6 / 11
テケテケの怪
噂、そして依頼
しおりを挟む
「ねぇ、知ってる?あの噂。」
「あぁ、あれでしょう。テケテケ。」
最近その噂が大学内で出回っていた。
「おい、是宇須。テケテケって知ってるか?」
「もちろん知ってるよ。かなり早いんだよね。」
まるで足が速い知り合いのような言い方だが仮にも相手は人外である。そんな態度をとれるのは是宇須くらいだ。
「あれ、本当にいるのか?」
「おそらくこの街にいるね。でも、あいつってそんな悪いやつじゃ無いんだよね。確か以前知り合った時一緒に競走したよ。」
「だから速いって言ったのか。」
「いや、誰でも知ってるでしょ?」
「まぁ、そうだな。」
そう話していると、1人の男子がやって来た。
「あの~神島さんですか?」
「あぁ、俺だけど。君は確か・・・白井晃弘君だっけ?」
是宇須が覚えているなんてと思ったが確かこの人はかなりモテると評判の1人だった。確かに有名と言ったら有名だな。
「どうしたんだい?俺になんか用かい?」
「はい、最近噂のアレいるじゃ無いですか?」
「あれって?テケテケのことかい?」
「はい、この前バイクに乗ってたらそれらしきものを見て・・誰か人が襲われてたんですが・・」
「人を襲ってた?バレなかったのか?お前は。」
「はい、急いで飛ばして家に着いたので・・」
「・・・そうか・・」
そう言うと是宇須は何か考え事をしているような顔をした。
「分かった、俺に任せてくれ。」
「ありがとうございます。」
そう言って白井は去って行った。
「どうしたんだ?是宇須。変に深刻な顔してるじゃねぇか。」
「あぁ、今回は若干面倒くさいそうだな。まぁ、楽勝だけどね。早速その場所に行くとするか。」
「早速って早すぎないか?」
「いや、少しは準備時間は取るよ?でも、時は一刻を争うからね。危険だよ。」
「テケテケの事か?」
「違う、テケテケの身が危ない。」
浩太には全く意味がわからなかった。人を襲っているはずのテケテケの身を案ずる是宇須に理解ができなかった。
「よし、バイクを持ってきてくれ。2人乗りなら出来るだろ?」
「出来るけど、お前場所知ってるのか?」
自分も連れて行かれることにはもう抗議する気すら無くなっていた浩太だった。
「あぁ、テケテケの場所は知っているからな。そんくらいすぐ分かる。」
「分かった。少し待っててくれ。」
そう言って浩太は家に一旦行き、バイクの準備をした。念の為にヘルメットは2つ持ってきた。
「おっ、来たか。さっさと行くぞ。」
是宇須は準備完了といった感じで浩太に話しかけた。
「お前が運転免許を持たないなんてな。」
「まぁ、いつも瞬間移動してるからね。」
そこで浩太は1つの違和感に気付いた。
「あれ?・・じゃあなんで今回は瞬間移動しないんだ?俺も連れて行けるはずじゃ?」
「いや、この環境じゃなきゃいけないんだ。後、生身の人間という餌がなきゃ出てこないだろうな。」
「俺は餌ですか・・・」
「安心しろ守ってやるからよ。」
そう言ってバイクはその場所へと向かっていった。
「あぁ、あれでしょう。テケテケ。」
最近その噂が大学内で出回っていた。
「おい、是宇須。テケテケって知ってるか?」
「もちろん知ってるよ。かなり早いんだよね。」
まるで足が速い知り合いのような言い方だが仮にも相手は人外である。そんな態度をとれるのは是宇須くらいだ。
「あれ、本当にいるのか?」
「おそらくこの街にいるね。でも、あいつってそんな悪いやつじゃ無いんだよね。確か以前知り合った時一緒に競走したよ。」
「だから速いって言ったのか。」
「いや、誰でも知ってるでしょ?」
「まぁ、そうだな。」
そう話していると、1人の男子がやって来た。
「あの~神島さんですか?」
「あぁ、俺だけど。君は確か・・・白井晃弘君だっけ?」
是宇須が覚えているなんてと思ったが確かこの人はかなりモテると評判の1人だった。確かに有名と言ったら有名だな。
「どうしたんだい?俺になんか用かい?」
「はい、最近噂のアレいるじゃ無いですか?」
「あれって?テケテケのことかい?」
「はい、この前バイクに乗ってたらそれらしきものを見て・・誰か人が襲われてたんですが・・」
「人を襲ってた?バレなかったのか?お前は。」
「はい、急いで飛ばして家に着いたので・・」
「・・・そうか・・」
そう言うと是宇須は何か考え事をしているような顔をした。
「分かった、俺に任せてくれ。」
「ありがとうございます。」
そう言って白井は去って行った。
「どうしたんだ?是宇須。変に深刻な顔してるじゃねぇか。」
「あぁ、今回は若干面倒くさいそうだな。まぁ、楽勝だけどね。早速その場所に行くとするか。」
「早速って早すぎないか?」
「いや、少しは準備時間は取るよ?でも、時は一刻を争うからね。危険だよ。」
「テケテケの事か?」
「違う、テケテケの身が危ない。」
浩太には全く意味がわからなかった。人を襲っているはずのテケテケの身を案ずる是宇須に理解ができなかった。
「よし、バイクを持ってきてくれ。2人乗りなら出来るだろ?」
「出来るけど、お前場所知ってるのか?」
自分も連れて行かれることにはもう抗議する気すら無くなっていた浩太だった。
「あぁ、テケテケの場所は知っているからな。そんくらいすぐ分かる。」
「分かった。少し待っててくれ。」
そう言って浩太は家に一旦行き、バイクの準備をした。念の為にヘルメットは2つ持ってきた。
「おっ、来たか。さっさと行くぞ。」
是宇須は準備完了といった感じで浩太に話しかけた。
「お前が運転免許を持たないなんてな。」
「まぁ、いつも瞬間移動してるからね。」
そこで浩太は1つの違和感に気付いた。
「あれ?・・じゃあなんで今回は瞬間移動しないんだ?俺も連れて行けるはずじゃ?」
「いや、この環境じゃなきゃいけないんだ。後、生身の人間という餌がなきゃ出てこないだろうな。」
「俺は餌ですか・・・」
「安心しろ守ってやるからよ。」
そう言ってバイクはその場所へと向かっていった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
偽夫婦お家騒動始末記
紫紺
歴史・時代
【第10回歴史時代大賞、奨励賞受賞しました!】
故郷を捨て、江戸で寺子屋の先生を生業として暮らす篠宮隼(しのみやはやて)は、ある夜、茶屋から足抜けしてきた陰間と出会う。
紫音(しおん)という若い男との奇妙な共同生活が始まるのだが。
隼には胸に秘めた決意があり、紫音との生活はそれを遂げるための策の一つだ。だが、紫音の方にも実は裏があって……。
江戸を舞台に様々な陰謀が駆け巡る。敢えて裏街道を走る隼に、念願を叶える日はくるのだろうか。
そして、拾った陰間、紫音の正体は。
活劇と謎解き、そして恋心の長編エンタメ時代小説です。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる