49 / 81
第2章 やっぱり俺の仲間が優秀なんですけど…
12話 一時帰宅
しおりを挟む「残念でしたねフーマ様。」
「まぁ、薄々分かってたけどね。いたっ。」
「ああっ、すみません。」
剣闘大会が終わってその後、予選敗退した俺は宿に戻ってシルビアさんとボタンさんの手当てを受けていた。
「何で転移魔法使わなかったん?最初は使ってたやろ?」
「ああ、最初は人も多いしあんまり注目されてなさそうだからちょっとくらい使ってもいいかと思ったけど、流石にあの状態で使ったら縮地だって言い張るのは無理そうだったからな。」
縮地はそこそこの距離を一瞬で詰められるスキルだが、連続して使うには高いLVである必要があるし途中で曲がることは出来ない。
俺がよくやる背後に回って斬りつけるという戦い方は縮地と言い張るには無理があるだろう。
「そうでしたか。しかし善戦なさっていたと思いますよ?」
「それは相手が手を抜いてくれてたからだな。あの人結構強かったし、本気出されてたらすぐ負けてたと思うぞ。」
「フーマはんはこれからまだまだ強くなると思うんよ。正直予選であそこまで残れるとは思ってなかったしなぁ。」
「えぇ、結構戦えるだろうって昼間は言ってたのに。」
「そうやったっけ?」
ボタンさんが可愛く小首を傾げてころころと笑う。
今回もまんまと嵌められたようだ。
「はぁ。ま、結構悔しいが悪魔の叡智との戦いの前にいい経験になったと思えば出て良かったな。」
「それは何よりですフーマ様。」
シルビアさんが俺の腕に包帯を巻き終えると顔を上げてそう言った。
賭けは本選からって聞いたし、シルビアさんが俺に賭けて損しなくて良かった。
俺に全財産賭けるとか言ってたから、シルビアさんが賭けで負けてたら大変なことになっただろうしな。
「ありがとな。さて、夕飯にしようぜ。腹ペコだ。」
「そうやね。」
「そうですね。」
こうして俺たちが宿から出て夕飯を食べに行こうとしたところで、メイドさんが昼間のようにスッと現れて俺たちに話しかけて来た。
「フーマ様、剣闘大会出場お疲れ様でした。」
「ああ、見に来てたんですか。カッコ悪いところ見せちゃったな。」
「いえ、最後のあの戦いは中々素晴らしかったと思いますよ。」
そう言ってメイドさんがふんわりと微笑んだ。
ああ、何と素敵な笑顔だろうか。
これを見られただけで十分に剣闘大会に出て良かったと思う。
「あらあらあら、フーマはん。顔がだらしのうなってはるよ。」
「そげなことないわい!」
俺が顔を両手でグニグニしながらそう言うとメイドさんはクスクスと上品に笑った。
俺がこの世界に来てクールビューティーだと思った女性はロリコンの変態女騎士だったり尻尾に感情丸出しの獣人だったりしたため、今目の前にいるメイドさんが凄く新鮮に眼に映る。
「それで、何かあったん?特に用もなく話しかけて来たって訳やないんやろ?」
「はい。公爵様の御使いの方からお手紙を預かっております。」
「お、もう来たのか。思ったより早かったな。」
「そうですね。明後日になる可能性もあると言っていたので少し意外です。」
「まぁ、まだ手紙が来ただけやし何とも言えんけどなぁ。」
ボタンさんはそう言いながら手紙を開き読み始めた。
「あらあら、明日の昼に城で会ってくれるそうやね。」
「おお、それじゃあ予定より早く帰れそうだな。」
「そうですね。早く済むならそれに越したことはありませんし、良かったです。」
「そうやね、それじゃあ用も済んだし夕飯に行きましょか。」
こうして俺達はメイドさんにお礼を言って別れた後、適当に気になった店に入って夕飯を済ませた。
「ふぅ。なかなか美味かったな。」
「はい。少し辛かったですけど、それが食欲を刺激してつい食べ過ぎてしまいました。」
ソーディアは戦う人が多いためか、辛い料理と強い酒が多い気がする。
人々に合わせて料理も進化してきたのだろう。
「そうだ。これから一旦ソレイドに帰ってマイム達の様子を見てくる。予定が早まった事も伝えなくちゃだしな。」
「そうやね。昼からの謁見なら夕暮れには帰れるはずやし、伝えておいた方が良いかもなぁ。」
「私もそれが良いと思います。アンの様子も心配ですし。」
「そうだな。ミレンが毎晩様子を見に行くって言ってたからついでにそれも聞いてくるか。」
「ありがとうございます。」
「気にすんな。さて、それじゃあ早速行ってくるわ。」
俺はそう言い残して自宅まで転移した。
_______________________________________________
「おーい。舞、ローズいるかー。」
「あら、風舞くん。帰って来たのね。」
俺が玄関まで転移魔法で帰ってくると、舞が出迎えてくれた。
一度行ったことのある場所への転移ならそこまで魔力消費も多くないし割とお手のものだ。
これを使いすぎるとダメ人間になりそうだから出来るだけ歩くようにしてるけど。
「ああ。予定より早くすみそうだからそれを伝えにな。ローズはいないのか?」
