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第64話 無自覚④
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「あっ、えっとですね…!昨日…」
「あー、その話は 俺らが嵯峨に言ってるから、他の2組の話を!」
「あ~!えっと、俺らも さっき、いきなり話かけられて…2組の女子をナオくんが助けた事と…」
「タイムアップだな。もう来る。あの3組か?」
「えっ、あ…そうです…!」
「あと、お前ら いつ来た?カフェテリアに…」
「え?さっき…15分前くらい?」
「その時、既に あの3組は居たんだな?」
「そうです!俺らが来て、すぐ声かけて来て」
「じゃ、この野次馬っぽいのも居たよな?本来2限目のはずだけど、特等席キープしたいから出席して無い うちの生徒も沢山…」
「あっ!そうです!」
「お前らを 空いた席に誘導というか、見物したかったのが 大多数だろうな、空いた席が ほぼ決まってたんじゃね?」
「そうです!嵯峨先輩!」
「マジでそれです!こんなに席が無いのも珍しいけど…俺ら…いつものメンバー分が座れるテーブルだけが…そう言われれば…ラッキーじゃなくて…?」
「マジかよ…あ、嵯峨来たぞ…⁉︎」
「ハァ…何で俺だよ…」
「嵯~峨~ッ!」
もおぉ~~…俺は 面倒事に巻き込まれる天才かッ⁈
コイツは ずっと顔埋めて、我関せず作戦か…⁈
クッソ~~…でも、お前が退学は困るんだよな~~…俺が!!しょうがねぇ…!!!
3組は…面識があるのか、無いのか…それすらも分からねぇけど…一応、表面上は…「はじめまして」だな?
俺に分かるのは、朝聞いた 昨日の女子5人。
1組目は 昨日の女子5人組で、アイツに助けられたメンバーのみ…困惑してる…?
ま、コイツが モサいモブ男(俺)にベッタリで顔も上げてないしな…
そりゃ、昨日あんなにスマートに助けてくれた人が…
学校じゃ、コレ…は…困惑するわな…。
分かるわ…あと、たぶん お礼の手土産っぽいの持ってるし…
何となく…1番まとも と言うか…仮説だけど…昨日の今日だし…
この5人は偶然だ、ここに来たのは。
こんなに注目される事に驚いてる風だし…
せっかくの菓子折り的なのを 渡さない事には帰れない…感じか?
後は…2組目は女子2人、男2人のメンバーで…こっちは…面倒臭そうな匂いがする…。
「彼氏」って言ってたし…所謂、「泥沼」な予感…
創作の王道「彼氏がいるけど、助けてくれた男に惚れた」展開…な気がするけど、美人局疑惑も注意点だな…。
3組目、これは完成に黒。女3人と男2人…あのクソ女達と同じタイプだ。
この男も彼氏とかじゃなくて…たぶん、今日コレを仕込んだ…?
もう、スマホで 録音中か…?チラチラと…俺を見てるし…
年齢的にも社会人?俺よりは 年上な気がするし…。
俺に気付いてる?恐らく…あのバズってる時に 高校生とかで、ドンピシャ世代…か?
この3組で素行が1番悪いな、雰囲気も服装も…。クソ…。
このまま…無言の行…も出来ないから…出来れば一組ずつ片付けて…
俺が…??
…つーか、いい加減 コイツも顔くらい上げさせるか…
一応、「お礼」に来たんだろう 5人の女子がいるしな…
「ほら、いつまで そうしてんだ 顔あげろ。お前に用があるんじゃないか?」
「……」
コイツは無言のまま…蝉の様にくっついたまま…例の3組に顔を向けた
…いや、「顔上げろ」とは言ったけど、俺から離れろって意味だよ!
コイツを離したいけど…ポケットに両手を突っ込んだままの状態で 抱きつかれてるからな…
文字通り、両手が塞がって…手が出ない…もぉお~…言うしかない。
「お前、人と話すんだから離れ…ふっ…また赤くなってるし…」
「ん?」
「くっつき過ぎだろ、デコと鼻 真っ赤になってる」
「え~?ホント~?」
「あ…ナオちゃん…くっつき過ぎだよ、そんなに赤いの…」
ここで、漫研と腐り散らかしてる界隈から、奇声…声にならない系の…が速報と言うか…一斉咆哮…と言うかが入り…
今日の野次馬は…腐ってるのが…かなり多そうな事が分かって…
あ、これ…思ったよりも深刻じゃないかも…?
