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第12話 嵯峨先輩の過去⑤
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第一志望の高校に合格した。中学の卒業式は面倒だから、風邪を引いたと嘘をついて休んだ。
両親はホッとしたようだ。「例の噂の男子生徒」の親として公の場に出なくていいから。
父親は遠方だし卒業式に来なくても世間から見ておかしくないが、母親の方は別だ。
一緒に住んでいるし 同僚から卒業式はいつか、有休をとか言われているから出席しないのは不自然というか…自分が悪く思われるだろう。
だから、全員にとって「風邪を引く」のがベストだった。
卒業証書とかを後日取りに行くと、職員室前に数人の生徒がいて俺を見て「あっ…!嵯峨君!ありがと…!」「嵯峨君のお蔭だよ…!」と各々 口々に言った。
クソ女達から被害を受けていた人達だった。教師から今日俺が来るのを聞いて春休みなのに わざわざ来ていたのだ。
何とまぁ、義理堅いというか…まぁ、それだけクソ女達と自分の事を面白おかしくネタにして嗤う周囲の連中に苦しんでいたんだろう。
ほらな?クソ女達潰して正解だったじゃねぇか?俺ら何も悪く無かったのに。
100%被害者だぞ?なのに 何でうちの両親はあんな反応なんだろう?
訳分かんねぇ。ま、俺も両親も お互いに考えてる事が分かる程、一緒に居たこと無いし、分かろうという努力もして無いけど。
高校の入学式は さすがにオリエンテーションとかあるから風邪は引けない。両親は入学式にナーバスになっているようだ。
もう、別に来なくていいしな。子供じゃないから一人で全部出来るし。
そう思って 両親に来なくていいと伝えたんだけど、言い方が悪かったのか…また両親は微妙な反応というか…。
出席しなくていい選択肢、公に「例のあの人」の親だとバレない、自分の職場関係に俺との繋がりがバレない、仕事休まなくていい…等々これ以上無いメリットばかりだと思ったのに。
父親には電話で伝えたけど、声色とか発言から電話の向こうの表情が分かるようだった。父母とも同じ反応だ。
親として出席すべき行事だろうけど…正直言ってラッキーな申し出だけど…罪悪感的なのがあるし…でも…バレたく無い…
じゃあ…お言葉に甘えて…欠席で…。って感じだった。
俺はそれで良かったし、両親に気を遣う事も無いしで ラッキーと思っていたが、思わぬ展開だった。
両方の祖父母が激怒して 各々父母に連絡したようだ。祖父母とは盆か正月に顔を見せる程度だったけど、卒入学の時は 写真はスマホから送ってた。
今回、中学の卒業式は残念ながら風邪で欠席と言っていたから問題無かったけど、高校の入学式にも行かないとは どういう事かと。
どうやら俺に卒入学祝いをくれる相談で父母に連絡したらしいが、各々自分の親に対して 不味い事を言ったようだ。
まあ、何て言ったかは知らないけど、しっかり人並みの子育てをしてた 双方の祖父母の怒りを買ったらしい。
祖父母がうちに来て、父親も急遽帰って来て 初めての家族会議?的なのが開催された。
父母は双方の祖父母から、一体何してたのかとガンガン責められて何も言えず。何とか家族を構築し直せとか言われていた。
祖父母の年代なら 家族は一緒に住んで、仲良くて、親は子を守るもの、独り立ちするまで…いや、一生責任を持つもの。自分の子であり、親になったんだから それが当然の責任と。親になった以上その責任放棄は許され無いと。
双方の祖父母の言い分は同じだが、そんな家庭で育った父母には その教えは届いて無かった。
というか祖父母には バレ無いように適当にその場しのぎで来た事がバレただけだ。
親として、もう少し家庭を顧みないと…とは思っていたようだが、3人とも不平不満を言わなかったし、俺が 何も言わないから良いかな…と後ろめたさや罪悪感はあったようだが
言わないなら良いか?同僚の子供達は あれがしたい、これが欲しいと皆 自己主張しているし…それがあれば…リクエストされれば 親だし、してやれば良いかな?と
俺の事は そのスタンスで扱って、自分達は 独身と変わらない生活をしていたわけだ。
要するに、親としての自覚と責任が無かったし家族への愛着も無かった。
自分の社会的なステイタス…既婚で、子供いて、仕事はバリバリ出来て、公私共に順調、欠ける事は一つも無い人物、知人からも社会からもプラス評価される人物、そんな存在で 在りたかっただけ。
だから、今回の事で 自分の人物像が崩れるというか、今までの事がバレるというか、一番大切な仕事関係に悪影響が出たら、信頼が無くなったら…と怯えてたようだ。
俺が眉一つ動かさず クソ女達を潰して保護者や教師達にも有無を言わさず黙らせたから。
自分達の知らない間に 俺が手に負えない、自分達が簡単に御せる存在じゃ無くなってたのが分かったから。
父母の中では、まだ子供という認識だったのに気付けば 声変わりしていて、身長も父親に近づいてるし 大人になりつつあると。
