チートな男の幽霊退治

シリウス

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テケテケの怪

噂、そして依頼

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「ねぇ、知ってる?あの噂。」
「あぁ、あれでしょう。テケテケ。」
最近その噂が大学内で出回っていた。
「おい、是宇須。テケテケって知ってるか?」
「もちろん知ってるよ。かなり早いんだよね。」
まるで足が速い知り合いのような言い方だが仮にも相手は人外である。そんな態度をとれるのは是宇須くらいだ。
「あれ、本当にいるのか?」
「おそらくこの街にいるね。でも、あいつってそんな悪いやつじゃ無いんだよね。確か以前知り合った時一緒に競走したよ。」
「だから速いって言ったのか。」
「いや、誰でも知ってるでしょ?」
「まぁ、そうだな。」
そう話していると、1人の男子がやって来た。
「あの~神島さんですか?」
「あぁ、俺だけど。君は確か・・・白井晃弘君だっけ?」
是宇須が覚えているなんてと思ったが確かこの人はかなりモテると評判の1人だった。確かに有名と言ったら有名だな。
「どうしたんだい?俺になんか用かい?」
「はい、最近噂のアレいるじゃ無いですか?」
「あれって?テケテケのことかい?」
「はい、この前バイクに乗ってたらそれらしきものを見て・・誰か人が襲われてたんですが・・」
「人を襲ってた?バレなかったのか?お前は。」
「はい、急いで飛ばして家に着いたので・・」
「・・・そうか・・」
そう言うと是宇須は何か考え事をしているような顔をした。
「分かった、俺に任せてくれ。」
「ありがとうございます。」
そう言って白井は去って行った。
「どうしたんだ?是宇須。変に深刻な顔してるじゃねぇか。」
「あぁ、今回は若干面倒くさいそうだな。まぁ、楽勝だけどね。早速その場所に行くとするか。」
「早速って早すぎないか?」
「いや、少しは準備時間は取るよ?でも、時は一刻を争うからね。危険だよ。」
「テケテケの事か?」
「違う、テケテケの身が危ない。」
浩太には全く意味がわからなかった。人を襲っているはずのテケテケの身を案ずる是宇須に理解ができなかった。
「よし、バイクを持ってきてくれ。2人乗りなら出来るだろ?」
「出来るけど、お前場所知ってるのか?」
自分も連れて行かれることにはもう抗議する気すら無くなっていた浩太だった。
「あぁ、テケテケの場所は知っているからな。そんくらいすぐ分かる。」
「分かった。少し待っててくれ。」
そう言って浩太は家に一旦行き、バイクの準備をした。念の為にヘルメットは2つ持ってきた。
「おっ、来たか。さっさと行くぞ。」
是宇須は準備完了といった感じで浩太に話しかけた。
「お前が運転免許を持たないなんてな。」
「まぁ、いつも瞬間移動してるからね。」
そこで浩太は1つの違和感に気付いた。
「あれ?・・じゃあなんで今回は瞬間移動しないんだ?俺も連れて行けるはずじゃ?」
「いや、この環境じゃなきゃいけないんだ。後、生身の人間という餌がなきゃ出てこないだろうな。」
「俺は餌ですか・・・」
「安心しろ守ってやるからよ。」
そう言ってバイクはその場所へと向かっていった。
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