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雷鳴轟く四日目
不気味な絵
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「お前は佐久間の言う全員が助かる方法ってのは何だと思う」
佐久間の願いを聞き入れ、神楽耶を部屋から呼び出した鬼道院らは大広間を目指して連絡通路を歩いていた。当の佐久間は他のメンバーも誘いに行くと言って、今も別館で弁舌をふるっている。
以前聞かされた東郷の話や、前日の宮城殺害の一件から、佐久間、姫宮、六道がチームを組んでいるだろうことはこの三人の間で共通認識となっていた。そのため、佐久間の今回の誘いこそが彼らの仕掛けの始まりであり、他プレイヤーを全滅させるための第一段階だと考えていた。
そういう意味では誘いに乗ってのこのこと広間まで出向くのは悪手に思えるが、相手の出方を窺わないことにはこちらも手の出しようがない。何せ、彼らはスペルを無効化、または反射する類のスペルを所持しているのだ。不意を打っての攻撃は返り討ちに会う可能性が高いため、とにかく均衡を崩す一手が必要となる。そしてそれは、リスクを冒して相手の懐に潜りこまねば得られないものである。
そんな中、やや本題とは離れた問いかけをしてきた東郷に対し、鬼道院は琥珀石の数珠をなでながら、「分かりません」と素直に答えた。
「全員が助かるためには、このゲームの主催者にルールを変えてもらうか、ゲームを観戦している方々を欺いてゲームが終了したように見せかけるか、どちらかしかないと思います。ですが、そのどちらも、実現可能な方法があるとは思えません。スペルの力に効果範囲がある以上、スペルを用いて彼らを騙す、というのも無理な話でしょうから。やはり、佐久間さんの発言は私たちを罠にはめるための嘘、と考えた方がいいと思います。ただ、私には彼の発言全てが嘘だとも思えません。宮城さんの『虚言致死』ですぐに死ななかった過去もありますし、何か私に思いつかない策があるのでは、という気もしています」
「俺はあいつの話の十割が嘘だと思っているがな。『虚言致死』であいつが死ななかったのは、単にスペルを無効化するスペルでも使用したんだろう。あれだけ長々話して一度も嘘をつかなかったと考えるより、そっちの方がよっぽど現実的だからな」
確かに数時間一人語りを続けて一度も嘘をつかないでいる。それは一般人でもかなり難しい芸当かもしれない。
東郷の考えに一理あることを認め、鬼道院は小さく頷く。すると視界の端で神楽耶がどこか驚いた表情を浮かべているのが見えた。その表情に疑問を覚え、「どうかしましたか?」と優しく声をかけてみる。
「あ、いえ、何でもないです! そ、それより、佐久間さんが死ななかった原因がスペルを無効化するスペルだったとするなら、宮城さんを即死させたスペルも彼らが持っていることになりますよね。それって凄い危険な状態なんじゃないでしょうか」
東郷とは違い神楽耶はまだ鬼道院の威圧(?)には慣れていないようで、少しだけ距離を取りながら聞いてきた。
「危険は危険だろうな。だが、仮に即死系のスペルを持っていても一種類だ。もし二つあれば残りのプレイヤーを全滅させてクリアできるからな。まあ俺としてはあいつらが即死スペルを持っているとは思ってないが」
神楽耶は理解できないと言った様子で首を傾げる。
「じゃあ、佐久間さんたちはどうやって宮城さんを殺したんですか? もしかして架城さんや秋華さんとか、別のプレイヤーが殺していたとか?」
「それはない。前にも話したが姫宮、佐久間と組んでいないプレイヤーがあの場面でスペルを唱えても、何のメリットもない。だからあいつらが殺したことは間違いないんだが――教祖様はどんなスペルが使われたと考えますか」
嫌みな笑顔を浮かべ、東郷が回答権を譲渡してくる。
彼のこうしたあたりは藤城さんとよく似ているなと思いつつ、鬼道院は再び「分かりません」と首を振った。
「私としては、佐久間さんか姫宮さんのどちらかが、スペルを無効化するのではなく反射するスペルを所持していると考えていました。ですから宮城さん殺害に、それとは別のスペル――それも即死系でないものが使われていたなどと急に言われても、それがどんなものかさっぱり思いつきません。申し訳ないですが、東郷さんの考えをお聞かせください」