とか ホッとしてる…自分がおかしい…?
いや、迷惑系とかの配信者ばっかよりは100倍マシだよな…?うん。まだマシだ。
ならば…俺らのBL展開が見たくて来てるのが多い…と仮定するならば…
さっさと…この昨日の女子達は 帰してやろう…。
残念だったな。コイツの好みの女性は 天井知らず…お姉さん達が「普通」のベースだからな…
先ずは、この5人を穏便に…いや、俺が司会進行役か?
俺??そんな事やっていい…
いや、俺がしないと後手後手になるしな…よし…!
「何ですか?」
オイーーー…ッ!!!お前さぁ~~…俺のシナリオ…
ま、しょうがないか…打ち合わせ無しだし…。コイツだし。
「あっ、えっと!あ、先に?」
「あ、いえ、お先に?」
と、日本人だな…3組が「お先にどうぞ」合戦してるし…チャンスだ。
「ほら、昨日の人達は覚えてるんだろ?」
「うん…あの、昨日の…電車の…ですよね?」
「アッ はいっ!昨日は、ありがとうございました!!♡♡♡」
「いいえ、俺 何もしてないんで」
「えっ!全然っ!!お蔭で助かりました!!♡♡♡」
「いえ…無事 帰れました?」
「はっ はいっ!!♡♡♡」
「それなら良かったです。わざわざ大学まで調べて…来てもらって、すみません。気をつけて帰って下さいね。ありがとうございました」
「えっ…いえっ、あの、これ…!つまらない物ですが…!」
「甘いの苦手って、だから…」
「…何で、甘いの苦手って…?」
「あっ、えっと、アイス半分こ してるって…」
「何で…他校ですよね?」
「え?あ、大学調べる時に…情報とかが…」
「あの…その…人…ですよね…?嵯峨先輩って…?仲良いって有名…」
そこまで…情報出てるか…恐…相変わらず…ネットの世界は…。
女子達は ガッカリそうだな、俺がイケメンかと思ってた風な反応だし。
俺ら二人と仲良くなれたら…とか思ってたみたいだけど、期待外れで あからさまにテンションダウン中だし。
けど…そんな事より、もっとヤバイのが…コイツ…スイッチ入った…??
ピリピリしてる…?ヤバイな…取り敢えず…この5人は さっさと強制送還させて…
伊波先輩 どこですか…??
明らかにピリついてる…コイツに睨まれては 無いだろうけど
今は 俺に背を向けて女子達を見てるから、表情は分かんないけど。
この5人の女子の表情…ついでに 彼氏連れの女子の表情も 戸惑った風だから…
いつもの ニコニコでは無いな。
どうしようか…さっさと話しまとめて帰らせるには…と思ったら…
「あの、もう帰って下さい。あと、俺らには関わらないで下さい」
「えっ……⁈」
!!…これは…驚き。コイツの発言…。
どうした…?お前…皆ビックリしてるじゃん…。
漫研ですら、こっちの世界に戻って来てる風だし。
「あっ…あの…っ 迷惑でしたか…?調べてまで来て…その…」
「でも…あたし達…お礼がしたくて…お蔭で無事だったので…」
「気持ちだけで 十分ですから。あの時、かなり酔っ払ってたから あいつらは、お姉さん達の顔とか 覚えて無いと思うし、俺の事も覚えて無いと思ったけど、そんなに 情報回ってるんだったら、俺の事 特定して来るかもでしょ?俺は負けないけど、お姉さん達は違う。俺と関わりがあるって思われたら、また狙われるかもでしょ?」
「あ……!」
「あの時は偶々 居合わせたから、対応したけど。毎回 俺と居合わせるわけでも、誰か助けてくれる人が 側に居るわけでも無いし?せっかく無事だったなら もう、俺と関わるのは止めて下さい。誰かが…また情報流すわけでしょ?俺の事とか、仲良いメンバーとかの…?あいつらが、それ見て大学に来たりするかもだし。お礼参り的な?」
「あ…!」
「ご…めんな…さい…巻き込んで…」
「いや、お姉さん達は 悪くないです。被害者ですから。俺も、お礼参り来ても いいと思って介入してるし、そこは良いんですけど。次も お姉さん達を助けられるわけじゃ無いし、学校も違うから。だから、もう俺に関わって 要らん事 危険になるのは止めて下さい。どうせ、ここ(カフェテリア)に居る誰かが 情報流すんでしょうし?今 ここでハッキリ、俺とは無関係って事で 帰って下さい」
「あ…はい…」
「あの、ありがとうございました…」
「ご迷惑おかけして…すみませんでした…」
「いいえ、お姉さん達が 一番被害者でしょ?俺は 見てた通り何もしてませんから。じゃ、気をつけて帰って下さい。もう あんなのに絡まれないように」
「はい…ありがとうございました…」
「じゃ、失礼します…」
そう言って、5人はペコっと頭を下げて帰って行き、持ってた菓子折りも渡さずに…
でも、これは後から聞くと、俺らが来る前に断ってたらしい。
…驚いた。
コイツ、こんな感じなのか…?へぇ~意外…やっぱ読めないし、興味が尽きないな。
今、コイツが 皆に聞こえるように言ったから…カフェテリア中が ざわついてるし…
そりゃ、「お礼参り」に来て自分が巻き込まれるのは嫌だろうしな?
