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第2章 やっぱり俺の仲間が優秀なんですけど…
9話 ギフト Side 舞
しおりを挟む風舞くんたちがレイズニウム公国に旅立った翌日、私とローズちゃんは今日もダンジョンに出向いていた。
昨日ゴブリンキングを倒しておいたので、今日は第11階層からスタートである。
「さて、妾も今日は戦うかの。」
「あら、ここの敵ではローズちゃんには不足じゃないの?」
「それを言うなら舞も同じじゃろうよ。ステータス的には第100階層を攻略できる強さなんじゃしな。それに、今日妾が戦うのはこの体でどこまで出来るか確かめるためじゃ。スキルも使えなくなっておるものとそうでないものがあるからの。」
「そうだったのね。いろんなスキルが使えるようだったし、下がっているのはステータスだけだと思ってたわ。」
「いや、使えるスキルや魔法もLV3までの事しか出来なくなっておる。今の妾では魔の樹海を生きて抜けられんじゃろうな。」
確かに私が魔の樹海で戦った魔物はソレイドのダンジョンにいる魔物と比べると段違いで強かった気がする。
私もステータスポイントで各数値を上げていなかったら死んでいたかもしれない。
「やっぱり魔の樹海は恐ろしい所なのね。」
「まだ子供とはいえ魔の樹海の長を倒した舞が何を言うんじゃ。」
「え?そうなの?」
「うむ。レベル的に間違いなく幼生のレッサーアースドラゴンを倒しておるじゃろうな。心辺りがないのか?」
ドラゴンなんて見た覚えがない。
トカゲの化け物みたいな魔物は見たけど、あれはアースドラゴンって見た目ではなかった。
私のレベルは魔の樹海に降り立った時には上がっていたから、恐らく地上に風魔法を放った時に巻き込んで倒したのだろう。
「そうね。言われてみれば思い当たる節があるわ。きっと当たりどころが良かったんでしょうね。」
「マイは相変わらず抜けておるのぉ。」
「心外だわ。と、魔物のお出ましね。あれは牛かしら。」
「うむ、ラッシュバイソンじゃな。では、今日の初陣は妾が務めるかの。」
ローズちゃんがそう言うと茶色い牛型の魔物に向かって歩き始めた。
鎧こそ着ているものの彼女は丸腰で碌に構えもとっていない。
あれではまともに戦える様には見えないが、ローズちゃんはピリピリとした雰囲気を纏っていて隙も一切感じない。
圧倒的な強者の風格が今の彼女にはあった。
「なんじゃ?かかってこんのか?」
ローズちゃんが魔物に向かって軽い殺気を当てる。
ラッシュバイソンは堪らずといった感じでローズちゃんに向かって突進を仕掛けた。
背中を見せたら殺られると感じさせつつ、完全に戦意を喪失させない程良い殺気だったのだろう。
ローズちゃんはラッシュバイソンの突進が当たる直前でいつの間にか持っていた真紅の剣を振るった。
ラッシュバイソンはそのまま黒い霧になって消えた。
「ふむ。やはりこの能力ちからも大分弱体化しておるようじゃな。しかし、こやつはそこそこ美味いんじゃが、フウマがおらんと解体しても持ち帰れんから不便じゃな。」
「そんな風舞くんを荷物持ちみたいに言わなくても、ってそれよりもその真っ赤な剣はいつの間に出したのかしら?」
「ああ、これは妾のギフトによるものじゃな。吸血鬼の王たる妾はこうして血を操るギフトが使えるのじゃ。」
「ギフト?」
「うむ。一部の者に生まれつき備わっておる特別な能力ちからじゃな。ギフトが開花するまで時間のかかることもあるが、その多くが極めて強力なものじゃ。ミレイユとボタンもギフト持ちじゃろうな。まぁ、ミレイユのギフトは完全には開花しておらん様じゃがの。」
「そんなカッコいい能力があったなんて知らなかったわ。選ばれしものにのみ使える隠されし能力。私にもあるかしら。」
「ギフトは全員に備わっている訳ではないし、開花する条件も人によって違うため中々手に入る力ではないが、確率がゼロという事はないじゃろうな。」
「ふふんっ!いつか私もギフトを開花させてやるわ!」
「おー、まぁ程々に頑張る事じゃな。」
「そうと決まれば早速行きましょう!」
こうして私達はダンジョンの探索を続けた。
ノンストップで走り続けて交互に魔物を倒していった為に昼頃には第20階層の迷宮王を倒してしまったので、今日の探索はそれで終わりとなった。
途中ですれ違った3組の冒険者パーティーがいずれも驚いた顔をしていたけれども、何かあったのかしら?
