさんが手伝ってくれたのよ。」
「おお、そうなのか。ありがとな、ミレイユさん。凄く美味そうだ。」
「いえいえ。泊めていただいてる訳ですし、このくらいは当然ですよ。」

 ミレイユさんがそう言ってニッコリと微笑んだ。
 朝から和める良い笑顔だ。

「舞にはいつも飯を任せっきりだし、昼飯は俺が作るかな。」
「え?フーマさんは料理も出来るんですか?」
「うむ。フーマの料理は宮廷に出せるレベルだな。」
「ええ!?そんなに凄いんですか?髪もあんなに上手に結えるし料理も出来るなんて、フーマさんはもしかして王族の付き人だったんですか?」
「いやいや、ミレンが大袈裟なだけだ。偶々この前作った俺の料理がミレンの舌にあっただけだと思うぞ。」

 数品しかレシピも知らない俺が宮廷レベルと言うのは流石に言い過ぎだろう。
 いや、でも王族の付き人というのは間違ってないのか?ローズは魔王な訳だし。

「ふふふ。フーマくんの料理を食べて腰を抜かすが良いわ!」
「はい!楽しみです!」

 舞が何故か胸を張ってミレイユさんに発破をかけている。
 そんなにハードルをあげられると困るのが俺だと彼女は気づいているのだろうか?



 _______________________________________________



 結構な難題を朝から突きつけられたが、朝御飯を終えた俺は財布を取りに雲龍に行くと皆に伝えてから家を出た。
 白んでいた空も既に青く色づき、太陽がさんさんと輝いている。
 今日も良い天気だ。

「平和だなー。」

 俺は一人歩きながらそんなことを呟いた。
 町行く人々は皆活気に満ちているし、とても麻薬の問題が巣くっているとは思えない。

「さて、ボタンさんはいるかね。」
「あらあら、フーマはんやないの。こんな朝からどうしたん?」

 雲龍の前に着いてドアノブに手をかけたその時、後ろから声がかかった。
 振り向くと食料を抱えたボタンさんが立っていた。
 買い出しの帰りだろうか。

「おはようございます。実は昨晩ここに財布を忘れてしまったみたいでして。」
「ああ、やっぱりあれフーマはんのやったんやね。椅子の下に落ちてたし気づかずに帰ってしまったんやねぇ。」
「良かった。ここにあったんですね。」
「うんうん。今渡すからちょっと待ってなぁ。」

 そういうとボタンさんは鍵を取り出してドアを開け始めた。
 荷物が少し邪魔そうだったので声をかけて俺が持ってあげた。
 店内に入るとボタンさんが「荷物はそこら辺に置いてちょっと待っててなあ。」と言って店の奥へと入って行ったので、俺は持っていた荷物をカウンターの上に置いて近くの椅子に腰かけて待っていることにした。

「はい、これで間違いない?」
「ああ、そうです。間違いなく俺のですね。」
「それは良かったなぁ。」
「はい。朝からお邪魔しました。」
「ええんよ、ええんよ。勇者はんの力になることはええ事やからなぁ。」

 え?何で俺が勇者だって知ってんだ?
 俺はなんか失態をしてたっけ?
 俺はボタンさんに勇者と言われて過去の行いを振り替えってみる。
 やっぱり何も思い当たる節はないんだが。

「あらあら、そんなに身構えんでもええよ。別に取って食べたりはせぇへん。うちには触れた相手の記憶を少しだけ読み取れる能力ちからがあるんよ。」

 ああ、あの時か。
 あれはボタンさんのおっちょこちょいじゃなくて策略だった訳か。
 確かに結構な実力者らしいボタンさんがあんなミスするわけないか。
 くそぅ、男子高校生の純情を弄びやがったな。

「初めはミレンはんから魔族の気配がしたから気になって調べてみようと思ったんやけど、あの娘隙が全く無かったから触れへんかったんよ。それにフーマはんとマイムはんは知り合いの勇者と同じ黒髪黒目やし、もしかすると勇者なんかなぁと思って調べてみたらその通りやったって訳やな。勝手に記憶を覗いてしまってすまんかったなぁ。」

 ボタンさんがそう言って俺に頭を下げた。
 俺たちのこの世界ではあまり見かけない黒髪黒目が目を引いたとはいえ、元々の原因はローズの偽装が見破られた事だったのか。
 それじゃあ俺にはどうする事も出来なかったな。
 もう確実にバレてるみたいだしいいか。

「いえ、別に気にしてませんよ。確かに人族の街に魔族がいたら気になるのもしょうがないと思いますし。」
「そう言ってもらえると助かるわぁ。しかし、まさかあのローズ・スカーレットがあんな仰山ぎょうさん可愛らしい姿になってはったとはなぁ。」
「ああ、そこまで読んだんですね。」
「そうやね。うちの友達にアカリって勇者がいたんやけど、その娘が魔王と友達になったんだって言ってたから気になってたんよ。うちもようやく会えて嬉しいわぁ。」
「ローズの方もボタンさんがアカリ、さんの友達だって気が付いていたみたいですよ。流石に正体がバレてるとは思ってないみたいですけど。」