中庭とかで コイツが漫画の様な強さで 相手をボコボコにするのを、安全圏で観戦するだけなら良いだろうけど。
むしろ観戦チケット欲しいレベルでな。
群衆の中には、情報流してヤバイ…と慌ててるのが何人も居そうだな?
ま、今回は…学校の名前入ったジャージで 電車内で熱くコイツを語った柔道部達に1番の情報漏洩疑惑だけど…?
あと、漫研な?ほら、今こっちの世界に戻ってて 青くなってんじゃん?
あんたら、サークル潰れるぞ?下手したら。
コイツは、俺が介入しなくても あと2組も追い払えるか?
見物しとくか、特等席で。
ラッキーだな 楽しみ。
次は…泥沼組か?
今の話で、かなり気持ちが変わった…?
完全黒っぽいグループは…やっぱ黒。
俄然やる気っぽくなってるし?
さあ、お前は どう捌く?ふふっ
「あー、その話は 俺らが嵯峨に言ってるから、他の2組の話を!」
「あ~!えっと、俺らも さっき、いきなり話かけられて…2組の女子をナオくんが助けた事と…」
「タイムアップだな。もう来る。あの3組か?」
「えっ、あ…そうです…!」
「あと、お前ら いつ来た?カフェテリアに…」
「え?さっき…15分前くらい?」
「その時、既に あの3組は居たんだな?」
「そうです!俺らが来て、すぐ声かけて来て」
「じゃ、この野次馬っぽいのも居たよな?本来2限目のはずだけど、特等席キープしたいから出席して無い うちの生徒も沢山…」
「あっ!そうです!」
「お前らを 空いた席に誘導というか、見物したかったのが 大多数だろうな、空いた席が ほぼ決まってたんじゃね?」
「そうです!嵯峨先輩!」
「マジでそれです!こんなに席が無いのも珍しいけど…俺ら…いつものメンバー分が座れるテーブルだけが…そう言われれば…ラッキーじゃなくて…?」
「マジかよ…あ、嵯峨来たぞ…⁉︎」
「ハァ…何で俺だよ…」
「嵯~峨~ッ!」
もおぉ~~…俺は 面倒事に巻き込まれる天才かッ⁈
コイツは ずっと顔埋めて、我関せず作戦か…⁈
クッソ~~…でも、お前が退学は困るんだよな~~…俺が!!しょうがねぇ…!!!
3組は…面識があるのか、無いのか…それすらも分からねぇけど…一応、表面上は…「はじめまして」だな?
俺に分かるのは、朝聞いた 昨日の女子5人。
1組目は 昨日の女子5人組で、アイツに助けられたメンバーのみ…困惑してる…?
ま、コイツが モサいモブ男(俺)にベッタリで顔も上げてないしな…
そりゃ、昨日あんなにスマートに助けてくれた人が…
学校じゃ、コレ…は…困惑するわな…。
分かるわ…あと、たぶん お礼の手土産っぽいの持ってるし…
何となく…1番まとも と言うか…仮説だけど…昨日の今日だし…
この5人は偶然だ、ここに来たのは。
こんなに注目される事に驚いてる風だし…
せっかくの菓子折り的なのを 渡さない事には帰れない…感じか?
