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第一章 2度目の誕生 乳児編
幕間 ある日のアースエイク
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僕の名前はアースエイク・アルデウス、7歳です。
アルデウス家の長男にして中級術者です。
僕には目標があります。
アルデウス家を上級家庭へと戻すことです。
中級である僕がパパと同じように、マナ抽出所で働いても上級術者の人に手柄を取られると知っているからです。
パパの仕事は誇らしいことだけど、抽出作業となると、上級術者の独壇場となります。
だから、僕は技術者としての上級家庭を目指しています。
技術者の場合、開発部門の担当者は魔力の階級ではなく、知識や経験で上級家庭を決めるからです。
なぜ、こんなに詳しいかと言うと、実は、アルデウス家は先代までは上級家庭だったからです。
その時の当主、僕からしたらおじいちゃんに色々と教えてもらったからです。
去年までは元気にしていましたが、上級のマナ抽出所員だったおじいちゃんが原因で大きなマナの暴走が起こり、その事故で、当時助手をしていたおばあちゃんと共に行方不明になりました。
死体がないから行方不明という扱いですが、家族はもう、亡くなったものとして受け入れています。
そのせいもあって、パパの職場での立場がよくないようです。
先日のマナの暴走未遂をすぐに察知したのもおじいちゃんのことがあったからだと僕にだけ教えてくれました。
どうやら、ママは聞いてなかったらしく、最近怒っていましたが。
とにかく、僕に必要なのは学力です。
多くの知識を得て、一流の技術者として認められると、上級家庭に戻れます。
我が家はおじいちゃんの蓄えがあったので今のところ、それなりに裕福な暮らしをしていますが、最近は魔力で地位を得るより、学力で地位を得るほうが安定すると家庭教師の先生も教えてくれました。
僕は長男として、アルデウス家を安定した上級家庭に位置付けたいです。
本当は弟のライともっも遊びたいし、今日のドライブにも行きたかったけど、僕の目標のためなら我慢できます。
と、思っていたらもう帰ってきたようです。
ふと、時計を見るともう19時でした。
つい時間を忘れて勉強してしまうのが僕の悪いクセかもしれません。
キリがいいので、お出迎えに行くことにします。
「おかえりなさい。みんな」
「ただまー」
「えっ?」
0歳児の弟がしゃべっていました。
驚きすぎて、それ以上言葉がでません。
そんな僕を見かねてママが詳しく教えてくれました。
「アース、ただいま。びっくりしちゃうでしゃ?なんかね、ライったら天才かもよ?ずっとこの調子なの。おもしろいでしょ?」
お、おもしろいかぁ。
そうかな?そうだよね?おもしろいんだよね?
魔力が高いほど楽天家が多いと言いますが、我が家では通用しないようです。
だって、ママの魔力は下級ですもの。
僕とパパは中級なのに、どちらかというと、ママに圧倒されることのほうが多いです。
「おもしろいですね。これからは一緒に勉強できるかもしれませんね」
本当に勉強することになったらイヤだけど、なんとなく言ってみた。
「そうね。ぜひ、色々教えてあげてね。お兄ちゃん」
「そうだな。アースはよく頑張ってるから、その頑張りをライにも分けてあげたら、もっとアースも成長するかもしれないな」
パパはいつも僕のがんばりを認めてくれるから話してて落ち着く。
ママはいつも元気で大好きだ。
ライは面白い子であることがわかったが、ずっとかわいいと思っている。
アネモネは本当は家族じゃないけど、少しずつ馴染もうとがんばっているから応援している。
僕は長男としてこのみんなをリードしていくんだ。
やる気が出てきたぞ。
アルデウス家の長男にして中級術者です。
僕には目標があります。
アルデウス家を上級家庭へと戻すことです。
中級である僕がパパと同じように、マナ抽出所で働いても上級術者の人に手柄を取られると知っているからです。
パパの仕事は誇らしいことだけど、抽出作業となると、上級術者の独壇場となります。
だから、僕は技術者としての上級家庭を目指しています。
技術者の場合、開発部門の担当者は魔力の階級ではなく、知識や経験で上級家庭を決めるからです。
なぜ、こんなに詳しいかと言うと、実は、アルデウス家は先代までは上級家庭だったからです。
その時の当主、僕からしたらおじいちゃんに色々と教えてもらったからです。
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そのせいもあって、パパの職場での立場がよくないようです。
先日のマナの暴走未遂をすぐに察知したのもおじいちゃんのことがあったからだと僕にだけ教えてくれました。
どうやら、ママは聞いてなかったらしく、最近怒っていましたが。
とにかく、僕に必要なのは学力です。
多くの知識を得て、一流の技術者として認められると、上級家庭に戻れます。
我が家はおじいちゃんの蓄えがあったので今のところ、それなりに裕福な暮らしをしていますが、最近は魔力で地位を得るより、学力で地位を得るほうが安定すると家庭教師の先生も教えてくれました。
僕は長男として、アルデウス家を安定した上級家庭に位置付けたいです。
本当は弟のライともっも遊びたいし、今日のドライブにも行きたかったけど、僕の目標のためなら我慢できます。
と、思っていたらもう帰ってきたようです。
ふと、時計を見るともう19時でした。
つい時間を忘れて勉強してしまうのが僕の悪いクセかもしれません。
キリがいいので、お出迎えに行くことにします。
「おかえりなさい。みんな」
「ただまー」
「えっ?」
0歳児の弟がしゃべっていました。
驚きすぎて、それ以上言葉がでません。
そんな僕を見かねてママが詳しく教えてくれました。
「アース、ただいま。びっくりしちゃうでしゃ?なんかね、ライったら天才かもよ?ずっとこの調子なの。おもしろいでしょ?」
お、おもしろいかぁ。
そうかな?そうだよね?おもしろいんだよね?
魔力が高いほど楽天家が多いと言いますが、我が家では通用しないようです。
だって、ママの魔力は下級ですもの。
僕とパパは中級なのに、どちらかというと、ママに圧倒されることのほうが多いです。
「おもしろいですね。これからは一緒に勉強できるかもしれませんね」
本当に勉強することになったらイヤだけど、なんとなく言ってみた。
「そうね。ぜひ、色々教えてあげてね。お兄ちゃん」
「そうだな。アースはよく頑張ってるから、その頑張りをライにも分けてあげたら、もっとアースも成長するかもしれないな」
パパはいつも僕のがんばりを認めてくれるから話してて落ち着く。
ママはいつも元気で大好きだ。
ライは面白い子であることがわかったが、ずっとかわいいと思っている。
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僕は長男としてこのみんなをリードしていくんだ。
やる気が出てきたぞ。
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