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47.弱味ではなく強味に変えて
食事や湯浴みを終えたリンネは、リースハルトの膝の上で喉を潤していた。
その時、いつもリンネと一緒の時は穏やかなリースハルトが、楽しそうな雰囲気を醸し出していることに気付いた。
「リースハルト様、皆さんを紹介してくださって、ありがとうございます。いつもは気配を消しているみたいなのに、皆さんとても賑やかで優しそうですね。」
「ああ、あの者達は気立ても良いが、頭も切れるし、それぞれの分野で腕も良い。」
「グラッドだけでなく、信じてもいい人達なのですね?」
「皆、身寄りをなくし、深い悲しみの中に居た者達だ。金で動くこともなく、真面目で時に愉快な者達だよ。」
「深い悲しみとは…ご家族を亡くされたということでしょうか…」
「そうだ。窃盗団に金銭を奪われただけでなく家族を嬲り殺しにされた。俺が第二騎士団だった頃は、皇都も荒れていたからな。」
「皆が笑って暮らせる世の中にしてくださって、ありがとうございます。六年前なら、まだ十四歳…」
リンネは、自分の知らない所ではいろいろな事件が起こっていて、リースハルトはそれを鎮静化する努力をしていたのだと思った。
「あの頃は俺も荒れてたからな。その一年後、お祖母様は居なくなってしまったけど、俺は生きる希望と出逢ったんだよ、リンネ。もう離さない。」
「リースハルト様…」
リンネはリースハルトの頬に手のひらを当て、そっと口付けた。
「リンネが欲しい。」
「はい。」
リースハルトは、リンネを抱き、ベッドに下ろした。
リンネが疲れている時、リースハルトは触れるだけの口付けで我慢していたことに気付いていたリンネは、一度だけ寝ている間に繋がったことを思い出した。
「リースハルト様、今夜は寝ないように頑張りますわ!」
「…んっ!?」
「この前、私が寝ている時…」
「ーーーっ!?気付いていたのか?」
「夜明け前に気付いて、また寝ました。ふふ!」
「すまない、我慢出来なくて…」
「我慢しなくていいですよ。嫌だったら、あの朝に怒ってます。」
リンネは、リースハルトが打つける感情も欲情も全て受け入れたと思っていた。
それが自分に対してだけだと気付いた時から。
「リンネは…俺に甘いな…」
「お互い様です。リースハルト様も私に甘々ですよ?」
重なる唇は、もう躊躇うことなく深く舌を絡め、リースハルトの指はリンネの胸を弄る。
その舌も指も執拗にリンネを責め立て、昂らせていく。
(リースハルト様も気持ち良くなって欲しい…)
リンネはおずおずと肉棒の先端に指を這わせると、リースハルトはびくっと体を震わせた。
しかし、それは一瞬のことで、リンネの手を肉棒に導き握らせた。
「ゆっくり上下に扱いて?」
口付けたまま頷き、熱く激る肉棒を扱くと、リースハルトは左手でリンネの乳首を捏ね、右手は陰核を押し潰すように擦る。
「んぁ…ぁぁ…」
塞いだ唇からリンネの甘い声が漏れ、リースハルトの肉棒は更に質量を増す。
お互いが感じる所をゆっくりと探りながら、優しく触るこの時を、リースハルトはこの上なく幸せに感じていた。
無理矢理奪ったようなリンネが、自分に確かな想いを寄せてくれていることが、リースハルトを強くさせる。
護るべき人が居ることは、決して弱みにはならないとリースハルトは思うのだった。
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