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神マロン編
04話 …わたしのパンケーキです!
しおりを挟む「ダッダダダ ハッハッハ」相変わらず神はゾンビと戦っている
先日の火炎事件以来 狩の話は出なくなった 食材が消し炭になるしね
月が出てなくてよかったよ 月消滅なんてことに なったら おさるさんの称号確定だよ
「マロン様 おやつのパンケーキ焼けましたよ!」
「おう!待ってました!」
マロン様との生活は可愛い妹ができたみたいで わたしの心を満たしてくれる
口のまわりがべとべとだよ、神!ふふ これが幸せって気持ちなのだろう
マロン様と街に買い物に行ったりしたら美人姉妹なんてみられるのかな?
「なにをニヤニヤしておる。小梅の分もいただきだー!」
「あっ!わたしのですよ!」「ぎゃひゃっひゃっひゃ」
「服でシロップを拭いちゃダメです」
(((ドン! ピキ! ドン!))) …外が騒がしい?
「客が来たみたいじゃのう」外に… 人だ!初めてこの世界の人をみた!
…日本人ぽい人もいるな
「どうするのじゃ? 魔物に襲われてるようじゃが」
いわれてみれば「なに!あれ!」ニワトリを巨大化して四本足にしたみたいな生き物が二本足で立って攻撃している 男二人に女二人 ひとりの女の人が結界を張ってるみたいだけど柵の結界との板挟みになってる
「あ奴らからは柵の中は見えておらん認識出来んからな じゃが あの神法師には何かあると気づかれてるじゃろな」
「見殺しには出来ないよ!」「小梅が入れても良いと思う者は結界内に入れるぞ」
そう、だったら入ってよし!
「うあー!きゃっ!」「痛てててて…ここは?」
(ぴよぴよ…ぴよぴよ…ぴよぴよ…ぴよぴよ…ぴっ!)
…ぴよぴよ…ぴっ? ぴよぴよは あいつだったのか!あれを狩らせるつもりだったの…
…マロン様? … それ⁉ 「…わたしのパンケーキです」
(ぴよぴよ…ぴよぴよ…ぴよぴよ…ぴよぴよ…ぴっ!)
「痛たたた…」「早くどきなさいよ!もうー!」「此処は? いったい…何処だ?」
「えっと こんにちは?」
「こ こんにちは?…お嬢さん 此処にいては危ない!魔物が…魔…」いない?
ポカッ!「あっ痛っ! 何しやがる ユーリ!」
ユーリさんか 綺麗なお姉さんだ。
「何しやがるじゃないわよ!わたしはユーリ、神法師よ でこっちがヒーラーのルル でもって こいつらがデクとボー」
「こいつらって 俺が剣士のデク」「槍使いのボーです」
「あっどうも 小梅です で、こちらが…」
…? …? 見えてない?『そうじゃの こ奴らには見えんじゃろ 神じゃからのう 認識さえできんじゃろ』そうなんだ。
『うっ神法師はこちらを睨んでおるな 何か感じ取るようじゃ大したもんじゃ』
「あのー小梅さん 小梅さんはここで暮らしているの?」
「はっはっはっまさかこんな森の奥地で」ポカッ!「痛てっ!イチイチ杖で殴るな!」ポカッ!「痛てっ!」
「ごめんなさいね 男共は脳筋で」
『こ奴らに敵意は無いようじゃし大丈夫だろ いざとなったら 始末してしまえばよい!』
よい!って、神、怖っ⁉
『家には入れぬなよ 文明が違いすぎて理解は出来んじゃろうが めんどいからのう』
「はい、暮らしています あなた方は冒険者?ですか?」
「よくぞ聞いてくれた あの装甲の刃!とは…?知らない?」
―――静寂―――「…?」ポカッ!「痛てっ!」「ごめんなさいね」
「装甲の刃の刃が役に立ってないでしょうが!」「いや、だってようあんな魔物初めて見たし…ごめんなさい」
騒がしいが 悪い人達ではないようだ。
「装甲の刃さんたちはどうして森に?」
「そうね そこからね」「まずは 助けてくれて ありがとう」
「えっ!このお嬢ちゃんが」ポカッ!
「この柵の中は結界で守られてるでしょう? こんなに凄い結界を見るのは初めてよ!」
『えっへん!』嬉しそうだな神!
「それに結界に触れるまで気が付かなかったし認識阻害の神法師なんて 東のサテライト大国のエルフぐらいよ!」
「そ、そうか 助けてくれて ありがとう!」
「で森に来た理由は半月前 物凄い火柱が立ったの…知らない…?」
あれかー あれですよねー わたしがやりましたとも…
「さ、さあ…」
「…そう?」
「エントールに残る古い文献には人知を超えた火柱の後にダンジョンが誕生したと記されているの」
「で、わたしたちが先遣隊として調査にきたわけ」
いやいや神様 魔球と繋げるのに穴を掘ったと言ってましたよね
火炎をぶち込んだんかい!
****
【装甲の刃誕生譚】
今日も朝から礼拝堂のお掃除ね…「ナマズ―様…」
「バン!」「ユーリ!ユーリ!大変!」
「ルル!扉は静かに開けないと怒られるわよ!」
「わ わかった…そうじゃなくて!デクとボーが!…」
「落ち着いて どうしたの⁉」
「都を通り貧民街に向かう最中冒険者ギルドが騒然としていて そこにデクとボーが…」
「デクとボーがどうしたの⁉」
「魔物の森に…火柱の調査の先遣隊として…ふたりで…」
ルルの話によると先日の巨大な火柱の調査にふたりで向かう事になったと…王様の命令で…。
その調査は王族近衛師団が向かうはずでは…
「おお 此処におったか丁度ふたりそろっているな」
ゲスタフ司祭!「おはようございます ゲスタフ司祭」
「おお おはよう」
「司祭!お待ちを…ミハエルもう決めた事だ!」
「…。」
「おまえたちふたりには火柱の調査に向かってもらう…良いな!」
「えっ⁉」ゲスタフ司祭はそれだけ告げて帰っていった…
「ふたりともすまない…」
「…。」
「いいえ神父様…これも神様のお導き…」
ルルと私は荷物をまとめて…着る者ぐらいしか無かったけど…冒険者ギルドへ
「おう!ユーリとルルじゃねーか 貧民街に炊き出しか?」
「…あなた達 魔物の森に行くのでしょ?」
「…はは ちょっくら行って ささっと帰ってくるさ」
「…私たちも行く事になったわ」
「なっ!なにを冗談だろ⁉」
「先ほど教会から正式に命令されたの…」
「…ちょっと神父に会ってくる」
「神父様は関係ないわ 司祭からの直命よ」
なんで…なんでユーリとルルまでもが…
「そ そうか…はは大丈夫!俺とボーがいるからな!泥舟に乗ったつもりで 任せておけ!」
「相変わらずの馬鹿ね 泥舟じゃあ沈むでしょ⁉」
「はは そうか はは」
私たち四人は貧民街をぬけ魔物の森入り口に…
「懐かしいわね…」「そうだな」「俺の居場所…」「お母さん」
「ねえ せっかくだからパーティー名を決めましょ」
「パーティー名って おまえらふたりは冒険者じゃないだろ」
「あら まだまだあなた達には負けないわよ 試してみる?」
「俺はやめとく…デクどうぞ」
ポカッ!「痛っ!…わかったわかった…で なんて名前にするんだよ?」
「そうね 私たちが守りであなた達が攻撃だから…装甲の刃なんてどう?」
「装甲の刃か…いいね!」「いい」「ルルも」
「じゃあ決まりね」
私たち装甲の刃…最初で最後の冒険…
「さあ!いきましょう!」
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