リースス・レーニス

第2試合

第2試合…チェッカー 勝者シャンス
「じゃあ次の質問なぁ～。君はこの銃をどこで誰から手に入れたん？」
シャンスはニコニコと微笑みながらペディを見つめた。ペディは悔しそうな顔をして、言葉を絞り出した。
「…ネットです。」
「それってこのサイトか？」
シャンスは持っていたスマホをスイスイと操作してサイトを開くと、ペディの目の前にスマホ画面をつきだした。
「…はい。」
スマホの画面を見たペディは、目を見開いて明らかに動揺した。
「アカンよ～。自分の名前をそのまんまネットで使ったら。こんな風に身バレするんやからな。んで、この銃は誰からもろたん？」
シャンスはメッと叱る顔をしてペディの額にデコピンをすると、スマホの画面に表示されてる銃の画像をトントンと指で叩いた。
「グレスという…マフィアのボスの部下からです。」
ペディはシャンスの顔を見ず、俯きながらそう答えた。
「グレス…ね。てか、この銃高かったんちゃう？よくこんな金出せたな。」
「はい…まぁ。」
シャンスはスマホを見つめながらペディに問いかけると、ペディは曖昧な返事をした。
「その稼ぎ方俺にも教えてくれん？」
シャンスはスマホを持ちながら反対の手で頬杖をつき、意地悪な笑みを浮かべながらペディに問いかけた。
「…言えません。」
ペディはしばらく無言を貫いたあと、もごもごと口ごもってしまった。
「言えんかぁ…しゃーない。そしたら次も俺が勝てばええだけの話やからな。」
シャンスは短いため息をついて落胆したあと、ニヤッと悪魔のような笑みを浮かべてペディを見つめた。