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来年
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聖はあの日以来、なんとなく電話しずらくなっていた
それはまゆも同じだった
それから1週間、お互い連絡を再開したものの、メールでのやりとりは週に2~3回程度
何気ないやりとりは続いていた
季節はもう桜が満開の季節になっていた
聖はなんとなく、まゆの健康状態を聞くのを避け、元気?程度にしていた
まゆの気持ちは時が経つにつれ落ち着いてき
メール内容も以前のような冗談混じりになっていった
まゆの病気が治った暁には、来年は花見をしながら散歩したいと聖は思っていた
そのためにも、聖は毎日仕事に励みデート費用を貯めていた
まゆの居る場所は、車で5時間はかかり、付き合うとなったらガソリン代もバカに
できないと色々考えていた
そんな日々を過ごしていたある日、まゆからメールが届いた
「電話できる?」
聖は少し心配になりつつも、電話をかけた
「もしもし、どうしたの?」
まゆは数秒沈黙した後、唇を開いた
「血液の数値、通常の数万倍だって・・・」
「全然、体は平気でいつもと変わらないんだけど・・・」
「信じられないけど、わたしの体はあまりよくないみたい」
聖はまゆの体に異常があるのは理解できたが、どこまで深刻なのかあまりわからなかった
てっきり、薬の治療と、必要によっては手術して治るものと思っていた
「病気をしっかり治して来年は色々出かけたいね」
「まゆの手作り弁当食べてみたいよ」
まゆは少し間を置いて、「うん、そうだね!」と答えた
内心は、来年が来るのかもわからない不安な気持ちでいっぱいだった
それはまゆも同じだった
それから1週間、お互い連絡を再開したものの、メールでのやりとりは週に2~3回程度
何気ないやりとりは続いていた
季節はもう桜が満開の季節になっていた
聖はなんとなく、まゆの健康状態を聞くのを避け、元気?程度にしていた
まゆの気持ちは時が経つにつれ落ち着いてき
メール内容も以前のような冗談混じりになっていった
まゆの病気が治った暁には、来年は花見をしながら散歩したいと聖は思っていた
そのためにも、聖は毎日仕事に励みデート費用を貯めていた
まゆの居る場所は、車で5時間はかかり、付き合うとなったらガソリン代もバカに
できないと色々考えていた
そんな日々を過ごしていたある日、まゆからメールが届いた
「電話できる?」
聖は少し心配になりつつも、電話をかけた
「もしもし、どうしたの?」
まゆは数秒沈黙した後、唇を開いた
「血液の数値、通常の数万倍だって・・・」
「全然、体は平気でいつもと変わらないんだけど・・・」
「信じられないけど、わたしの体はあまりよくないみたい」
聖はまゆの体に異常があるのは理解できたが、どこまで深刻なのかあまりわからなかった
てっきり、薬の治療と、必要によっては手術して治るものと思っていた
「病気をしっかり治して来年は色々出かけたいね」
「まゆの手作り弁当食べてみたいよ」
まゆは少し間を置いて、「うん、そうだね!」と答えた
内心は、来年が来るのかもわからない不安な気持ちでいっぱいだった
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