純粋に分からないから分からないと言ったのだが、東郷は皮肉を言われていると受け取ってしまったようだ。微かに浮かんでいた笑みが消え、眉間に皺が寄せられた。
「……推測するに、遅効性の毒を使ったんだ。あの裁判中、佐久間だけは宮城に近づき何度か接触していた。その際にスペルで作った特殊な毒を塗り付けた」
「それは面白い考えですね。ですがそれだと、私が彼らを追い詰めた瞬間に宮城さんが倒れたことに、違和感を覚えてしまいますが。遅効性の毒を用いた殺害とするには、些かタイミングが合い過ぎではないでしょうか?」
「それは否定できないな。だがスペルで作り出した毒だとすれば、何か特殊な条件で効力を――」
話の途中にも関わらず、ピタリと東郷は口を閉じる。
だがそれに疑問を呈する者はいない。会話中も全員視線は前を向いていたため、その元凶の存在を同時に察知していたからだ。
本館目前まで迫っていた彼らの目に、爽やかな笑みを浮かべた六道の姿が映る。たまたま連絡通路の前を横切ろうとしたのか、それとも鬼道院らを待ち伏せしていたのか。
どうやら後者だったらしく、警戒した様子も見せず悠々と会話に口を挟んできた。
「毒を使った殺害か。流石は東郷君だね。とても的確で面白い考えだと思うよ。でも、宮城君を殺すためだけにそんなスペルを使うかは疑問じゃないかな。体に触れただけで殺せる毒を作れるなら、広間のドアノブにでも塗っておけば手っ取り早く大勢を殺せたはずだしさ」
いつから盗み聞きをしていたのは分からないが、取り敢えず毒についての話は聞いていたらしい。さも当然のように自身の解釈を口にし、毒殺という推理を否定してきた。
東郷は一瞬立ち止まるも、反論の言葉が思いつかなかったのか何も答えず無言で六道の横を抜けていく。東郷が彼を無視したため、鬼道院や神楽耶も会釈をするだけで六道の脇を通り抜けた。
六道は微笑みを浮かべたまま、特に呼び止めようともせず三人の動きを静観する。
彼の余裕に満ちた態度から、鬼道院は佐久間の語る『みんな笑顔で生きて帰ろう作戦』が六道らによる罠である可能性が高まるのを感じた。わずかな可能性として、本当に全員生きて助かる方法を思いついたが故の余裕というのも考えられるが……それを信じられるほど楽観視できる場所ではないだろう。
本館では六道以外誰とも会うことなく大広間の前までたどり着いた。
鬼道院はさっそく広間の中に入ろうとドアノブへ手を伸ばすが、東郷の動きが止まっているのを見て一旦手を引っ込めた。
東郷の視線の先にあるのは広間のドアではなく、本館・別館に嫌がらせの如く飾られている残酷な絵画の一つ。
暗く深い森の中で、一人の男が首を吊っている絵。
真剣な表情で絵を観察している東郷を不思議に思いつつ眺めていると、「この絵、覚えているか」と小声で語りかけてきた。
絵画には特に興味がなく、残酷なものも苦手なため、鬼道院は全くと言っていいほど通路に飾られた絵画を見ていなかった。
なので特に見た記憶はないと言おうとしたのだが、そもそも東郷が語りかけた相手は自分でなく神楽耶であったらしい。
「覚えては、います。でも、どういうことでしょうか?」
と、東郷ほど深刻な表情はしていないものの、訝し気な視線を絵画に送りながら神楽耶は答えた。
二人の会話にさっぱり付いていけず、鬼道院はただぼんやりと絵画を眺める。もしかしたら騙し絵のように見方によって変わるのかと、やや近づいて絵を観察しようとしてみる。が、絵に顔を近づけた途端、「それに近寄るな」という鋭い制止の声が飛んできた。
内心では慌てつつも、見かけ上はゆったりと絵画から体を離す。そして首だけで東郷を振り返った。
「近寄るな、とは。この絵には何か危険があるのでしょうか?」
「分からない。だが、館内にある物にみだりに触れない方がいい。今まではともかく、これからは特にな」
ゲームが終盤になったから必要以上に警戒し始めた、というだけではない様子。自分には分からないことであるが、そこの絵画から何かに気づいたのだろうと考え黙って頷いた。
東郷はそれからも数十秒思案を続けていたが、結論は得られなかったようだ。小さく首を振ると絵画から目を離し広間へと歩み出した。神楽耶も首を傾げたままではあるが、東郷につられ動き出す。
一番広間の近くにいた鬼道院が扉を開けようとすると、再び東郷から制止の声が。鬼道院を押しのけるように扉の前に出ると、ポケットから取り出したハンカチ(?)でドアノブをくるみ、慎重に扉を開けていった。
いくら何でも慎重すぎはしないかと呆れかける。が、鬼道院の思考はすぐさま扉の先――広間の中央にある物体に奪われた。