「え、ええ。疲れてしまったのか先に寝てしまったわ。」
なんだか舞の歯切れが悪い。
まあ、なにか問題があったなら言うだろうし、気にしなくてもいいか。
「それより、その怪我はどうしたのかしら?」
舞が俺の体に巻かれた包帯と顔に貼られたガーゼを見てそう質問をしてきた。
とどめにくらった袈裟斬りで出来た怪我はボタンさんが回復魔法で治してくれたが、他の傷は自己治癒力を高めるために残してある。
最後の袈裟斬りは死んだかもと思ったが、ゴブリンキングの時の攻撃は気付いたら意識が飛びかけていたし、考える余地がある分大したことなかったかもしれない。
異世界に来て一番強くなったのは魔法とかステータスを除けば、痛みへの耐性な気がする。
「これは剣闘大会に出場したときにちょっとな。」
「剣闘大会?何やら楽しそうな事をしてるのね。」
あ、ちょっとムッとしてる。
舞はそういうの好きそうだもんな。
俺はリビングに移動して舞の機嫌を伺いながら今日1日何があったのかを説明した。
「うーん。そういうことなら仕方ないのかしら。」
「まあ、予選落ちしちゃったし結局ボタンさんへの借金は返せず仕舞いなんだけどな。」
「しょうがないわ。冒険者で地道に稼いで行きましょう。」
「それもそうだな。で、舞の方は何してたんだ?」
「ええ。私とローズちゃんは今日コボルドキングを倒してきたわ!」
舞が胸を張ってそう言った。
舞の豊かな胸がいつかの様にたゆんと揺れる。
今の舞は薄着のためこの前よりも胸が強調されていて分かりやすい。
ってそうじゃなくて、
「え?今何て?」
「だからコボルドキングを倒して来たのよ。」
「それって迷宮王か?」
「ええ。第20階層の迷宮王よ。」
「マジかいな。」
「マジよ。」
どうやら舞とローズは今日一日で第11階層から第20階層まで攻略して来たらしい。
まあ、俺でも第3階層から第10階層まで半日で出来たし、舞とローズなら余裕な気がするが。
マジかー。なんだか舞との差が一気に開いた感じがして悲しい。
「でも、フーマくんがいないとダンジョに行っても何だか物足りなかったわ。」
「そうか?」
それを聞いて俺は一気にテン上げした。
とはいえ、何とかして舞との差をもう少し詰めたいのも事実な訳で。
せめて舞と模擬戦が出来るレベルまでは上げたいところだ。
どこかに経験値効率の良い魔物はいないだろうか。
「まぁ、取り敢えずそれは置いといて。アンさんの様子はどうだったかローズに聞いてないか?シルビアさんが気にしててな。」
「フーマくんが帰ってくる少し前にローズちゃんが見て来たのだけれど、一応無事らしいわ。ただ、体調はやっぱり悪いみたいね。ローズちゃんが軽く診た限りは原因が判らないそうよ。」
「そうか。早く治す方法を探してやりたいな。」
もしかしたらアンさんは呪術によって倒れたのではないかと思っていたがそうではなかったらしい。
悪魔の叡智はアンさんが倒れた事をどこかで聞きつけてシルビアさんを甘言で唆したのだろう。
「そうね。そのためには何としても悪魔の叡智をソレイドから追い出さなくちゃいけないわね!」
「おう!俺達は明日の昼の公爵への謁見が終わったらすぐに戻ってくるから、舞もアンさんの救出頑張ってな。」
「ええ。任せてちょうだい!」
舞とローズは明日アンさんの救出に行く予定だ。
以前ローズがバレないようにやると言っていたし、特に心配はないだろう。
「さて、連絡事項も伝え終わったし戻るかね。」
「あら、もう戻ってしまうの?」
舞が少し寂しそうな顔をしてそう言った。
「やっぱり折角戻って来たし紅茶でも飲んでくか。」
「あらそう?それじゃあお湯を沸かしてくるわね!」
舞はそう言ってパタパタとリビングを出て行った。
何だかすごい幸せだ。
マジで異世界に来て良かったと思う。
俺は舞が戻ってくるまでの間、自分の鎧の状態を確認しておくことにした。
ソーディアに行く前に血とかは拭き取って一応の手入れを済ませてあるが、穴は空いたままである。
「やっぱり鎧を修理に出さないとだよなぁ。」
「おおフウマ。おかえりなのじゃ。」
俺が鎧をぼんやり眺めながら空いてしまった穴を撫でているとリビングにローズがやってきた。
「あれ、寝てたんじゃなかったのか?」
「う、うむ。寝ていたというか、無理矢理寝かされたという感じじゃ。」
「何だそりゃ。」
「まあ、それはよい。して、それはゴブリンキングにやられたキズじゃな?」
「ああ。折角買って貰ったのに壊しちゃって悪いな。」
「何、鎧とは身を守るためのものじゃ。お主が無事なら構わんよ。」
ローズはそう良いながら俺の隣にどさりと腰掛けた。
ローズが俺の持っていた鎧に手を伸ばしてきたので、手渡してやると鎧を持ち上げたり触ってみたりして状態を確認しだした。
「ふむ。これは修理に出さんとダメじゃな。」
「そうだよなぁ。けど、俺達が帰ってくるの明日になったから今から修理に出しちゃ間に合わない気がすんだよ。」
「なるほどのう。流石に鎧がないままというのはあれじゃしのう。…おお、そうじゃった。お主に妾の鎧を貸してやろう。」
