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110. マイペースな彼女も、いいよね
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バイブを突っ込まれて喘いでいる美香が見たい、というのは嘘ではないが、実のところ第二戦でもゲームの方に集中してしまい、美香を見ている余裕はあまりなかった。
というのも、ランダムで選ばれたコースがかなり難しいもので、気を抜くとすぐにコースアウトしてしまう。
落ちないよう注意しつつ、美香の画面の方にもちらちらと視線を向けてみるが、これがなかなか落ちずに着いてくる。
「次は…っ、負けないからねぇ…っ」
押し寄せる快感に抗いながら、確実に俺を追い詰めてくる美香。
上手いと豪語していたのは伊達じゃないらしい。
そうして、とうとう追いつかれそうになってしまう。
「やばっ…」
無理してショートカットしようとしたのが運の尽き。
俺は見事にコースアウトしてタイムロス。
そのまま、美香が一位でゴールを通過した。
「やった…あ、ああっ…、イっ、く…っ!」
そこで体が動いたせいだろうか。
美香がびくんと体をのけぞらせる。
床を見ると、透明な液体が広がっている。
「た…耐えられなかったぁ…」
「参りました。何でも言ってくれ」
これで負けてしまったならもう文句も言えない。
さあ何でも来いと、ティッシュで床に広がった潮を拭きながら身構える。
「…ベッド」
「え?」
「ベッドに座って」
「わ、わかった」
美香はふらりと立ち上がり、ドアに鍵をかけた。
そして、こちらへ来たかと思うと――俺を押し倒した。
「うおっ!?」
「総司くんが悪いんだからね?」
そう言うと、俺の上で体を180度回転させ、お尻をこちらに向ける。
目の前に急に現れた、濡れた割れ目に戸惑う暇もなく、俺のズボンに手をかけられ、ファスナーを下ろされる。
「延々と刺激を与えられる私の気持ちになってみてもらわなきゃ…」
熱い吐息がダイレクトにかかったかと思うと、次の瞬間には全体が熱く湿った感覚に覆われた。
いつかのシックスナインと同じ体勢だが、俺の手にはバイブはない。
「バイブでちょっとは練習したんだよ。上手くなってるでしょ?」
「あ、あぁ…」
本当に上達している。
元々興奮していたのはあるが、それでもどんどん快感が蓄積されていく。
今までで一番早いペースかもしれない。
「そろそろ、イく…」
「さっさと、射精、しちゃえ…っ!」
限界に達した。
腰が持ち上がって、美香の口に奥まで挿入した状態で、白濁を流し込んでいく。
「んんっ、んくぅっ…!ひ、ひど、ごほっ…」
「わ、悪い、気持ち良すぎてつい…」
少しえずくように咳をした美香は、口端から零れた精液を指で掬って舐め取った。
「まったくもう…」
美香は再び体を回して、俺のそばに寝転がった。
「もっとイかせようと思ったのに、これじゃ私の方が持たないよ」
「れ、連続は勘弁してくれ…」
「ふふっ」
小さく微笑んだ美香につられて、俺も頬が緩んでしまう。
「…ふぁ…」
小さくあくびをした美香は、眠たそうに目をぱちぱちさせている。
「少し寝ても良いんだぞ」
俺は布団を足元から上げて、美香にかけてやった。
部屋の暖房もあるが、これでより暖かくなる。
美香はゆっくりと目を閉じて、睡眠モードへと移行した。
(…しかし、美香がこんなマイペースだったとは)
普段はわりとしっかりした印象を抱かせる彼女だが、こんな一面も見られる。
信頼されていることを感じられて、なんだか嬉しい。
(暇になってしまった。久々に漫画でも読むか…)
そう思って、ふと美香に目を向ける。
既に寝息を立てている美香の、胸が目に入ってしまった。
二つの乳房を露出させるために開けられた、大きな穴。