視界に映るのは、真っ赤なカーペットに体を横たえた一人の女性。
腹部から不自然な突起物をはやし、その周囲を深紅に染めていた。
佐久間の願いを聞き入れ、神楽耶を部屋から呼び出した鬼道院らは大広間を目指して連絡通路を歩いていた。当の佐久間は他のメンバーも誘いに行くと言って、今も別館で弁舌をふるっている。
以前聞かされた東郷の話や、前日の宮城殺害の一件から、佐久間、姫宮、六道がチームを組んでいるだろうことはこの三人の間で共通認識となっていた。そのため、佐久間の今回の誘いこそが彼らの仕掛けの始まりであり、他プレイヤーを全滅させるための第一段階だと考えていた。
そういう意味では誘いに乗ってのこのこと広間まで出向くのは悪手に思えるが、相手の出方を窺わないことにはこちらも手の出しようがない。何せ、彼らはスペルを無効化、または反射する類のスペルを所持しているのだ。不意を打っての攻撃は返り討ちに会う可能性が高いため、とにかく均衡を崩す一手が必要となる。そしてそれは、リスクを冒して相手の懐に潜りこまねば得られないものである。
そんな中、やや本題とは離れた問いかけをしてきた東郷に対し、鬼道院は琥珀石の数珠をなでながら、「分かりません」と素直に答えた。
「全員が助かるためには、このゲームの主催者にルールを変えてもらうか、ゲームを観戦している方々を欺いてゲームが終了したように見せかけるか、どちらかしかないと思います。ですが、そのどちらも、実現可能な方法があるとは思えません。スペルの力に効果範囲がある以上、スペルを用いて彼らを騙す、というのも無理な話でしょうから。やはり、佐久間さんの発言は私たちを罠にはめるための嘘、と考えた方がいいと思います。ただ、私には彼の発言全てが嘘だとも思えません。宮城さんの『虚言致死』ですぐに死ななかった過去もありますし、何か私に思いつかない策があるのでは、という気もしています」
「俺はあいつの話の十割が嘘だと思っているがな。『虚言致死』であいつが死ななかったのは、単にスペルを無効化するスペルでも使用したんだろう。あれだけ長々話して一度も嘘をつかなかったと考えるより、そっちの方がよっぽど現実的だからな」
確かに数時間一人語りを続けて一度も嘘をつかないでいる。それは一般人でもかなり難しい芸当かもしれない。
東郷の考えに一理あることを認め、鬼道院は小さく頷く。すると視界の端で神楽耶がどこか驚いた表情を浮かべているのが見えた。その表情に疑問を覚え、「どうかしましたか?」と優しく声をかけてみる。
「あ、いえ、何でもないです! そ、それより、佐久間さんが死ななかった原因がスペルを無効化するスペルだったとするなら、宮城さんを即死させたスペルも彼らが持っていることになりますよね。それって凄い危険な状態なんじゃないでしょうか」
東郷とは違い神楽耶はまだ鬼道院の威圧(?)には慣れていないようで、少しだけ距離を取りながら聞いてきた。
「危険は危険だろうな。だが、仮に即死系のスペルを持っていても一種類だ。もし二つあれば残りのプレイヤーを全滅させてクリアできるからな。まあ俺としてはあいつらが即死スペルを持っているとは思ってないが」
神楽耶は理解できないと言った様子で首を傾げる。
「じゃあ、佐久間さんたちはどうやって宮城さんを殺したんですか? もしかして架城さんや秋華さんとか、別のプレイヤーが殺していたとか?」
「それはない。前にも話したが姫宮、佐久間と組んでいないプレイヤーがあの場面でスペルを唱えても、何のメリットもない。だからあいつらが殺したことは間違いないんだが――教祖様はどんなスペルが使われたと考えますか」
嫌みな笑顔を浮かべ、東郷が回答権を譲渡してくる。
彼のこうしたあたりは藤城さんとよく似ているなと思いつつ、鬼道院は再び「分かりません」と首を振った。
「私としては、佐久間さんか姫宮さんのどちらかが、スペルを無効化するのではなく反射するスペルを所持していると考えていました。ですから宮城さん殺害に、それとは別のスペル――それも即死系でないものが使われていたなどと急に言われても、それがどんなものかさっぱり思いつきません。申し訳ないですが、東郷さんの考えをお聞かせください」
純粋に分からないから分からないと言ったのだが、東郷は皮肉を言われていると受け取ってしまったようだ。微かに浮かんでいた笑みが消え、眉間に皺が寄せられた。