因みに今日倒した迷宮王はコボルドキングだった。
毛がモフモフで触り心地が良さそうだったけれど、獣臭かったからモフるのはやめておいた。
全く、ミレイユさんのモフモフを見習って欲しいわね。
_______________________________________________
「はぁ、流石にマイのペースに合わせて走るのは疲れたのじゃ。」
「ごめんなさい。まさかこうなるとは思いもしなかったのよ。」
冒険者ギルドに戻って酒場でお昼ご飯を注文して待っていると、ローズちゃんが机に突っ伏してグデーっとしていた。
「いや、構わん。妾も今のステータスの限界も大分把握出来たしの。久し振りに限界まで体を動かせたし満足じゃ。」
「それなら良かったわ。帰ったら私がマッサージをするわね。これでも少し自信があるのよ。」
「おぉー。それは楽しみじゃな。」
そんなたわいもない話をして料理を待っていると、二人組の冒険者の男達が私達に話しかけてきた。
「よぉ期待のルーキー。今日はいつもの坊主は一緒じゃないのか?」
「うむ。あやつは一人でゴブリンキングを倒して来て、怪我は直ったもののその疲労で寝込んでおるからの。」
「なんだ?一人でゴブリンキングと戦うなんてよっぽど自分の実力に自信があったんだな。」
「ああ、それで寝込んで女二人だけ働かせてるんじゃ世話ないぜ!。とんだ間抜け野郎だな。」
「違いねぇ。」
そうして男は二人で顔を見合わせながら笑い始めた。
どうやら私達に絡みに来たらしい。
私は怒りのあまり持っていたグラスを握り割ってしまった。
「訂正しなさい。」
「あん?」
「フーマくんを間抜け呼ばわりした事を訂正しなさい。」
「自分の実力もわからずに格上相手に挑んで負けるような阿保を間抜けと呼んで何が悪い!なぁそうだよなぁ?」
「ああ、そりゃあとんだ馬鹿野郎だ!」
「大方、女にいい顔しようとでも考えたんだろうよ!」
冒険者の男が周りで昼食を取っていた冒険者に向けて声を上げると、何人かの冒険者がそれに賛同して声を上げた。
「殺すっ!」
私は気がついたら始めに話しかけて来た男に向かって拳を振り切っていた。
しかし、その拳は絡んできた冒険者の顔を捉える事なくローズちゃんに手首を掴まれて抑えられる。
「これマイム。こんな所で人を殺そうとしてどうする。怒りに任せて拳を振るうなんぞ獣のする事じゃぞ。」
ローズちゃんがそう言って私の頭を一撫でした後、腰を抜かして地面に座りこんでいる男に向かって手を差し伸べた。
「お主も悪かったの。怪我はないか?」
「こ、こんな事をしてどうなるかわかってんのか!」
ローズちゃんに差し伸べられた手を払って男が立ち上がる。
「ふむ、怪我はなさそうじゃな。じゃが、今後妾達に関わるなよ小僧。妾はマイム程優しくはない。妾より先にマイムが動いていなかったらお主らを塵も残さず消しておったぞ。」
ローズちゃんが殺気を込めて怒った顔でそう言った。
ローズちゃんの怒った顔なんて初めて見たかもしれない。
「お、覚えてろよ!」
そう言って一人の男が逃げたのを皮切りに周りで囃し立てていた冒険者も全員冒険者ギルドから走り去っていった。
「ごめんなさいミレンちゃん。迷惑をかけたわ。」
「言ったじゃろ?妾もお主が動いておらんかったらあやつらを殺しておった。妾もまだまだのようじゃな。」
そう言ってローズちゃんがニカッと笑う。
私はその笑顔を見て昂ぶっていた気持ちがようやく落ち着くのを感じた。
「ありがとう。」
私がそう言ってから二人で再び席に着くとギルドマスターさんとミレイユさんがやって来た。
「お二人とも大丈夫でしたか?」
「ええ、ミレンちゃんのお陰で何事もなく済んだわ。」
「まぁ、酒場にいた客が殆どいなくなってしまったんじゃがの。」
「ガッハッハ!まぁ嬢ちゃんのあの殺気を当てられちゃあ無理ないぜ。俺も殺気の外にいたのにブルっちまったからな。」
「フン。よく言うわい。妾があやつらを殺そうとしたら身を張って止めようとしておった男の台詞とは思えんの。」
「そうだったか?まぁ、誰も怪我が無くて良かったな!」
そう言うとギルドマスターさんはガハハと笑いながら去って行った。
相変わらず剛毅な人だなと思う。
「もう、すごい心配したんですからね!マイムさんがいきなり殴りかかった時はどうなる事かと思いました。まぁ、ミレンさんがマイムさんの拳の威力を流して受け止めたから死人が出ずに済んだんですけど。」
「む?お主、妾達の動きが見切れておったのか?」
「はい。一応目で追ってたので。それがどうかしましたか?」
「いいかマイム。これが今日話したギフトの力じゃ。」
「なるほど。これは何としてもギフトが欲しくなるわね。」
私はそう言いながら立ち上がってミレイユさんの耳をモフり始めた。
ミレイユさんはこの前レベル14だって言ってたし、彼女のステータス的に私達の動きが見切れたのはギフトのお陰だろう。
事実あの男は反応出来てなかった訳だし。
「ひゃうっ!?な、何なんですかぁ!?」
その後、私達は昼食を食べて冒険者ギルドを後にした。
風舞くんもレイズニウム公国で頑張っているだろうし、私もアンさん救出作戦に向けて頑張らなくちゃね。
まさか女の子とデートしたり遊んでいるなんて事無いと思うわ。
だって風舞くんは分別のつくステキな男の子ですもの。
_______________________________________________
その夜、
「今帰ったぞ、マイ。今日も見張りはおったがアンは相変わらず無事じゃった。遠目で見る限り体調は悪そうじゃがの。」
「お疲れ様ローズちゃん。それじゃあ何としてもアンさんを助け出すのを成功させて、早く治療法を探してあげなくちゃいけないわね。」
「そうじゃな。明後日には動き始めるから準備しておくんじゃぞ。」
「わかったわ。そうだローズちゃん。昼間に言ったマッサージをしてあげるわ。凄く効くのよ?」
「ほう。マイの世界のマッサージとは興味深いの。宜しく頼む。」
「ええ、任せて頂戴。タイ古式マッサージって言ってね、」
その後、ローズの叫び声が辺り一面に響き渡った。
見張りをしていた悪魔の叡智のメンバーが、恐ろしい殺気を放つと噂の少女が叫び声をあげるような事態を想像して戦慄したとかしてないとか。
「あら?力加減を間違えたかしら?」
「ふ、ふーみゃ。妾はもうダメかもしれぬ。は、早く帰って来て欲しいのじゃ。」
風舞の帰りを強く望むローズであった。
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