暴れたら父親でも止める…身を守るのに苦労する…母親なら敵わない事を あの時気付いた。
父母は自分達は 俺に愛着は無いけど、その逆 俺だって父母に不満こそあれ 愛着なんて無いだろうからと考えて、俺が2人対してキレたらどうなるか 恐怖だったようだ。
ああ、それであの態度だったのかと、納得してスッキリしていると、祖父母は怒り心頭で血管が切れないか?大丈夫かな?という程 父母に怒っている。
全く、人の気持ちって難しい。観察対象としてとか、本の中の登場人物とか、創作の人物なら 複雑な人間は興味深いけど
実際に血縁関係があって それなりの良好な関係を保たないといけない時、複雑なのは面倒臭い。
とりあえず…血管切れそうな 祖父母を止めるか…?倒れたら大変だから。
「あの…落ち着いて?大丈夫?血圧上がるんじゃない?水とか飲んで…持ってくるからさ?おじいちゃん達 座ってゆっくりして…?」
その言葉は 祖父母にとっては 心優しい孫だと思ったんだろう。こんな良い子なのに…!!と更に父母への怒りを覚えたのと、俺に対しては申し訳なく思ったらしい。
自分達の育て方が悪かったから、親になったのに育児もせず 俺を放置したままで…と。
祖父母はハァーーッと深い溜息をつき、祖母は泣き、祖父は悔し涙を浮かべながら その旨を語った。
俺は祖父母を泣かすつもりも 謝って欲しいとかも無かったし そうさせてしまって申し訳なかったけど
父母も この歳になって 親を泣かせてしまって…とそんな感じの言動だったが…
それだけじゃ無く、益々 俺に対しての怖さというか 不信感を募らせたらしい。
あの現場で 俺が淡々とクソ女達を掌の上で転がすように、思い通りに潰したのを見てるから。
祖父母の事も人心掌握的な感じかな?俺に 心から他人を労わるとかあるんだろうか?と思ったらしい。
もう関係構築もクソも無理だろうし、俺達は家族とか向いて無いと3人とも思ったけど、祖父母は諦めないと言うか 自分達の価値観を通すから…世間一般的な家族ってやつを…
祖父母が泣くし、血の繋がった親子だから やり直せる!やり直せ!!と父母に訴え、父母も「分かった」と返事だけはして、その日は終了。また来るそうだ。
その言葉通り、2週間に1回 俺達の事をチェックしにやって来る生活が始まったから 父親もそれに合わせて2週間に1回帰って来るんだけど…
明らかに父母はストレスが溜まっている様だった。
そりゃそうだ。今まで独身のように自由に好きに時間を使ってたのに、制限されて…した事も無い 父親業、母親業…婿と嫁…夫婦役しなきゃならないんだから。
今まで 年に2回の我慢だったのに。特に母親は慣れない家事とかもだし、俺がいつも通りしようとすると祖父母から止められ
「今まで 何してたのか」と母親に非難が行くし、何も出来ず。
取りなそうとした父親にも「元々お前がちゃんとして無いから」と言われるし、明らかに 祖父母を含めて全員がストレスが溜まっていた。
俺は傍観していたけど、自由に時間が使えずにイライラしてた。読書に小説…好きな事したいから。
やっぱり、ほとんど一緒に居なくても親子とは似るものなのか性格が遺伝するものなのか、3人とも好きな事を自由にしていたいタイプだ。
赤ちゃんの頃から 一緒に暮らしていたら自分の時間等が制限される事に慣れたり、しょうがないと我慢したりする事を当然と思うかもしれないけど
もうここまで来て「生活変えろ、親になれ!」は100%無理だろう。
ずっと一緒に暮らしている母親だって、育児の大変な所というか、俺が1歳なった瞬間から保育園に丸投げだったのに。
俺の記録なんて保育園の先生のコメントしか無い。歩けるようになった、トイレ成功した、オムツが取れた…全部 保育園の先生だから。
母親だって 俺に対して愛着持ったりして無いのが見てて分かる。今ですら怯えてる。
父親の方もだ。どんどん身長が伸びてデカくなる俺に、もし暴れたら敵わないかもと考えているようだ。
俺達3人とも早く祖父母が諦めるか、これで良しと 納得する事を願っていた。
両親はホッとしたようだ。「例の噂の男子生徒」の親として公の場に出なくていいから。
父親は遠方だし卒業式に来なくても世間から見ておかしくないが、母親の方は別だ。
一緒に住んでいるし 同僚から卒業式はいつか、有休をとか言われているから出席しないのは不自然というか…自分が悪く思われるだろう。
だから、全員にとって「風邪を引く」のがベストだった。
卒業証書とかを後日取りに行くと、職員室前に数人の生徒がいて俺を見て「あっ…!嵯峨君!ありがと…!」「嵯峨君のお蔭だよ…!」と各々 口々に言った。
クソ女達から被害を受けていた人達だった。教師から今日俺が来るのを聞いて春休みなのに わざわざ来ていたのだ。
何とまぁ、義理堅いというか…まぁ、それだけクソ女達と自分の事を面白おかしくネタにして嗤う周囲の連中に苦しんでいたんだろう。
ほらな?クソ女達潰して正解だったじゃねぇか?俺ら何も悪く無かったのに。
100%被害者だぞ?なのに 何でうちの両親はあんな反応なんだろう?
訳分かんねぇ。ま、俺も両親も お互いに考えてる事が分かる程、一緒に居たこと無いし、分かろうという努力もして無いけど。
高校の入学式は さすがにオリエンテーションとかあるから風邪は引けない。両親は入学式にナーバスになっているようだ。
もう、別に来なくていいしな。子供じゃないから一人で全部出来るし。
そう思って 両親に来なくていいと伝えたんだけど、言い方が悪かったのか…また両親は微妙な反応というか…。
出席しなくていい選択肢、公に「例のあの人」の親だとバレない、自分の職場関係に俺との繋がりがバレない、仕事休まなくていい…等々これ以上無いメリットばかりだと思ったのに。
父親には電話で伝えたけど、声色とか発言から電話の向こうの表情が分かるようだった。父母とも同じ反応だ。
親として出席すべき行事だろうけど…正直言ってラッキーな申し出だけど…罪悪感的なのがあるし…でも…バレたく無い…
じゃあ…お言葉に甘えて…欠席で…。って感じだった。
俺はそれで良かったし、両親に気を遣う事も無いしで ラッキーと思っていたが、思わぬ展開だった。
両方の祖父母が激怒して 各々父母に連絡したようだ。祖父母とは盆か正月に顔を見せる程度だったけど、卒入学の時は 写真はスマホから送ってた。
今回、中学の卒業式は残念ながら風邪で欠席と言っていたから問題無かったけど、高校の入学式にも行かないとは どういう事かと。
どうやら俺に卒入学祝いをくれる相談で父母に連絡したらしいが、各々自分の親に対して 不味い事を言ったようだ。
まあ、何て言ったかは知らないけど、しっかり人並みの子育てをしてた 双方の祖父母の怒りを買ったらしい。
祖父母がうちに来て、父親も急遽帰って来て 初めての家族会議?的なのが開催された。
父母は双方の祖父母から、一体何してたのかとガンガン責められて何も言えず。何とか家族を構築し直せとか言われていた。
祖父母の年代なら 家族は一緒に住んで、仲良くて、親は子を守るもの、独り立ちするまで…いや、一生責任を持つもの。自分の子であり、親になったんだから それが当然の責任と。親になった以上その責任放棄は許され無いと。
双方の祖父母の言い分は同じだが、そんな家庭で育った父母には その教えは届いて無かった。
というか祖父母には バレ無いように適当にその場しのぎで来た事がバレただけだ。
親として、もう少し家庭を顧みないと…とは思っていたようだが、3人とも不平不満を言わなかったし、俺が 何も言わないから良いかな…と後ろめたさや罪悪感はあったようだが
言わないなら良いか?同僚の子供達は あれがしたい、これが欲しいと皆 自己主張しているし…それがあれば…リクエストされれば 親だし、してやれば良いかな?と
俺の事は そのスタンスで扱って、自分達は 独身と変わらない生活をしていたわけだ。
要するに、親としての自覚と責任が無かったし家族への愛着も無かった。
自分の社会的なステイタス…既婚で、子供いて、仕事はバリバリ出来て、公私共に順調、欠ける事は一つも無い人物、知人からも社会からもプラス評価される人物、そんな存在で 在りたかっただけ。
だから、今回の事で 自分の人物像が崩れるというか、今までの事がバレるというか、一番大切な仕事関係に悪影響が出たら、信頼が無くなったら…と怯えてたようだ。
俺が眉一つ動かさず クソ女達を潰して保護者や教師達にも有無を言わさず黙らせたから。
自分達の知らない間に 俺が手に負えない、自分達が簡単に御せる存在じゃ無くなってたのが分かったから。
父母の中では、まだ子供という認識だったのに気付けば 声変わりしていて、身長も父親に近づいてるし 大人になりつつあると。
暴れたら父親でも止める…身を守るのに苦労する…母親なら敵わない事を あの時気付いた。
父母は自分達は 俺に愛着は無いけど、その逆 俺だって父母に不満こそあれ 愛着なんて無いだろうからと考えて、俺が2人対してキレたらどうなるか 恐怖だったようだ。