ローズはそういうと自分のアイテムボックスから真っ赤な鎧を取り出した。
そういえばローズも転移魔法使えるとか言ってたな。
魔王城からも転移魔法で逃げてきたらしいし。
「確かにすごい鎧だが、これ女性用じゃね?」
ローズの出した鎧はものすごく上等なもののようで、おそらく龍か何かの皮でできているのであろう真っ赤な鎧は細部にあしらわれた鱗の一枚一枚までもが光沢を放っている。
しかし、どうも女性もののようでウエスト部分は凄くくびれているし胸のところは結構膨らんでいた。
これをローズが着ていたとなると、以前のローズはボタンさんほどではないにしろ結構胸があったんだな。
多分舞よりも大きい気がする。
「なに、取り敢えずこの鎧を着ようとしてみればわかる。」
「そう言うなら一回着てみるが。」
絶対入んないだろと思いつつもローズから鎧を受け取って着ようとすると形がするすると変わった。
「おお、形が変わった。これってもしかして着る人に合わせて形が変わんのか?」
「うむ。魔族随一の職人に作らせたレッドドラゴンの皮を使った最高級の品じゃ。ワイバーンの攻撃くらいなら小さな傷すら付かんじゃろうな。」
「ワイバーンがどれくらい強いかわかんないけど、ぴったりだしめちゃくちゃカッコいいな。」
「ほほう。お主にもこの良さが分かるか!フレンダは悪趣味じゃと言って妾がこの鎧を着ると良い顔をせんかったのじゃ。」
「フレンダってローズの妹さんだろ?姉妹でファッションの趣味が違うんだな。」
「うむ。フレンダは落ち着いたデザインの服を良く着ておったの。妾は常々地味じゃと言っておっじゃのだが、フレンダは妾を派手じゃと良く言っておったな。」
ローズがそう言って愛する妹を慈しむかのように微笑む。
やっぱり結構仲の良い姉妹だったんだな。
以前ローズは最強であるが故に孤独だったと言っていたが、今の笑顔を見る限りそうは見えない。
おそらくローズが強すぎるその力で周りを傷つけまいと考えて一人で気に病んでいたのだろう。
「ありがとなローズ。悪魔の叡智の件が終わるまでは大事に使わせて貰う。」
「うむ。妾もお主が喜んでくれて満足じゃ。」
そうしてローズに借りたレッドドラゴンの鎧を俺は自分のアイテムボックスに閉まってもう一度ソファーに腰掛けた。
ローズも再び俺の横に座る。
暫しの沈黙の後、俺の方を見てローズが口を開いた。
「のうフーマ。」
「何だ?」
「フーマはマイの事どう思っとるんじゃ?」
カチャ。
こいつはいきなり何を言いだすんだ?と思ったらリビングの外から陶器のぶつかる音が聞こえてきた。
ああ、ローズが悪い顔しているしそういう事か。
折角なので俺はローズの悪巧みに乗ることにした。
「そうだな、舞はとても素晴らしい女性だ。奥ゆかしくて凛としているし、優しさに溢れていてユーモアもある。まさに究極の女性と言っても過言ではないだろう。」
カチャカチャッ。
「ほう。フーマはなかなか舞の事を高く評価してるんじゃな。して、舞に何か望む事はないかの?」
ローズが引き続き悪い顔をしながら質問をしてくる。
ここは自分の願望を思い切って打ち明けるか。
なんかめちゃくちゃおもろいし。
「望む事か。そうだな、舞にはメイド服が似合うと思うから悪魔の叡智の件が終わった頃にメイド服を着て俺が帰ってきた時に迎えて欲しいな。」
「おぉ、それは良い考えじゃな。確かメイド服は商人ギルドで用意できたはずじゃし、不可能ではないじゃろう。」
その後ローズと別のどうでもいい話をしていると10分後くらい後に舞がポットとカップを持ってやってきた。
俺は笑いそうになるのを堪えつつ舞に声をかけた。
「遅かったな舞。」
「ご、ごめんなさい。少し思いがけない事があって。」
「ほう。マイも大変じゃな。」
「ええ、そうね。」
俺は舞に冷めた紅茶を入れて貰って1時間ほど3人で談笑をした後ソーディアに戻った。
舞がメイド服を着てくれる日がもしかしたら来るかもしれない。
俺はその日を楽しみに思いながら近い悪魔の叡智との戦に備えて早めにベッドに入った。
0
あなたにおすすめの小説
距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる
歩く魚
恋愛
かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。
だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。
それは気にしてない。俺は深入りする気はない。
人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。
だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。
――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる