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幻の特製デザート
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リナが自分の席に戻ると隣の席に座っていた同期の七海が『おはようリナ。それからおめでとう』と声をかけてきた。『おはよう七海、ありがと~。七海のほうは順調に進んでる?』とリナは七海に質問すると『全然ダメ』と大きなため息をついたのと同時に始業のベルが鳴った。
リナが入社した会社は社員が8名と社長と
食堂で毎日美味しいランチを作ってくれている社長の奥さん、そして七海と私の10人だけの小さな会社で働いている。
リナがこの会社を希望した理由は【私も猫グッズを創りたい。】と言う猫好きが高じて一緒に遊べる玩具を自身で作り、そしてその玩具で遊んでる飼い猫のルナの姿が見たかったからである。一緒に暮らしている飼い猫は黒猫の女の子で名前はルナ。以前はよく遊んだりしてたけど最近は、あんまり遊ばなくなりオヤツも何か言いたそうな表情でオヤツに不満なのか…(だけど完食ははする)一度病院で診てもらったが特に異常は無しだった。
この会社は、誰でも企画提案し社長の許可が出たら商品化まで話が進みリナの理想としてる会社だったのが入社希望の理由。それに会社の社長や奥さんを始め先輩達はみんな優しくて楽しいアットホームな会社。
料理上手で栄養士の資格も持っている奥さんが作るから、毎日のランチの時間も楽しみの1つになっている。しかも!今日は誕生日の日にしか食べれない幻の特製デザートが食べられる(誕生日じゃない日なのに)リナは会社に来てから良い事がその後も続き、何事も無く午前中の作業もあっと言う間に時間が過ぎていった…
お昼のベルが鳴ると私は七海に『ランチ一緒に行こう!?』と誘ったが七海は課題で提出する【特製猫猫キャッチ】があと少しで完成するらしく一気に仕上げたいからと七海は机の1番下に入れている自分のバッグから、おにぎりと麦茶の入ったマイボトルを出した。どうやら食べながら課題を仕上げるつもりらしい。賞品の特製デザートは先着2名。リナが1つ貰ったから残り1個になったから早く提出して良い評価を貰おうと七海も必死だ。リナは七海に向かって『じゃあ、ランチいってくるね』と言うと七海はリナのほうは見ないで左手を上げヒラヒラと振った。七海はおにぎりに齧り付きながら作業をつづけていた。
リナは1人で食堂へ行きAランチを頼むと、今朝社長から貰った猫のイラストが書かれた【幻の特製デザート】のチケットを奥さんに手渡した。奥さんはニッコリ笑顔で『リナさん、おめでとう。じゃあ、この特製デザートは食後にテーブルまで持って行ってあげるわね』と言って、今日のAランチをリナに手渡した。『ありがとうございます』リナはちょっと恥ずかしそうに返事して空いてるテーブル席に移動した。
『美味しかった~』と最後に取って置いたエビフライを食べ終わると、奥さんが特製デザートを持ってやってきた。『はい、お待ちかねの特製デザートよ。』と言ってリナの目の前に置かれた【特製デザート】は猫の顔型をしたレアチーズケーキだった。【特製デザート】は奥さんの趣味のケーキのレシピから出す相手の1番ピッタリと合うケーキを出してくれる、と噂で聞いた事があった。(だから私が猫を飼ってのを知ってるから猫型なのね。それにレアチーズケーキは私の大好きなケーキだし)『では、いただきます』と小声で言ってからフォークで一口食べた。(おいしい~。今まで食べた事が無いぐらい味が濃厚だし、上にかかってるブルーベリーのソースとからまって更に美味しさが際立ってる。一気に全部食べるのは勿体ないけど、テイクアウトなんて出来無いし…)と心の中で呟きながら
特製デザートのレアチーズケーキを名残り惜しそうにじっくり堪能して完食した。リナは食べ終わったあと、お口の回りをペロリと舌を出して舐め序でにお顔のお手入れも…と思った瞬間
(えっ?ちょっと待って?)
リナは自身の思考と行動が何処か変な事に気付き、取り敢えず持ってきた自分のポーチからコンパクトを取り出して鏡を見るとそこに映っていたのは、クリーム色の毛をした青色の目をした猫がびっくりした顔だった。リナは自分の手や身体を見るクリーム色の毛で覆われた身体が白衣を着ていた。もう一度、鏡で頭を見ると小さな三角の猫耳があり頭に手をやり耳に触ると鏡の中の猫も同じように頭に手をやって耳を触っていた。リナは今の状況が判らず困惑していると漆黒の艶のある長い黒毛の猫獣人がリナの前の席に座りながら『どうしたの?リナ?』と言った。『えっ?あなたルナ?じゃないわよね?ルナは猫だし…でも私や私の目の前に居るこの人?周りの人?も猫が擬人化したような、猫獣人みたいだし…』と、ひとり言のようにリナが呟き考えていると目の前にいる黒毛の猫獣人が『どうしたの?リナ?さっきから何言ってるの?』と心配そうな顔をしながらリナの顔を覗き込んできた。(やっぱりルナに似てる。)リナはこの黒毛の猫獣人に名前を聞こうとすると『ルカさん、お待たせ~』と奥さんの声が聞こえた。すると目の前から『やっとご飯だぁ~』と言って奥さんの方へ行きBランチの定食を載せたトレイを取りに行った。(あの黒毛の猫獣人さんの名前、ルカさんっていうのね。あれ?そういえば奥さん、ルカさんに普通に話しかけてたけど、もしかして奥さんも…)と思い忙しそうに洗い物をしている奥さんを見ると全身グレーの毛をした細身の猫獣人が白いエプロンを着けていた。リナは食堂内の周りを見渡すと三毛や茶トラの猫獣人が白衣を着てデザートのパフェを食べていた。
ルナの思考は暫く停止し固まってしまったが
すぐに元の世界に戻る方法を考えないと思いながら
どうしたら良いのか判らずにいた。
リナが入社した会社は社員が8名と社長と
食堂で毎日美味しいランチを作ってくれている社長の奥さん、そして七海と私の10人だけの小さな会社で働いている。
リナがこの会社を希望した理由は【私も猫グッズを創りたい。】と言う猫好きが高じて一緒に遊べる玩具を自身で作り、そしてその玩具で遊んでる飼い猫のルナの姿が見たかったからである。一緒に暮らしている飼い猫は黒猫の女の子で名前はルナ。以前はよく遊んだりしてたけど最近は、あんまり遊ばなくなりオヤツも何か言いたそうな表情でオヤツに不満なのか…(だけど完食ははする)一度病院で診てもらったが特に異常は無しだった。
この会社は、誰でも企画提案し社長の許可が出たら商品化まで話が進みリナの理想としてる会社だったのが入社希望の理由。それに会社の社長や奥さんを始め先輩達はみんな優しくて楽しいアットホームな会社。
料理上手で栄養士の資格も持っている奥さんが作るから、毎日のランチの時間も楽しみの1つになっている。しかも!今日は誕生日の日にしか食べれない幻の特製デザートが食べられる(誕生日じゃない日なのに)リナは会社に来てから良い事がその後も続き、何事も無く午前中の作業もあっと言う間に時間が過ぎていった…
お昼のベルが鳴ると私は七海に『ランチ一緒に行こう!?』と誘ったが七海は課題で提出する【特製猫猫キャッチ】があと少しで完成するらしく一気に仕上げたいからと七海は机の1番下に入れている自分のバッグから、おにぎりと麦茶の入ったマイボトルを出した。どうやら食べながら課題を仕上げるつもりらしい。賞品の特製デザートは先着2名。リナが1つ貰ったから残り1個になったから早く提出して良い評価を貰おうと七海も必死だ。リナは七海に向かって『じゃあ、ランチいってくるね』と言うと七海はリナのほうは見ないで左手を上げヒラヒラと振った。七海はおにぎりに齧り付きながら作業をつづけていた。