「……推測するに、遅効性の毒を使ったんだ。あの裁判中、佐久間だけは宮城に近づき何度か接触していた。その際にスペルで作った特殊な毒を塗り付けた」
「それは面白い考えですね。ですがそれだと、私が彼らを追い詰めた瞬間に宮城さんが倒れたことに、違和感を覚えてしまいますが。遅効性の毒を用いた殺害とするには、些かタイミングが合い過ぎではないでしょうか?」
「それは否定できないな。だがスペルで作り出した毒だとすれば、何か特殊な条件で効力を――」
話の途中にも関わらず、ピタリと東郷は口を閉じる。
だがそれに疑問を呈する者はいない。会話中も全員視線は前を向いていたため、その元凶の存在を同時に察知していたからだ。
本館目前まで迫っていた彼らの目に、爽やかな笑みを浮かべた六道の姿が映る。たまたま連絡通路の前を横切ろうとしたのか、それとも鬼道院らを待ち伏せしていたのか。
どうやら後者だったらしく、警戒した様子も見せず悠々と会話に口を挟んできた。
「毒を使った殺害か。流石は東郷君だね。とても的確で面白い考えだと思うよ。でも、宮城君を殺すためだけにそんなスペルを使うかは疑問じゃないかな。体に触れただけで殺せる毒を作れるなら、広間のドアノブにでも塗っておけば手っ取り早く大勢を殺せたはずだしさ」
いつから盗み聞きをしていたのは分からないが、取り敢えず毒についての話は聞いていたらしい。さも当然のように自身の解釈を口にし、毒殺という推理を否定してきた。
東郷は一瞬立ち止まるも、反論の言葉が思いつかなかったのか何も答えず無言で六道の横を抜けていく。東郷が彼を無視したため、鬼道院や神楽耶も会釈をするだけで六道の脇を通り抜けた。
六道は微笑みを浮かべたまま、特に呼び止めようともせず三人の動きを静観する。
彼の余裕に満ちた態度から、鬼道院は佐久間の語る『みんな笑顔で生きて帰ろう作戦』が六道らによる罠である可能性が高まるのを感じた。わずかな可能性として、本当に全員生きて助かる方法を思いついたが故の余裕というのも考えられるが……それを信じられるほど楽観視できる場所ではないだろう。
本館では六道以外誰とも会うことなく大広間の前までたどり着いた。
鬼道院はさっそく広間の中に入ろうとドアノブへ手を伸ばすが、東郷の動きが止まっているのを見て一旦手を引っ込めた。
東郷の視線の先にあるのは広間のドアではなく、本館・別館に嫌がらせの如く飾られている残酷な絵画の一つ。
暗く深い森の中で、一人の男が首を吊っている絵。
真剣な表情で絵を観察している東郷を不思議に思いつつ眺めていると、「この絵、覚えているか」と小声で語りかけてきた。
絵画には特に興味がなく、残酷なものも苦手なため、鬼道院は全くと言っていいほど通路に飾られた絵画を見ていなかった。
なので特に見た記憶はないと言おうとしたのだが、そもそも東郷が語りかけた相手は自分でなく神楽耶であったらしい。
「覚えては、います。でも、どういうことでしょうか?」
と、東郷ほど深刻な表情はしていないものの、訝し気な視線を絵画に送りながら神楽耶は答えた。
二人の会話にさっぱり付いていけず、鬼道院はただぼんやりと絵画を眺める。もしかしたら騙し絵のように見方によって変わるのかと、やや近づいて絵を観察しようとしてみる。が、絵に顔を近づけた途端、「それに近寄るな」という鋭い制止の声が飛んできた。
内心では慌てつつも、見かけ上はゆったりと絵画から体を離す。そして首だけで東郷を振り返った。
「近寄るな、とは。この絵には何か危険があるのでしょうか?」
「分からない。だが、館内にある物にみだりに触れない方がいい。今まではともかく、これからは特にな」
ゲームが終盤になったから必要以上に警戒し始めた、というだけではない様子。自分には分からないことであるが、そこの絵画から何かに気づいたのだろうと考え黙って頷いた。
東郷はそれからも数十秒思案を続けていたが、結論は得られなかったようだ。小さく首を振ると絵画から目を離し広間へと歩み出した。神楽耶も首を傾げたままではあるが、東郷につられ動き出す。
一番広間の近くにいた鬼道院が扉を開けようとすると、再び東郷から制止の声が。鬼道院を押しのけるように扉の前に出ると、ポケットから取り出したハンカチ(?)でドアノブをくるみ、慎重に扉を開けていった。
いくら何でも慎重すぎはしないかと呆れかける。が、鬼道院の思考はすぐさま扉の先――広間の中央にある物体に奪われた。
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