ああ、それであの態度だったのかと、納得してスッキリしていると、祖父母は怒り心頭で血管が切れないか?大丈夫かな?という程 父母に怒っている。
全く、人の気持ちって難しい。観察対象としてとか、本の中の登場人物とか、創作の人物なら 複雑な人間は興味深いけど
実際に血縁関係があって それなりの良好な関係を保たないといけない時、複雑なのは面倒臭い。
とりあえず…血管切れそうな 祖父母を止めるか…?倒れたら大変だから。
「あの…落ち着いて?大丈夫?血圧上がるんじゃない?水とか飲んで…持ってくるからさ?おじいちゃん達 座ってゆっくりして…?」
その言葉は 祖父母にとっては 心優しい孫だと思ったんだろう。こんな良い子なのに…!!と更に父母への怒りを覚えたのと、俺に対しては申し訳なく思ったらしい。
自分達の育て方が悪かったから、親になったのに育児もせず 俺を放置したままで…と。
祖父母はハァーーッと深い溜息をつき、祖母は泣き、祖父は悔し涙を浮かべながら その旨を語った。
俺は祖父母を泣かすつもりも 謝って欲しいとかも無かったし そうさせてしまって申し訳なかったけど
父母も この歳になって 親を泣かせてしまって…とそんな感じの言動だったが…
それだけじゃ無く、益々 俺に対しての怖さというか 不信感を募らせたらしい。
あの現場で 俺が淡々とクソ女達を掌の上で転がすように、思い通りに潰したのを見てるから。
祖父母の事も人心掌握的な感じかな?俺に 心から他人を労わるとかあるんだろうか?と思ったらしい。
もう関係構築もクソも無理だろうし、俺達は家族とか向いて無いと3人とも思ったけど、祖父母は諦めないと言うか 自分達の価値観を通すから…世間一般的な家族ってやつを…
祖父母が泣くし、血の繋がった親子だから やり直せる!やり直せ!!と父母に訴え、父母も「分かった」と返事だけはして、その日は終了。また来るそうだ。
その言葉通り、2週間に1回 俺達の事をチェックしにやって来る生活が始まったから 父親もそれに合わせて2週間に1回帰って来るんだけど…
明らかに父母はストレスが溜まっている様だった。
そりゃそうだ。今まで独身のように自由に好きに時間を使ってたのに、制限されて…した事も無い 父親業、母親業…婿と嫁…夫婦役しなきゃならないんだから。
今まで 年に2回の我慢だったのに。特に母親は慣れない家事とかもだし、俺がいつも通りしようとすると祖父母から止められ
「今まで 何してたのか」と母親に非難が行くし、何も出来ず。
取りなそうとした父親にも「元々お前がちゃんとして無いから」と言われるし、明らかに 祖父母を含めて全員がストレスが溜まっていた。
俺は傍観していたけど、自由に時間が使えずにイライラしてた。読書に小説…好きな事したいから。
やっぱり、ほとんど一緒に居なくても親子とは似るものなのか性格が遺伝するものなのか、3人とも好きな事を自由にしていたいタイプだ。
赤ちゃんの頃から 一緒に暮らしていたら自分の時間等が制限される事に慣れたり、しょうがないと我慢したりする事を当然と思うかもしれないけど
もうここまで来て「生活変えろ、親になれ!」は100%無理だろう。
ずっと一緒に暮らしている母親だって、育児の大変な所というか、俺が1歳なった瞬間から保育園に丸投げだったのに。
俺の記録なんて保育園の先生のコメントしか無い。歩けるようになった、トイレ成功した、オムツが取れた…全部 保育園の先生だから。
母親だって 俺に対して愛着持ったりして無いのが見てて分かる。今ですら怯えてる。
父親の方もだ。どんどん身長が伸びてデカくなる俺に、もし暴れたら敵わないかもと考えているようだ。
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