リナは1人で食堂へ行きAランチを頼むと、今朝社長から貰った猫のイラストが書かれた【幻の特製デザート】のチケットを奥さんに手渡した。奥さんはニッコリ笑顔で『リナさん、おめでとう。じゃあ、この特製デザートは食後にテーブルまで持って行ってあげるわね』と言って、今日のAランチをリナに手渡した。『ありがとうございます』リナはちょっと恥ずかしそうに返事して空いてるテーブル席に移動した。
『美味しかった~』と最後に取って置いたエビフライを食べ終わると、奥さんが特製デザートを持ってやってきた。『はい、お待ちかねの特製デザートよ。』と言ってリナの目の前に置かれた【特製デザート】は猫の顔型をしたレアチーズケーキだった。【特製デザート】は奥さんの趣味のケーキのレシピから出す相手の1番ピッタリと合うケーキを出してくれる、と噂で聞いた事があった。(だから私が猫を飼ってのを知ってるから猫型なのね。それにレアチーズケーキは私の大好きなケーキだし)『では、いただきます』と小声で言ってからフォークで一口食べた。(おいしい~。今まで食べた事が無いぐらい味が濃厚だし、上にかかってるブルーベリーのソースとからまって更に美味しさが際立ってる。一気に全部食べるのは勿体ないけど、テイクアウトなんて出来無いし…)と心の中で呟きながら
特製デザートのレアチーズケーキを名残り惜しそうにじっくり堪能して完食した。リナは食べ終わったあと、お口の回りをペロリと舌を出して舐め序でにお顔のお手入れも…と思った瞬間
(えっ?ちょっと待って?)
リナは自身の思考と行動が何処か変な事に気付き、取り敢えず持ってきた自分のポーチからコンパクトを取り出して鏡を見るとそこに映っていたのは、クリーム色の毛をした青色の目をした猫がびっくりした顔だった。リナは自分の手や身体を見るクリーム色の毛で覆われた身体が白衣を着ていた。もう一度、鏡で頭を見ると小さな三角の猫耳があり頭に手をやり耳に触ると鏡の中の猫も同じように頭に手をやって耳を触っていた。リナは今の状況が判らず困惑していると漆黒の艶のある長い黒毛の猫獣人がリナの前の席に座りながら『どうしたの?リナ?』と言った。『えっ?あなたルナ?じゃないわよね?ルナは猫だし…でも私や私の目の前に居るこの人?周りの人?も猫が擬人化したような、猫獣人みたいだし…』と、ひとり言のようにリナが呟き考えていると目の前にいる黒毛の猫獣人が『どうしたの?リナ?さっきから何言ってるの?』と心配そうな顔をしながらリナの顔を覗き込んできた。(やっぱりルナに似てる。)リナはこの黒毛の猫獣人に名前を聞こうとすると『ルカさん、お待たせ~』と奥さんの声が聞こえた。すると目の前から『やっとご飯だぁ~』と言って奥さんの方へ行きBランチの定食を載せたトレイを取りに行った。(あの黒毛の猫獣人さんの名前、ルカさんっていうのね。あれ?そういえば奥さん、ルカさんに普通に話しかけてたけど、もしかして奥さんも…)と思い忙しそうに洗い物をしている奥さんを見ると全身グレーの毛をした細身の猫獣人が白いエプロンを着けていた。リナは食堂内の周りを見渡すと三毛や茶トラの猫獣人が白衣を着てデザートのパフェを食べていた。
ルナの思考は暫く停止し固まってしまったが
すぐに元の世界に戻る方法を考えないと思いながら
どうしたら良いのか判らずにいた。
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