【完結】 兄上にヒトカケラの想いも残さぬよう俺が愛してやると言われて溺愛されています

紬あおい

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9.旅行 ⑦ *

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海の宿に滞在して、あっという間に五日目になってしまった。
海鮮料理と別れるのが寂しい位、味に馴染んでしまった気がする。

「あのスープ…また食べたいなぁ…」

口から出ていたようで、レオリスが笑う。

「材料が手に入れば、いつでも作ってやるさ。」

「はっ!?レオリス、お料理出来るの?」

「あれ、俺のレシピだからな。」

「うわっ!何でも出来ちゃう感じ?」

「何でもやりたい感じ!くくっ。」

こんな会話の中にも、自分が如何に何も出来ない人間なのかを思い知る。
でも、知るということは、まだ学ぶ余地があるということだ。

「そのうち、私にも教えて?」

「そのうち、か。先があるってことだな?いいだろう。いろいろ教えてやる!」

レオリスは、嬉しそうに答える。

「そう言えば、明日の朝には、ここを離れるのね。楽しかったし、いろいろ勉強になったわ。」

「それは良かった。最後の夜だし、少し飲むか?」

シャンパンの瓶がいつの間にかテーブルの上にある。

「レオリスは手品師かなんかなの?」

「いや、下から取り出しただけだ。」

しれっと準備しているところが小憎らしい。
手際よくグラスにシャンパンを注いで、乾杯する。

「はあー、美味しい。」

「それは良かった。あまり飲み過ぎるなよ?」

「もう一杯でやめとくわ。寝る前に少しお話しよう。」

「ん?いいけど…じゃあ、横になるか。」

簡単に抱き上げられ、あっという間にベッドに横たわる。

「話って何?愛の告白なら、いつでもいいけど?」

「うん…」

「どした?」

「レオリスが…好き…」

「…っ……!?」

ぽかんと口を開けて、はっとして赤くなるレオリス。

「レオリス…?」

「そ、それは…人としてとか、弟みたいとかじゃなくて?」

「うん。レオリスを異性として好きってことなんだけど…」

ガバッと抱き締められ、いきなり深く口付けを受ける。
ちゅっちゅっとリップ音を立て、舌を絡め、息も出来ない位に角度を変えて何度も口付ける。
レオリスの手は、ナイトドレスを寛げ、唇は乳房に下りていく。

「レオリス…?」

「もう我慢の限界だ…抱いていい?」

その瞳は真剣で切実だった。
先程までの明るく優しい笑顔も素敵だったけど、今の雄の顔をしたレオリスに胸がきゅんとする。

「優しくしてくれたら…」

「分かった…リアンナが欲しくて狂いそうだけど… 怖い想いはさせない…」

噛み付くように乳房を咥え、ちゅぱちゅぱと乳首を吸う。

「あぁ、リアンナ、綺麗だ…乳首が立ってきて、誘ってるみたいだ…」

押し潰すように強めに乳首を転がしながら、レオリスの指は陰唇を撫でる。
そこは既に濡れていて、指を迎え入れる準備が出来ていた。

「指入れるね?溢れてるから入りそうだ。」

レオリスの指が小刻みに動き、陰唇を割って入って来る。
浅い所をくにゅくにゅと指を回しながら解していくと、お腹の奥の方に堪らない疼きが起こる。

「ぁあ…レオリス…気持ち、いぃ…」

「ゆっくり解すから。たくさん、たくさん感じて?」

レオリスの中指が膣内を行ったり来たりしている。
くちゃくちゃと先程よりも水音が大きくなる頃には、指は二本、三本と増えていた。

「中で、指、曲げないでぇ…何か、そこ、変になるの!」

「リアンナの善い所…たくさん探すね…」

レオリスは、三本の指を膣内で捻ったり曲げたりして、私の反応を逐一見ている。

「あ、ここも可愛がらないとな。」

陰核を指で挟んで、中から花芽を誘い出す。

「ここをしゃぶると、凄く善いらしい。」

じゅっと花芽を吸われたまま舌で舐られ、指は激しく抜き差しされ、私は強烈な感覚に襲われた。

「ぃやっ!それイっちゃう、ああっ、そんなにしちゃ、だめぇぇぇ!!」

ぴゅっ、ぴゅっ、ぴゅーっと透明な液体が吹き出し、レオリスの顔を濡らした。

「ご、ごめん…なさい…私、粗相を…」

泣きそうになって謝ると、レオリスは微笑みながら、濡れた顔を手で拭った。

「気持ち良かったんだろ?これは潮吹きだ。粗相をしたのではなく達したから出たんだ。大丈夫!ていうか、俺の手で潮吹きとか、嬉しい!!」

「潮吹き……でも、レオリス、濡れちゃった…」

「濡れたのは大丈夫だけど…そろそろ挿れていいだろうか……怖い?」

「うーん…分からないけど、レオリスのしたいようにしていいよ…レオリスなら大丈夫だから。」

「ありがとう。優しくする…」

レオリスは肉棒を陰唇に擦り付けて蜜を馴染ませ、花芽をぐるぐると舐った後、ゆっくり挿入してきた。

「ぅわっ、気持ちいいっ!」

亀頭がやっと入っただけで、レオリスは腰を震わせ声を上げる。

「だめだ、だめだ、もっと奥まで…あぁ、ぬるってしてて…気持ち…いぃ…奥まで、もっと奥まで…」

レオリスがグッと腰を押し込んで、最奥に触れた。

「くっ…入った…リアンナ、痛いか…?」

「んんっ…少し…でも、大丈夫…レオリスの好きにして…?繋がれて、嬉しい…」

私はレオリスの頬に手を添えて、深く口付けた。
その時、レオリスが呻き声を上げ、ぶわっとお腹の奥にあたたかいものが広がり、膣内の圧が弱くなるのを感じた。

「リアンナ…可愛いことを言ったり、急に口付けるのは反則だ…興奮し過ぎて、イってしまった…」

頬擦りしながら、レオリスは恥ずかしそうに、私の耳元で呟く。
そんなレオリスが、可愛らしくて愛おしくて、私は幸せな気持ちになる。

「レオリス、愛してる。ずっとレオリスの傍にいたい…」

私を抱き締めるレオリスの腕の力が強くなるのと、膣内の肉棒が質量を増すのが同時だった。
そして、レオリスは抱き締めたまま、激しい律動を始めた。

「はっ、はぁ、リアンナ!いい、凄くいい!溶けそうだっ!!愛してる、リアンナ、愛してる!」

「あぁ、んはっ、レオリス、私も!」

「そろそろ出るっ、リアンナ、一緒に!イくっっ、イくっ!!」

「レオリス!また、イっちゃう!!」

レオリスに最奥をグリグリされ、私は快感に支配され、意識を手放した。
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