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21.2人の休日 *
しおりを挟む新店舗の売り上げが好調で、心置きなく休暇が取れた私とレリウスは、湖近くの別荘に来た。
休暇は五日もらえたが、前後一日は馬車での移動なので、実質滞在期間は三日となる。
別荘は、伯爵家の持ち物で、父と母のお気に入りの場所だ。
馬車では、私もレリウスも疲れていたのか、ぐっすり寝てしまった。
レリウスは、良からぬことを考えていたのか、起きて愕然としていたが、そこは知らぬ存ぜぬを貫いた。
「やっと着きましたね!いいお天気で良かったです。」
「そうだな。湖もいいな。湖面がキラキラしてて綺麗だ。」
管理人に荷物を運んでもらい、私達は湖のほとりを散歩することにした。
腕を組んで、遠くに見える野鳥を眺めて、ゆったりとした時間を過ごす。
「こういう時間て良いですね。」
「こういう触れ合いがいいんだ。」
レリウスは、常に触れていたい人だから、落ち着くらしい。
「夜は、たくさん触れ合いましょ?」
「君は、また…煽ったんだから、覚悟しろよ?」
レリウスは不敵に笑った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
私は、夕食も湯浴みも早目に済ませた。
湯浴みは一緒にと言われたが、サプライズの為に断ったら、拗ねられた。
しかし、絶対に機嫌が直る秘策を私は持っていた。
レリウスに、先に湯浴みを済ませてもらい、私は後にした。
夜着は、普段より生地が厚めの物を着た。
何故なら、その下は特注の透け透け下着だからだ。
「レリウス様、何か飲みます?」
「いや、水で充分だ。のぼせた頭を冷やしたい。」
(何にのぼせたのかしら?鼻血とか、やなんですけどー?)
「じゃ、私もお水で!飲ませてくださる?」
嬉しそうに、レリウスは口移しで飲ませてくれる。
その後、舌が入ってきて、なかなか離してくれない。
「ベッドに行こう。」
軽々と抱き上げられ、ベッドに座らされる。
もう目付きが既に獣だ。
「リリ、脱がせていい?」
「はい。」
夜着を寛げた瞬間、レリウスの目が釘付けになる。
そして、一度夜着を閉じた。
「リリ!これはっ!!」
「レリウス様に見せたくて、上下お揃いで、工場で作っちゃいました!てへっ!!」
今度は、夜着を引き裂かんばかりに脱がせて、透け透け下着をガン見する。
「何て、いやらしいんだ…あぁ、リリ、綺麗だよ…」
薄い布越しに触られると、素肌とは違う快感が襲ってくる。
胸の形が変わるほど揉んだり、背中や脇腹をつつつと撫でたり、私の体を隈なく触る。
手で触るだけなのに、レリウスはいつもより興奮している。
「レリウス様、ご要望なら引き裂いても宜しくてよ?」
「えっ!?いいのか?やってみたいけど、勿体ないような…」
「また作ればいいんです。今日のは、頑張ってくれたレリウス様へのご褒美だから、好きにしていいんですよ?」
レリウスは、ゴクリと喉を鳴らして、下着を引き裂いた。
「あぁ…リリ、可愛い!おかしくなりそうだ…」
夢中で胸にしゃぶりつき、恍惚の表情を浮かべる。
唇も舌も指も容赦なく私を攻め立てる。
「ぅん…レリウス様…下も…」
私はレリウスの手を取り、下着のクロッチに指を触れさせる。
「これはっ!このまま指が入るやつ…」
「指、入れて?」
ふぅぅっと長くひと呼吸ついて、レリウスは指で膣内をかき回す。
そのうち指で耐え切れなくなったのか、下着を抜き取り、舌を入れてくる。
「何か、普段と違うから興奮するな。もう挿れたい…」
返事の代わりに、私は腕を広げる。
「はぁ、気持ちいぃ…リリ、あんまり保たない…」
「私も…すぐに達してしまいそうで…」
レリウスは、私の腰を強く掴み、本気の抽送を始めた。
ぱんっ、ぱんっと最奥に打ち付ける
「すまないっ!出るっっ!!」
ぐったり私に覆い被さって、レリウスはしゅんとしている。
「リリが良過ぎて、すぐイってしまった…ごめん、リリ…」
(何だ、この可愛らしい生き物は!?萌える萌える萌える!!)
「いいんですよ、夜はまだ長いのですから。お仕事が忙しくて、溜まってたんですよね?それなのに、煽るような下着でごめんなさい…」
「いや、嬉しかった!リリのいやらしい姿、最高だ!!だから保たなかった…」
ちょっと照れたレリウスが可愛くて、朝まで付き合う覚悟が出来た。
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