わたしゃ既に...、死んでいる...。

旬乃助

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148話 西暦203?年

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アホー!アホー!アホー!…アホー!アホ―!アホ―!…小梅!

グリグリグリ「痛―――い!」「なにをするんじゃ!」「…。」「…。ごめんなさい…。」

地球移住から半世紀あまり、結局のところ発展はしたが公害も金欲も、止まることなく荒れた世界だ…。まだ、スキップビートの記憶がある者もいるが、殆どが転生組だ…成り立ちは民意で決まるのだから致し方ない。半世紀しか経ってないんだけど地球は西暦203?年となっている。人間とは歴史を捻じ曲げる生き物なのかもしれない。

「此れより、神界会議をはじめる、どうぞ」はいはい
みなさんもご承知の通り地球は前地球よりも、欲にまぎれた世界に成りつつあります。魔物の対応策を構築したのは評価に値しますが、一部の欲望者の付けを無垢な者に被害が及ぶのは見逃せません。
七福神も神社に祭られ、自分たちに都合の良い存在と今では思われています。ハングレディースとハングメンズの活躍もあり、形ばかりの平穏は守られておりますが、一部地球人の組織的蛮行が目に着くようになりました。力でねじ伏せるのは簡単ですが以前それで…わたしは失敗しました。「ガハハハハ 失敗なんかじゃありませんぞ!ガハハハハ」「ハハハハハ そうです、今も地球は存在してますからな ハハハハハ」「そうよ、小梅の思うようにして良いのよ」「小梅様は神…」「ありがとう。少しばかり力の行使もやもえなしかと考えています。」「少しばかりか…それは表立たず動くということかのう」「そうね」「あらあら、それなら今とあまり変わらないわね」そうなんだよね今でも陰でハングレディースやハングメンズが活躍しているのだし…。「小梅、ハングレディースは今まで公衆の面前に悪を晒してきたけど、例えば暗殺、人体改造などの手段を取り入れるってのはどうかしら?」…怖いワードがならんだけど…「そうね、それもありかとは思うけど…実行する者に精神的負担がかかるのでは…」「あらあら、大丈夫よ、わたしにあてがあるわ」あてがあるって…そんなサイコパスな知り合いがいたの?「そうかそうじゃな、あ奴なら適任じゃろ」小夏も知っている?「その方は?」「…お立ち台の女王!服部弘美じゃ」えっええ―――!「Mr.あなたも会ったことがあるわよね、どのような方なの?」「はい、ちゃんとした常識人です。ある時は、お立ち台の女王、またある時は…天才ドクター服部弘美!」「おう、彼女なら適任ですな」山川教授?「前々から一緒に研究をと打診をしていたんですが、せっかく若返ったんだから踊らなくてどうすると」ハハ
「でも、もうかなりの御高齢よね」「そうじゃのう」「あらあら、仲間に引き込み太鼓橋をわたればいいじゃない」そうね、本人の意思も確認しないと…「一度お会いできるかしら?」「ブラック〇ャックだ!」「わたし失敗しないので」「フリーランスにゃん」イエーイ!イエーイ!

わたしたち姉妹はスキップビートに在る…此れは団地?「此処の5階じゃ」…ふうーエレベーターはないのね…「どうした小梅もうへばったのか」「あらあら」…なんだか懐かしい…頬に感じる夕日…。
「ピンポーン」…カッチャ…「あら小春ちゃんに小夏ちゃん…そちらのみなさんは?」「わしの姉妹じゃ」「狭苦しいところですが、どうぞ今おちゃを…ごほっごほっ」「茶は良いよ、今日はうちの小梅から話があってきたのじゃ」「…小梅…小梅様ですか?」「はじめまして、弘美さん」

「凄いにゃん!」「蔵ちゃんこれ羽織って」わいわいがやがや「蔵ちゃーん扇子振ってー」
「ごめんなさいね、騒がしくて」「いえ、わたしは記憶を残したまま二度目の人生を頂けたことに感謝しています。このスキップビートに来て輪廻転生があると知り、最近は次の人生でも踊っているのかなって妄想しては笑っています」「弘美さん、ご家族は?」「お恥ずかしながら…」そう、わたしと…「あらあら、次の人生などと」「はは、小春ちゃん流石にもう踊れないわよ」「弘美また踊りたくないか?」「…、そうなのですね…。」「なにがじゃ?」「とうとう、お迎えが…そうですね、最後にもう一度お立ち台に上がってみたかった」「よし、決まりじゃな」「…はぁ」

訳が分からないでいる弘美を他所に、太鼓橋へ転移「さあ、渡りましょう」「はぁ」弘美はみるみる若返り…「うーん、9歳位か?」「あらあら、そうね」「わー!あたらしいおねーたんだー!」「…?」「ひろみ、今日からあなたは、神薙弘美 わたしたち姉妹の…四女ね」「はぁー、…えっ―――!」「ほれ、此れから忙しくなるぞ」「あらあら、先ずは宴会ですはね」

あっけに取られていた弘美も、流石はお立ち台の女王…みんなして踊っているよ、もう宴会芸じゃあなくなっているけどね。

****
【半年後地球】

「うっ…眩しい…うっ動けん…だ誰だお前らは!わしを誰じゃと…」「五月蠅いにゃん」「眠った」「弘美いいぞ」「では、術式●●●はじめます」「帰ったらジュリ丸神界じゃ!」「あらあら、まけませんわよ」ハングレディースとハングメンズは一緒になり、ハングビートとして地球の夜を駆けたのであった…「主に新宿を」笑。




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