 俺の中でアカリという勇者の印象が微妙に良くないので『さん』を付け忘れそうになってしまった。
 ボタンさんは自分の旧友に関わる話が聞けて嬉しそうだし、俺が言葉に詰まったことを気にしてないので大丈夫そうだったが。

「それじゃあまだローズはんにはうちが正体に気づいとる事は内緒にして置いてほしいなぁ。」
「ん?何でですか?」
「何でってその方が面白そうやろ?」

 そう言ってボタンさんはころころと笑った。
 この人のミステリアスな魅力がダイレクトに俺をつついてくる。
 ボタンさんと話していると彼女の言うことにはつい従ってみたくなるから不思議だ。

「面白そうって。まあ、別に俺に困る事はなさそうだから構いませんけど。」
「それじゃあ決まりやなぁ。うちとフウマはん二人の約束やね。」

 ボタンさんのはんなりとした雰囲気にいつの間にか流されてしまった俺は、気が付いたら指切りをしてボタンさんに見送られて店を後にしていた。
 なんだか最初から最後まであの人の雰囲気に振り回されっぱなしだった気がしなくもないが、会話を思い返してみてもボタンさんが俺の記憶を読み取ったというのは本当だろうし、ヘマはしてなさそうだから良しとしておこう。

 しかし、

「女狐め。」

 なんだかこう言いたい気分だった。


 _______________________________________________



 雲龍で財布を無事に回収できた俺は市場をぶらぶらと覗きながら帰路についていた。
 今はさっき買ったバナナのような果物を食べながら歩いている。

「バナナみたいだと思って買ってみたけど、まんまバナナだな。」

 俺がバナナみたいな果物サンバを食べながら歩いていると見覚えのある人を見つけた。

「あ、昨日のローブの人だ。」

 ローブの、恐らく美人の冒険者さんは道の端をふらふらと今にも倒れそうな感じで歩いている。
 俺から10メートル以上は離れているが、遠目に見ても凄く体調が悪そうだ。
 そこで少し心配になった俺は、彼女に声をかけてみるかと思い近づいて行くと、スッと彼女が路地裏に入って行ってしまった。

「あらま、悪魔の祝福飲んでるよ。」

 俺が路地裏に近寄って再び彼女を見つけると彼女が小さな皮の袋から黒い丸薬を取り出してそれを飲んでいる所を目撃してしまった。
 俺が見ている事に気が付いたのかローブの冒険者さんがこちらに近づいて話しかけてきた。

「貴方は昨日お会いした冒険者の方ですね。見ましたか?」
「見たって何をだ?」

 正直に話したら面倒ごとになりそうだと思った俺は取り合えずごまかして置くことにした。

「そうですか。それならば貴方に用はありません。失礼します。」

 彼女がそのまま路地裏の奥へと入って行こうとしたので、俺はその背中に声をかけて彼女を呼び止めた。

「なあ、この前助けたお礼を貰ってもいいか?」
「はあ、がめつい人ですね。今の私には持ち合わせがないのでまたの機会にしてもらえませんか?」
「いや。金はいいんだ。名前を教えてくれ。」
「名前ですか。そうですね、私はアンです。では用は済んだみたいなので失礼します。」
「ああ。ありがとな。」

 恐らく偽名のアンさんはそのままスタスタと立ち去ってしまった。
 さっきまで彼女はフラフラとしていたが今は確かな足取りで歩いている。
 しかし、彼女のローブの隙間から見えた目元には真っ黒いクマが出来ていた。
 間違いなく彼女は健康体ではないのだろう。

「んー。取り合えずつけてみるか。」

 アンさんの行方がなんとなく気になった俺はとりあえずストーキングを開始した。
 アンさんへの興味8割、あわよくば売人を見つけられないかなといった期待が2割といった感じだ。
 やっていることは犯罪者一歩手前だし、万が一アンさんが売人に会いに行くんだったら危険だとは思ったが、昼飯まで特に大事な用事のなかった俺からすると好奇心のほうが勝ってしまった。
 最悪転移魔法で逃げれば問題ないだろうしな。

 そんなこんなでアンさんにバレない様に十分に離れながら歩くこと数分。
 彼女はとある建物へと入って行った。

「薄々そんな気はしてたけど、よりにもよってここか。」

 アンさんが入って行ったのは俺も何度か入ったことのある場所、ダンジョンだった。

「さて、どうしたもんかね。」

 俺は彼女が入って行った転移魔法陣を眺めながら、そうつぶやいた。
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