後は…2組目は女子2人、男2人のメンバーで…こっちは…面倒臭そうな匂いがする…。
「彼氏」って言ってたし…所謂、「泥沼」な予感…
創作の王道「彼氏がいるけど、助けてくれた男に惚れた」展開…な気がするけど、美人局疑惑も注意点だな…。
3組目、これは完成に黒。女3人と男2人…あのクソ女達と同じタイプだ。
この男も彼氏とかじゃなくて…たぶん、今日コレを仕込んだ…?
もう、スマホで 録音中か…?チラチラと…俺を見てるし…
年齢的にも社会人?俺よりは 年上な気がするし…。
俺に気付いてる?恐らく…あのバズってる時に 高校生とかで、ドンピシャ世代…か?
この3組で素行が1番悪いな、雰囲気も服装も…。クソ…。
このまま…無言の行…も出来ないから…出来れば一組ずつ片付けて…
俺が…??
…つーか、いい加減 コイツも顔くらい上げさせるか…
一応、「お礼」に来たんだろう 5人の女子がいるしな…
「ほら、いつまで そうしてんだ 顔あげろ。お前に用があるんじゃないか?」
「……」
コイツは無言のまま…蝉の様にくっついたまま…例の3組に顔を向けた
…いや、「顔上げろ」とは言ったけど、俺から離れろって意味だよ!
コイツを離したいけど…ポケットに両手を突っ込んだままの状態で 抱きつかれてるからな…
文字通り、両手が塞がって…手が出ない…もぉお~…言うしかない。
「お前、人と話すんだから離れ…ふっ…また赤くなってるし…」
「ん?」
「くっつき過ぎだろ、デコと鼻 真っ赤になってる」
「え~?ホント~?」
「あ…ナオちゃん…くっつき過ぎだよ、そんなに赤いの…」
ここで、漫研と腐り散らかしてる界隈から、奇声…声にならない系の…が速報と言うか…一斉咆哮…と言うかが入り…
今日の野次馬は…腐ってるのが…かなり多そうな事が分かって…
あ、これ…思ったよりも深刻じゃないかも…?
とか ホッとしてる…自分がおかしい…?
いや、迷惑系とかの配信者ばっかよりは100倍マシだよな…?うん。まだマシだ。
ならば…俺らのBL展開が見たくて来てるのが多い…と仮定するならば…
さっさと…この昨日の女子達は 帰してやろう…。
残念だったな。コイツの好みの女性は 天井知らず…お姉さん達が「普通」のベースだからな…
先ずは、この5人を穏便に…いや、俺が司会進行役か?
俺??そんな事やっていい…
いや、俺がしないと後手後手になるしな…よし…!
「何ですか?」
オイーーー…ッ!!!お前さぁ~~…俺のシナリオ…
ま、しょうがないか…打ち合わせ無しだし…。コイツだし。
「あっ、えっと!あ、先に?」
「あ、いえ、お先に?」
と、日本人だな…3組が「お先にどうぞ」合戦してるし…チャンスだ。
「ほら、昨日の人達は覚えてるんだろ?」
「うん…あの、昨日の…電車の…ですよね?」
「アッ はいっ!昨日は、ありがとうございました!!♡♡♡」
「いいえ、俺 何もしてないんで」
「えっ!全然っ!!お蔭で助かりました!!♡♡♡」
「いえ…無事 帰れました?」
「はっ はいっ!!♡♡♡」
「それなら良かったです。わざわざ大学まで調べて…来てもらって、すみません。気をつけて帰って下さいね。ありがとうございました」
「えっ…いえっ、あの、これ…!つまらない物ですが…!」
「甘いの苦手って、だから…」
「…何で、甘いの苦手って…?」
「あっ、えっと、アイス半分こ してるって…」
「何で…他校ですよね?」
「え?あ、大学調べる時に…情報とかが…」
「あの…その…人…ですよね…?嵯峨先輩って…?仲良いって有名…」
そこまで…情報出てるか…恐…相変わらず…ネットの世界は…。
女子達は ガッカリそうだな、俺がイケメンかと思ってた風な反応だし。
俺ら二人と仲良くなれたら…とか思ってたみたいだけど、期待外れで あからさまにテンションダウン中だし。
けど…そんな事より、もっとヤバイのが…コイツ…スイッチ入った…??
