【完結】嫌われ悪女は俺の最愛 〜グレイシアとサイファの恋物語〜

紬あおい

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18.ギャップ萌え

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パーティの終了後、俺は寝室でグレイシアを抱き締め、頬に口付けたり、いちゃこらしていた。
初めての夜から、随分時間が経つので俺のイチモツも勃っていた。

「グレイシア、いい?」

「だめっ!いろいろ話し合ってと言われているでしょう?
今日みたいな令嬢がまだ居るかもしれないじゃない!?
サイファ、あなた、無駄にモテるのよ…」

「無駄にって…一応王太子だからね、権力目当てだろう?」

「いえ、あのイジリヤって令嬢の目付き、結構ガチだわっ!!」

グレイシアは、ぷるぷるしながら力説する。

「ん?グレイシア、嫉妬か?」

「ちっ、違うわよっ!あんな胸だけの女とか、私が気にする筈ないじゃないっっ!!」

(ほう…グレイシアは、胸がコンプレックスなのか?)

そっぽを向いたグレイシアが可愛くて、俺は顎を掴み、深く口付けた。
潤んだ琥珀色の瞳と赤く染まる頬に、愛しさが募る。

「ねぇ、グレイシア、どんな女が来ようと俺はグレイシアしか要らないよ?
グレイシアの為なら命も惜しくないんだから。
そんなに気張らず、ただ俺の隣に居て?」

「お兄様に近寄って来る令嬢を追い払っていた癖が抜けないのよ。
エルドランドですら、既に危ない目に遭ってるし。
全く…私の周りは何でこうも女性の目を惹く男性が多いのかしら…」

「それを皆、撃退してきたの?」

「そうよ!放っておけば調子に乗って、媚薬まで使う馬鹿令嬢も居るし。
お兄様なんて、一時期は貞操帯まで付けてパーティに行っていたわ。
あっ、ヴェリティ様には内緒ね?」

「あはははっ、グレイシアが心配なら俺も貞操帯付けようかな?」

「なら!イヴに通気性の良い貞操帯を作ってもらうわ。」

「え…?」

「そうしましょう。うん、良い考えだわ!」

「ちょっ、待っ………ま、いっか。グレイシアが無理に悪女ぶらなくて済むなら。」

安心したグレイシアは、俺の唇をそっと噛んだ。

「サイファは誰にも渡さない。」

「俺もだ。グレイシア、君だけを愛してる。」

ぎゅっと抱き締め見つめると、グレイシアは照れる。
この悪女と初心なグレイシアのギャップが俺には堪らない。

「こんなグレイシアは、俺にしか見せちゃ駄目だからな?」

「あ、当たり前でしょう?エヴァンス公爵家の人間は一途なのよ?」

「そうだな、兄妹揃って一途だ。でも、俺も義兄上みたいに一途だから、愛が重くても覚悟しろよ?」

「それは大丈夫!お兄様を見ていたから、扱いは慣れているわっ!!」

不敵に笑うグレイシアに、きっと俺は一生勝てないだろうと思うのだった。
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