服の中で、そこだけが存在感を放っている。
そして、頂にあるピンクの蕾も。
美香は無防備だ。
(…っ)
ごくり、と唾を飲み下した。
というのも、ランダムで選ばれたコースがかなり難しいもので、気を抜くとすぐにコースアウトしてしまう。
落ちないよう注意しつつ、美香の画面の方にもちらちらと視線を向けてみるが、これがなかなか落ちずに着いてくる。
「次は…っ、負けないからねぇ…っ」
押し寄せる快感に抗いながら、確実に俺を追い詰めてくる美香。
上手いと豪語していたのは伊達じゃないらしい。
そうして、とうとう追いつかれそうになってしまう。
「やばっ…」
無理してショートカットしようとしたのが運の尽き。
俺は見事にコースアウトしてタイムロス。
そのまま、美香が一位でゴールを通過した。
「やった…あ、ああっ…、イっ、く…っ!」
そこで体が動いたせいだろうか。
美香がびくんと体をのけぞらせる。
床を見ると、透明な液体が広がっている。
「た…耐えられなかったぁ…」
「参りました。何でも言ってくれ」
これで負けてしまったならもう文句も言えない。
さあ何でも来いと、ティッシュで床に広がった潮を拭きながら身構える。
「…ベッド」
「え?」
「ベッドに座って」
「わ、わかった」
美香はふらりと立ち上がり、ドアに鍵をかけた。
そして、こちらへ来たかと思うと――俺を押し倒した。
「うおっ!?」
「総司くんが悪いんだからね?」
そう言うと、俺の上で体を180度回転させ、お尻をこちらに向ける。
目の前に急に現れた、濡れた割れ目に戸惑う暇もなく、俺のズボンに手をかけられ、ファスナーを下ろされる。
「延々と刺激を与えられる私の気持ちになってみてもらわなきゃ…」
熱い吐息がダイレクトにかかったかと思うと、次の瞬間には全体が熱く湿った感覚に覆われた。
いつかのシックスナインと同じ体勢だが、俺の手にはバイブはない。
「バイブでちょっとは練習したんだよ。上手くなってるでしょ?」
「あ、あぁ…」
本当に上達している。
元々興奮していたのはあるが、それでもどんどん快感が蓄積されていく。
今までで一番早いペースかもしれない。
「そろそろ、イく…」
「さっさと、射精、しちゃえ…っ!」
限界に達した。
腰が持ち上がって、美香の口に奥まで挿入した状態で、白濁を流し込んでいく。
「んんっ、んくぅっ…!ひ、ひど、ごほっ…」
「わ、悪い、気持ち良すぎてつい…」
少しえずくように咳をした美香は、口端から零れた精液を指で掬って舐め取った。
「まったくもう…」
美香は再び体を回して、俺のそばに寝転がった。
「もっとイかせようと思ったのに、これじゃ私の方が持たないよ」
「れ、連続は勘弁してくれ…」
「ふふっ」
小さく微笑んだ美香につられて、俺も頬が緩んでしまう。
「…ふぁ…」
小さくあくびをした美香は、眠たそうに目をぱちぱちさせている。
「少し寝ても良いんだぞ」
俺は布団を足元から上げて、美香にかけてやった。
部屋の暖房もあるが、これでより暖かくなる。
美香はゆっくりと目を閉じて、睡眠モードへと移行した。
(…しかし、美香がこんなマイペースだったとは)
普段はわりとしっかりした印象を抱かせる彼女だが、こんな一面も見られる。
信頼されていることを感じられて、なんだか嬉しい。
(暇になってしまった。久々に漫画でも読むか…)
そう思って、ふと美香に目を向ける。
既に寝息を立てている美香の、胸が目に入ってしまった。
二つの乳房を露出させるために開けられた、大きな穴。
服の中で、そこだけが存在感を放っている。
そして、頂にあるピンクの蕾も。
美香は無防備だ。
(…っ)
ごくり、と唾を飲み下した。
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