ピリピリしてる…?ヤバイな…取り敢えず…この5人は さっさと強制送還させて…
伊波先輩 どこですか…??
明らかにピリついてる…コイツに睨まれては 無いだろうけど
今は 俺に背を向けて女子達を見てるから、表情は分かんないけど。
この5人の女子の表情…ついでに 彼氏連れの女子の表情も 戸惑った風だから…
いつもの ニコニコでは無いな。
どうしようか…さっさと話しまとめて帰らせるには…と思ったら…
「あの、もう帰って下さい。あと、俺らには関わらないで下さい」
「えっ……⁈」
!!…これは…驚き。コイツの発言…。
どうした…?お前…皆ビックリしてるじゃん…。
漫研ですら、こっちの世界に戻って来てる風だし。
「あっ…あの…っ 迷惑でしたか…?調べてまで来て…その…」
「でも…あたし達…お礼がしたくて…お蔭で無事だったので…」
「気持ちだけで 十分ですから。あの時、かなり酔っ払ってたから あいつらは、お姉さん達の顔とか 覚えて無いと思うし、俺の事も覚えて無いと思ったけど、そんなに 情報回ってるんだったら、俺の事 特定して来るかもでしょ?俺は負けないけど、お姉さん達は違う。俺と関わりがあるって思われたら、また狙われるかもでしょ?」
「あ……!」
「あの時は偶々 居合わせたから、対応したけど。毎回 俺と居合わせるわけでも、誰か助けてくれる人が 側に居るわけでも無いし?せっかく無事だったなら もう、俺と関わるのは止めて下さい。誰かが…また情報流すわけでしょ?俺の事とか、仲良いメンバーとかの…?あいつらが、それ見て大学に来たりするかもだし。お礼参り的な?」
「あ…!」
「ご…めんな…さい…巻き込んで…」
「いや、お姉さん達は 悪くないです。被害者ですから。俺も、お礼参り来ても いいと思って介入してるし、そこは良いんですけど。次も お姉さん達を助けられるわけじゃ無いし、学校も違うから。だから、もう俺に関わって 要らん事 危険になるのは止めて下さい。どうせ、ここ(カフェテリア)に居る誰かが 情報流すんでしょうし?今 ここでハッキリ、俺とは無関係って事で 帰って下さい」
「あ…はい…」
「あの、ありがとうございました…」
「ご迷惑おかけして…すみませんでした…」
「いいえ、お姉さん達が 一番被害者でしょ?俺は 見てた通り何もしてませんから。じゃ、気をつけて帰って下さい。もう あんなのに絡まれないように」
「はい…ありがとうございました…」
「じゃ、失礼します…」
そう言って、5人はペコっと頭を下げて帰って行き、持ってた菓子折りも渡さずに…
でも、これは後から聞くと、俺らが来る前に断ってたらしい。
…驚いた。
コイツ、こんな感じなのか…?へぇ~意外…やっぱ読めないし、興味が尽きないな。
今、コイツが 皆に聞こえるように言ったから…カフェテリア中が ざわついてるし…
そりゃ、「お礼参り」に来て自分が巻き込まれるのは嫌だろうしな?
中庭とかで コイツが漫画の様な強さで 相手をボコボコにするのを、安全圏で観戦するだけなら良いだろうけど。
むしろ観戦チケット欲しいレベルでな。
群衆の中には、情報流してヤバイ…と慌ててるのが何人も居そうだな?
ま、今回は…学校の名前入ったジャージで 電車内で熱くコイツを語った柔道部達に1番の情報漏洩疑惑だけど…?
あと、漫研な?ほら、今こっちの世界に戻ってて 青くなってんじゃん?
あんたら、サークル潰れるぞ?下手したら。
コイツは、俺が介入しなくても あと2組も追い払えるか?
見物しとくか、特等席で。
ラッキーだな 楽しみ。
次は…泥沼組か?
今の話で、かなり気持ちが変わった…?
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俄然やる気っぽくなってるし?
さあ、お前は どう捌く?ふふっ
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